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刃金の翼  作者: 山彦八里
三章:暗雲
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27話:アルカンシェル

 ――ヒトと古代種の“混血”


 歴史上初めての存在となったイリスの立場はひどく微妙であった。

 外見や能力の問題ではない。

 こめかみのサードアイも解放しなければ現れないため、見た目は人間と同じであるし、寿命もおそらく人間相当だろうと診断された。


 問題はヒトと古代種の争いにこそあった。

 白国教皇を襲撃した逆賊“戦乱の導”。イリスはその一味の娘に当たるのだ。

 イリス本人の訴えもあり、ギルド連盟を通じて白国には全ての事情が伝えられた。

 とはいえ、嘆願するまでもなくイリスに連座刑の適用はされなかった。

 古代種との混血であることを秘匿するのと引き換えにであるが、少なくとも国はその身に罪はないと判じられた。

 クルス達にとってその事実は一抹の救いであった――イリス本人を除いて。



「世話になったわ」


 数日ぶりにソフィアの病室に顔を出したイリスは開口一番そう告げた。

 ルベドとの戦いで受けた傷は皆、浅くはなかった。命の危険はないとはいえソフィアは未だ目覚めず、カイとクルスも絶対安静を解かれていない。

 完治したのはイリスだけであった。

 状況を考えれば顔を出せぬも仕方ないだろうと、自らも施療院を出れぬクルスは代わりとばかりにソフィアの病室に詰めていたのだが――


「イリス、今、何と言った?」

「今日限りで従者を辞めるわ。ナハトの姓と筆頭従者の地位はもうマヌエル様に返上してある」

「なッ!?」

「アンタの立場で“混血”を従者にしとくのはマズイでしょう。ソフィアの無事も確認したし、すぐに出て行くから」

「ふざけるなッ!!」


 思わず大喝したクルスは、一瞬ここが施療院であることを思い出したが、それでも構わぬとばかりに言葉を続けた。

 今、大事なのは仲間だ。


「混血だからどうしたというのだ。そんなことでお前が今まで築いてきたものを譲るなんてあってはならない!」

「……」

「俺は、俺達はお前を信じる。何があってもだ。だから……頼む、行くな、行かないでくれ」


 たとえ混血であろうとクルスにとっても、ソフィアにとってもイリスは代えのないたった一人だ。

 生まれが多少異なることなど遠ざける理由にはなりはしない。


「ありがとう。その言葉だけでもあなた達に仕えて良かったって思う」


 だが、返された応えは悲しいほどに透き通った笑顔であった。

 全身から力が抜ける。クルスはそれ以上、激情を留めることができなかった。


「俺達は変わらない。それでは駄目なのか?」

「……ごめんなさい」

「…………そうか。俺達(ヴェルジオン)はお前の居場所にはならなかったか」


 それはイリスの我儘だ。

 皆の居場所たらんとするヴェルジオンでは、皆に愛されるクルスの中には、イリスの居場所はない。

 変わらないのは今だけだ。本人以上にイリスはそれを理解している。

 いずれクルスはヴェルジオンの当主になり、多くの者の上に立つ。あるいは、更にその上に行くかもしれない。

 それだけの器がクルスにあることを従者であった少女は確信している。


 だが、そうなったとき、きっと自分は足枷になる。クルスという主の弱点となる。

 事実の指摘は強力な武器だ。その刃を避ける手段は決して多くない。

 尽くす筈の自分が主の足を引くなど、それだけは認められないのだ。


「だから、クルスのせいじゃないよ。――じゃあね」


 そして、従者だった少女は出て行った。

 クルスはそれ以上何も言えず、俯き、力なく椅子に腰を落とした。



 ◇



 それから暫くして、再び病室の扉が開かれた。

 もしやイリスが戻ってきたのではないかとクルスは一縷の望みを賭けて顔を上げたが――。


「……酷い顔だな」


 そこに居たのはカイだった。

 男はまだ動けるような状態ではなかった筈だ。実際、清潔そうな平服から覗く上体は隈なく包帯に包まれている。

 とはいえ、他者の下した診断もカイが無視すると決めてしまえばそれまでだ。

 侍はソフィアが落ち着いているのを確認し、次いでクルスに何があったのか視線で問いかけた。


「……イリスが混血であることに気付いていたか?」


 クルスの沈んだ様子とその問いでカイはおおよその事情を察した。

 手近な壁に背を預けて、何を見るでもなく天井に視線を向ける。


「父祖に何か混じっているとは感じていた。おそらくソフィアもその程度にしか察していなかっただろう」


 傭兵の子として生まれ、実力主義の近衛騎士の世界で育ったカイにとって、他人の出自など気にするようなことではなかった。

 重要なのは性能と相性だ。その点でイリスには文句のつけようがなかった。

 だが、今にして思えば、いくつかおかしなこともあった。

 獣人(セリアン)以上に優れた五感や反応速度、異常に高い賦活能力と魔法への抵抗力。

 なにより秘匿技術に限りなく近い『魔弾生成』を生まれつき有していたこと。

 これらに該当する種族など古代種の他に存在しないだろう。

 カイでも、気付けるだけの材料は揃っていたのだ。


「古代種は子を為せないと聞いていたからな」

「なら、イリスは奇跡や多くのものに愛されて生まれたのだな」

「それは俺達が判ずることではない」

「……そう、か。そうだな」


 クルスもまたその胸に後悔を抱いていた。

 イリスは十年近い付き合いの中でソフィアの“共鳴”を受けたことがなかった。

 それだけは避けようとする心をソフィアが察していたからだ。

 触れたいけど触れられたくはないという、その矛盾。

 おそらく、本人も薄々は己の出自に気付いていたのだろう。

 なのに、クルスはその苦悩に気付かなかった。分かち合ってやることが出来なかった。


「俺は……主失格だ」

「追いかける気はないのか?」

「追いかけるさ。けれど、それから(・ ・ ・ ・)どうすべきか、分からない」


 追いかけて、引き留めて、それだけではイリスはきっと納得しない。自分達の足枷になると彼女は言ったのだ。

 悔しかった。イリスも、他の人々と同じクルスが守らんと誓った存在だ。その誓いには一切の曇りはない。

 だが、自ら離れようとする者を引き留めることは果たして守ることなのか。自分たちといることで大衆の耳目に晒し、いらぬ中傷を負わせるだけではないのか。

 それがクルスを迷わせる原因だった。

 そうして、延々と感情の底なし沼に沈んでいく騎士を見て、カイは溜め息をついた。


「クルス、お前は甘い……いや、優しすぎるのだろう」

「どういう意味だ?」


 カイが他者の信条に口出しするのは随分と珍しいことだ。

 目を瞬かせたクルスにカイは常の無表情のまま言葉を紡ぐ。


「人は生きている以上、どこにいても誰といても必ず傷を負う。イリスがヴェルジオン家にいようといまいと、それは変わることのない世の常だ」

「だからといって傷つくことを強要するのは傲慢に過ぎる」

「なら、何故お前はソフィアを人の世に連れ出した?」

「!!」


 迷いなく核心を貫く言葉がクルスの心の蓋をあける。

 読心を持つソフィアにとって人のあふれる世界は他者の“声”により絶え間なく精神を苛むひとつの地獄だ。

 傷つけたくないというのなら、誰もいない実家の離れに隔離しておくべきだった筈だ。彼らの父、イオシフがそうしたように。

 だが、クルスはそれを良しとはしなかった。


 人は他者を傷つけるだけの存在ではない。孤独なままではきっと寂しい。

 だから、そうではない世界を探す。ソフィアにもきっとそんな世界がある。

 それはクルス一人では考え付かなったことだ。イリスがソフィアの隣にいたからこそ、外に出てもやっていけるとクルスは信じられたのだ。


 ――それが騎士の出発点だ。


 ああ、とクルスは心に納得を得た。イリスもソフィアと同じなのだ、と。

 だから、今度は彼女の為に傷つくだけではない世界を探す。ないなら作る。

 言葉にすればひどく簡単なことだった。

 心が定まる。精神が底なし沼から生還し、蒼の瞳に光が灯る。

 その光こそ妖精(シオン)が愛し、(カイ)が主と認めた魂の顕れだ。


「信じると決めたのだろう、リーダー?」

「そうだ、俺は“仲間を信じる”。拒絶された程度で曲げる道理はない」


 毅然として顔を上げたその姿に、カイは王の器を垣間見た。

 その眩しいほどの輝きは己にはない。侍は太陽にはなれないのだ。

 だが、太陽の道行を斬り拓くことはできる。

 だから、それでいいのだろう。


「カイ、何か手があるんだな?」

「既にソフィアが用意してくれていた。俺はそれを伝えるだけだ」


 主が立ち直ったならば後顧の憂いはない。

 カイは来た時と同様、静かに病室を後にした。



 ◇



 街に出て数分、旅装に身を包んだイリスはすぐに見つかった。

 この一年、慣れ親しんだ気配だ。

 それに、イリスにはもう気配を隠す気力もないのだろう。


「別れの言葉は勘弁して。一度だけでもう限界なの」

「……」


 二人の他は誰もいない路地裏で、イリスは背を向けたまま拒絶の言葉を放った。

 だが、その背を見つめるカイに変化はない。聞きたいのはそんな上っ面の言葉ではないのだ。


「できれば今日中に次の村に行きたいんだけど?」


 暗に引き留めるなと告げてイリスは振り向いた。

 周囲の背の高い建物に遮られて陽光は路地裏まで満足に届かないが、それでも少女の落ち込みようははっきりと表れている。

 顔を合わせなかった数日で随分と沈んだ目になったな、とカイは微かに眉を顰めた。曇った真紅の瞳。何も写さぬ虚無だけがそこにある。

 かつて、すぐ傍にあった暖かな気配も溌剌とした笑顔も今はない。

 北風のような凍える手触りだけが男の胸に去来する。


「……そう時間はとらせない」


 一歩を踏み出したカイを見て、イリスはさらに辛そうな表情をした。

 つい先日まで男は半身が焼け爛れた重傷だったのだ。再生魔法で治した箇所はまだ包帯に覆われている。

 対して、イリスの傷は跡すら残さず治っている。その事実が自分が人間でないことを痛感させる。

 そうして勝手に傷つく自分がひどく醜いものに思えて、少女の心は更に沈んでいく。


「……嫌じゃないの?」


 ぽつりと少女は呟いた。

 問いかけにも懺悔にも聞こえるその言葉にカイはなんと返答すべきか迷う。


「私は……アンタの父親を殺した一味の娘なのよ」


 これ以上嫌われたくない。そんな気持ちが伝わってくるのは気のせいではないだろう。

 だからこそ、カイは意識していつも通りを保つ。


「違うな。ジンを斬ったのは俺だ。履き違えるな」

「ッ!!」

「お前こそ、父親を殺した男が近くにいるのは嫌だろう?」

「そんなことない!! それに、父さんを殺したのは私達よ。アンタだけじゃないわ」

「……そうか」


 空しい言葉の応酬だった。

 色あせた視界の中では想い人の姿もはっきりとはみえない。

 イリスは空回りする心のままに、その奥底に溜まった澱を吐きだす。


「私、何でこんなに駄目なんだろうね」


 貴方とはこんなにも似ているのに。こんなにも互いの距離が遠く感じる。

 そんな言葉にならない声が少女の胸を締め付けていた。


「私はね、アンタみたいに強くもないし、キレイでもないの。結局、最後までソフィアに明かせなかった。自分がニンゲンじゃないって言えなかった」

「だが、その秘密はもうなくなった」

「そんな簡単には割り切れないわよ!!」


 だから、初めて会った時、何の躊躇もなく心の全てを明かしたこの男に嫉妬した。

 暫くして、自分に出来ないことを軽々と――その裏には想像を絶する地獄があったが――やってのける姿に憧れるようになった。


 触れられることが嫌ではなくなったのはいつからだっただろうか。

 自分から触れるようになったのはいつからだっただろうか。

 その刃のような横顔を見るたびに心がざわつくようになったのは――。


 今ではもう全てが霞みがかったように思い出せない。


「……筆頭従者としてできることはもうないわ。次期当主(クルス)にふさわしい人が“ナハト”の姓を継ぐ」


 ここ数日走りまわっていたのはそのためだ。候補の目星も付いている。義父(マヌエル)に報告もしている。

 本命はアイゼンブルートのメリルになるだろうが、イリスにはもう干渉することのできない話だ。

 喪失感はない。いつかこうなるとわかっていたことなのだ。


「かもしれん。だが、ソフィアの従者はお前にしかできまい」


 戦略級契約者、読心、聖性、その身に宿した戦乱の才。

 覚悟の定まらぬ者が近付けば破滅してもおかしくない。それだけの危険性がソフィアにはある。

 カイは共にいられる者をイリス以外に知らない。

 だが、それこそ認められないとばかりにイリスはかぶりを振った。


「従者として私ができるのは、これから羽ばたいていくあの子の邪魔をしないことだけよ」

「……」

「これから戦いは激化する。私の存在はきっとあの子の足を引く。あの子は優しいから、きっと私の前で古代種と戦うのを躊躇するわ」

「白国には第一位(ネロ)もいる。あいつも古代種だが――」

「だから、表に出られないんでしょう?」


 それは“戦乱の導”の工作の成功でもあった。

 白国への執拗な破壊工作。戦乱の導が古代種の集まりであることが知られれば、ネロの立場は一層危ういものになる。

 加えて、ネロは他の古代種には負けもしないが、勝てもしない。

 すべての古代種は実力が互角になるように生まれているからだ。成長も老化もなく、その力関係は平衡を保ったまま幾千年と変わらない。

 独力で勝てるのなら、ネロとてこんな迂遠な手は使わないだろう。

 人の力を借りねばならない。十二使徒という手足を介さねばならないのだ。その為にネロは少なくない代償を払っている。

 イリスは従者として知る見地から、カイは直属の使徒として活動していた経験から、それを理解している。否定はできない。

 四大国の治めるこの大陸は決して古代種の血に連なる者に優しい世界ではないのだ。


「ねえ、もう勘弁して。これ以上は心が動いちゃうから」

「……」

「お願い。あなたに見せる最後を泣き顔にしたくないの」


 きっと今の自分がギルドに残れば皆を駄目にする。

 英雄に覚悟のない者が近付けば破滅する。

 心の折れた自分ではもう傍にいることはできない。

 結局のところ、それがイリスの心の根っこだった。


 そして、カイが聞きたかったのはそれだった。

 ようやく辿り着いた。


「離れていようと俺たちが仲間であることに変わりはない」

「うん。その言葉だけでも嬉しい。私は――」

「だが、伝言(・ ・)くらいは許せ。それ以上は引き止めん」

「伝言? 誰からの?」


 ヴェルジオンの従者としては終わりでも、仲間(カゾク)として一緒に居られる。カイはそう信じている。

 心が折れたのならまた立ち上がればいい。その手伝いくらいはきっと自分でもできる筈だ。

 故に、男は相手の心の奥へさらに一歩を踏みこむ。

 この両脚は前へと駆ける為のものだ。足踏みして躊躇する為のものではない。


「――“アルカンシェル”、ソフィアが提案した俺達のギルドの名前。五色の神よりも古き時代の言葉。イリスは意味を知らなかったな?」

「うん、しらない」


 魔物、古代種、そして人間同士と長く続いた戦乱の為に、この大陸には“意味の失われた言葉”がいくつもある。

 だから、イリスも特に気に留めなかった。その音の響きに秘められた郷愁に気付かなかった。


「知っていれば反対したかもしれない。“柄じゃない”とでも言ってな」


 男の顔に淡い苦笑が浮かぶ。

 ソフィアはいつかこうなることがわかっていたのかもしれない。

 視えずとも、知らずとも、不意の別れに後悔しない為に。


 あの優しい少女はまだ眠っている。

 故に、カイは己とソフィア、そして託されたクルスの三人分の想いを込めて言葉を紡いだ。



「――アルカンシェルの意味は“空にかかる弓”だ」



 ソフィアはこのギルドが皆の、そしてお前の居場所になるようにと願った。

 異なる色、異なる存在でもきっと共に居られると信じた。

 この名はその証だ。

 違うか、虹の女神(イリス)の名を持つ者よ。


「――――」


 言葉が届き、その意味を理解した瞬間、イリスの視界が大きく開かれた。

 色あせていた視界が鮮やかに彩りを取り戻す。

 脳裡にかかっていた靄は瞬く間に切り払われた。

 唯々、喜びのような、驚きのような、不思議な感情が胸一杯に生まれて、溢れていく。


「あ……」


 空は晴れているのに、不思議と頬を数滴の雨が伝う。


 考えてみれば当然の話だ。

 共鳴を避けて魂を明かさずとも、そこから溢れた感情に、居場所を探す心にソフィアが気付かない筈が無かった。

 ずっと一緒にいたのだから。数え切れないほどの言葉を交わしたのだから。


「ソフィア……貴女はずっと……」


 愛されたいとは望まない。ただ愛し、尽くしたいだけ。

 だが、少女はずっと前から愛されていた。“ここにいていい”と言われていたのだ。たとえその身が何であろうと。


 今こそ、少女はその想いを理解した。


 ――『かえりましょう』――


 初めて会った時の言葉がよみがえる。

 気付くか、気付かないか。ただ、それだけの話だったのだ。


「……ああ、そっか」


 本当に欲しかった物は初めて会ったあの時に貰っていたのだ。

 感情の洪水を制御できず、ぐらりと揺れた少女の体を男は優しく抱きとめた。


「大丈夫か?」

「……ええ、大丈夫。ちゃんと、立てるわ」


 言葉の通り、少女は己の両足でしっかりと地面を踏みしめた。

 顔を上げる。雨は未だ止んでいないが、その表情には溌剌とした輝きが戻っている。


「ソフィアが起きたら話をしましょう。私、まだ伝えていないことが一杯あるの」

「そうだな」


 男の無骨な指がそっと少女の頬を拭う。

 その顔には不器用な、しかし、優しい笑みが浮かんでいた。


「俺もお前に言いたいことがある。クルスも待っている。お前は“ここにいていい”んだ」

「うん……うん!!」


 溢れる感情は確とした言葉にならず、少女は男の手を取って温度を伝えた。

 腕を引かれ、多少驚いた男も触れた暖かさに微かに口元をゆるめる。


 そうして歩き出したふたりは道行く人々の中に消えていく。

 歩調はバラバラで、しかし、不思議と離れることはなかった。



 世界は残酷なばかりではない。


 流れる雨もいつかは止むだろう。

 そして、雨の後にかかる虹はかくも美しい。


 多くの色が息づくこの大陸で、彼らは今この瞬間を生きている。




 三章:暗雲 完

あとがきは活動報告にて。

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― 新着の感想 ―
[一言] 素晴らしいストーリーに感動しました! 今後も楽しみです!!
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