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振られたその日から逆転するラブコメ  作者: スクールストライカー
ぐちゃぐちゃな好き
17/59

ぶつかる二大天使

やっとです!



 ゛さくら゛さんは、登場一番に言った。


 「ええーと、みんなハイ注目~」


 手をパンパン鳴らして。

 全員が僕から、一気に視線を奪われる。


 これは、まずい!そう思った時はもう遅かった。


 「そこにいるイケメン誰か分かるぅ~」

 

 僕を指さした。

 そして、女の子の一人が、おずおずと言う。


 「えと、千堂君?」


 ゛さくら゛さんがニタァとして――――


 「そ、あたしの彼ぴだから。…んじゃ、よろ~」


 そう、発しては、自分の席に座った。

 してやったりというの表情が丸見えで。ただ、この顔の意図を理解できるのは僕と古賀さんくらい。


 [[[[・・・・・・]]]]


 全員の目が点になった。

 僕もそのうちの一人で、…何を言うかと思えば、そんな強硬策に出るとは……言葉も出ない。

 なんて手だ……

 僕頭の中で巡るのは、反論ではなく感想ばかり……

 まずいと解っていても、下手に言えない。

 リスクを伴う発言は、この場においてよろしくない。


 考えろー。落ち着いてー僕。

 変わるんだ!変わりたいのでしょ!

 

 スゥーハアー

 まず、まず、この混乱を活かそう。

 ・・・・・・勇気を出せよ僕っ!!


 「あ、あ、えーと聞いて下さい!」


 最初の声は裏返ったものの、僕の一番大きな声に注目が集まる。


 だけど、゛さくら゛さんは、余裕の表情だ。

 たくさん考えてきたのだろう。そして、思い至った。

 これが完璧だと。

 

 確かにいい手だ。

 考えてきたものが意味を無くしてしまった。

 ゛さくら゛さんには本当に、本当に尊敬する。……だけどそれが、私欲のためじゃなければ!


 負けない!


 「あの、゛さくら゛さん僕たち何時から付き合うことになりましたっけ。」


 周りが静かなおかげで、僕の声はよく通る。


 ゛さくら゛さんは、もじもじしだす。


 「え、え、そ、そんなの、はずかちぃ「ショッピングモールの時ですか?」」


 言い切る前に被せる。

 こんな大衆の前での喧嘩なんて、多分これが最後だと思う。

 

 ゛さくら゛さんの魂胆は、周りに認めさせて結果、付き合わざるを得ない状況に追い込むことだ。

 なら、周りに認めさせなければいい。

 信じ込む前に否定する。そして、混乱させる。

 その後の細かい動きは、その場その場で考えればいい。

 だから、まず、一つでも思い通りにさせない!


 「そうそう、「あの首を絞められた時ですか?」・・・」


 すると、ようやく周りの生徒たちにどよめきが走る。

 「首絞めるって、何?」「どっちが」「千堂なんかキレてね?」「千堂殺す」「千堂?゛さくら゛さん?どっち?」「どうでもいいけど、千堂マジでイケメンじゃね?」「誰か死んだの?」等々…


 「アハハ何お話しー?千堂君冗談きつーい。って、」

 「冗談?僕を振ったくせに?」


 「振った?」「振った?「振った?」「ん。どういう事?」「何の状況?」等々…


 そろそろキレてくる頃ではないだろうか。

 土曜日の経験から、思い通りにならないと一瞬で表情が変化させるのを知っている。

 それに、彼女のブランドはなんだと思う?

 そう、整った容姿に,人当たりがよく,明るいところだ。

 そして、それが崩れないが故に゛天使゛と呼ばれている。

 怒れば、ブランドのイメージは全て崩れる。……

 僕の中で、一度起こった事だから分かる。


 「あの日も確か、――「千堂君は、付き合ってないよ。」・・・」


 思わぬところからの助け船が渡った。

 古賀さんだ。


 「今はねー、彼女いないんだよー。」

 「・・・古賀さんさぁー、噓は良くない「噓じゃないよ。」」


 古賀さんが介入したことに先ほどより語気が荒い゛さくら゛さん。

 が、それも防がれる。


 「だってー、今私が千堂君狙っているんだもーん。」


 ・・・・・・・・・は?


 ――――僕の頭に衝撃が走った。







 




どうでしょうか?

感想,アドバイス等ありましたら、よろしくお願いします!

因みに、七回目の投稿です。

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