(´・ω・`) 第四十五話……失業率と平均時給
コロナにあまり関係ない話をと思っていましたが、もう一年たちましたので、ある程度話題に織り込んでいこうかと思っています (`・ω・´)ゞ
コロナ禍でからの株式の回復は、最初K字回復と言われていました。
負け組の既存企業を置き去りにして、先進企業だけ回復する構図です。
先月、ようやっとTOPIXが2000ポイントの大台を回復。
買われすぎた先進企業株が売られ、既存企業株が買われる構図となりました。
……が、再びの感染拡大。
既存企業株は大きく売られ、TOPIXは大きく下落。
再び、先進企業株が優位に戻ってしまっています。
ちなみに、コロナで大打撃を受けている【宿泊・飲食業】にお勤めの方は、全就業者の10%に近い数ですが、売り上げは日本全体のわずか2%に満たないのです。
失業率に多大な影響がある一面、日本経済全体に及ぼす影響は小さいのです。
これは日本のみならず、米国にも現れる現象です。
実は米国は、コロナ禍になると、平均賃金が上がるのです。
理由として、宿泊や飲食業にお勤めの人は給料が安く、彼らが失業すると平均時給が上がり、景気が回復すると、彼らの就業が戻り、平均時給が下がるのです。
良く似た現象が、韓国経済です。
現在、『韓国の平均賃金は日本を上回った!』と、メディアの皆さんが騒いでいますが、韓国の失業率は日本の数倍なのです……(´・ω・`)
韓国の方が、安い賃金の方が大量失職しているだけなのです。
まぁ、特段才能のない普通の人からすれば、失業不安の少ない社会の方が良いですよね。
こういうのを是正するには、安定に高給を貰う公務員の方を、景気に応じて失職させるしかないと思います。
やっぱり、実際に行政を行う人たちが、失業の怖さを実感してもらわないと無理だと思うのですよね。
コロナ禍で公務員や大手マスコミの方は失業しませんからね。
どうしても痛みが判らないのです (´・ω・`)
コロナ禍など大きな社会事変が起きると、結局割を食うのは低賃金労働者ということが再び実証されました。
その証左として、コロナ禍で富裕層はさらに豊かになりましたね。
富裕層とまで言わないまでも、公務員に代表される失職しないデスクワーク等ができるホワイトカラーは、投資余力が多くあります。
よって、このコロナ禍の資産運用で、職業における貧富の差はさらに開いたと言われます。
……人類の本当の敵は、コロナなんかではなく、現代社会における所得分配の構造かもしれませんね ><。
(´・ω・`) 相場ネタを扱う話としては、かなり赤色ぽいネタも多い作品となっております。




