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(´・ω・`) 第四十九話……インフレ・デフレ・徳政令

 『インフレは庶民の敵だ!』とよく言われる。

 ……まぁ、好きな人はそう多くないだろうが。

 インフレとは即ち物価の高騰であり、貨幣価値の下落である。


 もし、貴方に100万円の借金があったとする。

 かなりの負担だ。

 しかしインフレが進んで、100万円で買えるものがリンゴ一個くらいになったらどうだろうか?


 その100万円の借金は貴方にとってどれだけの負担だろうか?

 きっとさほどではないことが判る。


 これを別の見方に変えると、お金を貸した側はどう思うのだろうか?

 きっと、貸して損したと思うに違いない (´・ω・`)


 インフレは貸した側の資産を減らし、借りる側の負債も減らしたのである。

 そう、負の負債である借金も減らしたのである。


 基本的に、一般的に言うインフレ率は食料品と燃料価格は含めない。

 気候などにより価格変動が大きいからである。



 インフレさせないと日本が滅びるという出版物が多いが、インフレに従って給料は果たして増えるのだろうか?

 そういう本は、概ね給料も上がる前提である。


 適度にインフレする米国の労働者は、きちんと給料は上がっているのだろうか (。´・ω・)?



 それはさておき、インフレにあまり連動しないものに年金支給額がある。

 我が国は年1%くらいのインフレを目指しているが、著者は方便だと思っている。


 何故ならば、我が国の国民の1/3は高齢者なのである。

 しかも彼等の投票率は高い (ノ∀`)

 私が政治家なら絶対にインフレさせない!

 自信がある (`・ω・´)www



 まぁ、それはさておき、『徳政令』は誰の為かご存じだろうか?

 その解は、金持ちの為である。


 負債を負いすぎた庶民は、その労働資力を失う。

 次の借財が出来なくなるのである。

 当然に返済にも応じることはない。


 それは金持ちと庶民の共倒れなのである。

 それに伴い貨幣も流通しなくなる。

 よって、政治家も税金をとることは出来なくなる。



 よく、生活保護がどうたらとか、福祉がどうのとか。

 インフレやデフレがどうのという人が多いが……。


 概ねは、その時の社会バランスに応じて決まるのだ。

 その時に応じた富を再分配し、その時や文化地域に応じた適温社会の創造に徹する。



 何%インフレだと良いとかではなく、その時の適温がきっと違うのだ。

 もっといい社会を目指して……、


 この拙作も笑い話になるような幸せな未来を目指して (∩´∀`)∩~♪


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― 新着の感想 ―
[良い点] 昔は預金の金利が7パーセントと言われていましたが、今思うとそれだけインフレしていたのかと考えさせられます。 最近漸く失われた30年の深刻さを実感しました。 グローバル社会に於いてのデフレや…
[一言] >何%インフレだと良いとかではなく、その時の適温がきっと違うのだ。 これはまさにその通りでしょうね! 何事もバランスが大事ですね( ˘ω˘ )
[一言] 万人に公平は出来ないにしても、よくわかりません。
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