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振られたその日から逆転するラブコメ  作者: スクールストライカー
ぐちゃぐちゃな好き
10/59

何の用ですか?

今回も、真面目です。




 僕の思考は、次々に変化していく。

 まず初めに思ったのは、何でここにいるのか?

 偶然?……それとも、友達を連れて僕を虐めに来た?……いいや、そんな事はない。

 中学生の時に、何度かあったけれど、……そもそも、そんな人を僕は好きになったりしない。

 告白する勇気がわくほど、好きになったりしない。


 「ねえ、お兄さん?」


 じゃあ、次に、何で話しかけに来た?

 暇つぶし?……あるいは、彼女たちの縄張り?……いや、そんな時代遅れな人じゃなかった。・・・僕が言うのもなんだけども。

 いつも、女の子グループのリーダーのような人だった。


 「うーん。お兄さん聞いてる?」


 気持ちが悪いかもしれないけれど、普段、おしゃれがどうとか、いい男を紹介してだの言っていた記憶がある。

 会話の内容からだと…………

 ん?いや、待って、紹介してって、言ってたんだよね?

 どうして告った僕?

 いや、いや、そんなの、…記憶違いに決まっている。

 そんなの、どう考えたって、告白が成功する確率0じゃん。

 ・・・・・・え、あの、何も言えねえ…………


 「だ・か・ら、お兄さんってば。」

 

 ふいに、耳を打つ声が届いた。

 あ、ああ、えと、僕って話しかけられてた?

 何て言ってた?

 

 僕は、壁にもたれるのを止めた。

 二人の方へ向き直ると、両方ともビックっとした。

 で、どう切り抜けようか。…………

 ハア。


 「えっと、ご、ごめんなさい。な、何か?」

 「・・・プッ、ハハハ。お兄さん面白ーい。」


 聞き返しただけなのに、この有様。

 この後は何を言われるのだろうか?…

 ・・・・・・もう、苦手意識を持ってしまっている。

 

 昨日まで、あれ程好きだったのに…


 「ええーと、・・・どうしましたか。」

 「どうしましたか、ねえ。・・・うちら別に何かと言われても、ねえ?」


 そう聞かれるのは、今まで黙っていたさくらさん。

 左右をお団子頭にして、ワンピースを着ていた。

 その容姿は、やはり、目が引かれる程に整っている。…


 「・・・そうだねえ。強いて言うなら、これからうちらとどっか行く?」

 「やっぱり、さくらは気が合うなあー。」

 「というわけで、お兄さん。もし彼女とか居ても、うちらと行くよねえ。」


 何て強引な…って、いないけど!

 えっと、・・・・・・・・・・・・どういう事?

 どっか行くって、・・・えっ!!

 ・・・・・・恐喝じゃないの?もしくは、それらしき僕が嫌がる行為。

 ・・・・・・どういう事?

 ・・・・・・何度でも言おう。・・・どういう事?…


 「・・・・・・えっと、どこに?」

 「ん?そこら辺をテキトーに。」


 と、とりあえず、二人のアジトとかではなさそうだ…。


 もしかして、僕の事、気付いてない?…………

 昨日、話しかけないでって、言ってきたのは゛さくら゛さんだし。


 「・・・・・・ああ、うーん。二人とも、・・・僕の事知らない?」

 「「えっ?」」


 二人の声が重なる。

 そして、表情を変えて俯く。

 必死に知り合いに中から思い出しているのだろうということが、手に取るようにわかる。


 ・・・゛さくら゛さんではないもう一人は、僕も知らないけど…

 ゛さくら゛さんは、気づいてもいいんじゃない、かな。昨日、会ったし…


 そんなことを思っていると、床をコツコツと音を立ててもう一人の女性がやってきた。

 あ、


 「千堂君お待たせ―。」


 そう古賀さんが言ったとき、゛さくら゛さんの顔は、今年一面白いくらいの変わりようだった。

 やっぱり、昨日振った男のは、そんなに簡単に忘れられないのかな。…


 そして、心強い古賀さんが来て、安心するのだった。・・・情けないことに……





 


弱弱しい主人公。

応援よろしくお願いします!

ざまあ展開は、これから!!


※゛さくら゛は、主人公を振った女の子です。

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