オンリーワンよりロンリーワン
「オンリーワン、オンリーってさなかなかないよな」
A男がいった。
「あぁそうだな、オンリーワンっていうのはオンリーだけど、類は友というようにオンリーでもカテゴライズ的に似た人間はいるな」
B男がいった。
「だけど、やっぱり、似てるけど違うんだよな」
A男は同意しつつ答える。
「というと」
B男は彼の目を見て言う。
「例えるならば、フクロウと鷹だ、どちらも猛禽類であるが違う、それと同じだよ」
「それは、言えてるな」
B男は寸分の時間を待って答えた。
「しかし、どの動物も群れに属しているのは確かだ」
A男は反論的な弁述を述べる。
「だけど、一人の時間も必要だな」
B男は一人の時間の必要性も述べる。
「なるほど、それは、言える。マクベスでいうところの文章表現に似ているな。」
「群れは孤独、孤独は群れのようなものか?」
B男は聞く
「まぁそのようなものといっても構わないだろう、きれいはきたない、きたないはきれいというようにね!」
A男は坪にはいったのかたか笑う発音になった感じであった。
「人間誰しも孤独っていうのはきたないと思ってるのかな?」
B男が聞く
A男はしばし談笑の余韻に浸りつつ
「まぁそうかもしれない、そして、群れはきれいなものだというのは間違いなく一般的なきれいごとにはいるかもしれない」
「しかし、それは全てのことに入ると言えるのか?A男」
B男は聞く
「いや、言えない、だから、孤独と群れの理論は必ずしも世界に当てはまるとは言えないのかもしれない、というのもお互いの文化と価値観にはちょっとした違いがあるからね」
「よきをわろし、わろしをよきに?」
「そうだね、そう考えるとつまり、絶対的権威や知識というものは存在せず、恒久的平和というものは絶対的権威というものがあるから存在するのであって、そこに住まう人々も絶対的知識によって絶対理解の波及した社会ということになる。」
「まさしく、ユートピア、今の社会はディストピア」
再びA男はナイスだなと言って笑いつつ事を言う。
「そうとも言えるかもな、だから、私たちはベターというものを求めることが大事であって、そのためには心の健康さによって国の運命が決まるといっても言えなくはないだろうし、」
「私たちの世界は国はどうだろうか?」
「現在進行形かな、だけど、唯一求めるのはベターを求めることには変わりないのかもな、というもの、ベターという心理は善悪の区別よりも共有しやすいからね、だから、僕たちや他の人もベターな感じで世界について考えたりするのがいいと個人的には思うよ」
「確かに、それも一利ある、つまりはロンリーワンなんだな、一人、一人の考えを持つことが必要というわけだ」
「ですね」
A男とバス停に来たバスに乗り、B男は図書館に行き、本を取り出してシェイクスピアの『マクベス』を読む。




