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付-12-2. 12章『輸客』までの人物紹介

本ページでは、12章『輸客(ゆかく)』にて登場した主要人物の紹介文を纏めました。











●コバト



依頼人からの運搬依頼を受けて街々を高速で駆ける王国の飛脚、早馬商人。

野宿道具や護身具といった装備を限界まで減らし、持つ者は最低限の食糧と最低限の装備、そして依頼品のみ。

徹底的な軽量化と厳しい訓練により、徒歩では10日・馬車でも4日掛かる行程を彼らはたった1日半で駆ける。

それが依頼品の特急配達に特化した存在、早馬商人である。


野宿道具も大した護身具も持たない彼らは、単独で野宿をすることが出来ない。

そのために途中の町で泊まるか、たまたま街道上で野宿を開いていた様々な馬車便に身を寄せて夜を過ごすのだ。


そんな中、ある晩計介一行の下に身を寄せたのがコバト・リアンの早馬商人ペアだったのである。




早馬商人をかれこれ何年も務めているベテラン青年早馬商人、コバト。

性格は明朗快活で、早馬商人を体現したかのように後先考えずとにかく突き進む。まるで職業病のような性格だ。

ただ、残念ながら性格のみならず頭もちょっと駆け回っちゃっているご様子。特に人の名前を覚えられない。

気遣いや気配りといったデリカシーも何処かに置き去りにしてしまったみたいです。


とはいえ、それでも早馬商人の仕事に関してはピカイチ。

特に勘が鋭く、『仕事中に二択に迫られた時には彼を頼れば間違いない』と所属する早馬事務所では云われているほど。

王城や領主からの特急依頼品もご指名で呼ばれるほどの腕は伊達じゃないのだ。


……まぁ、仕事以外での勘はまるで圏外だそうだけど。




名前の由来:『共分散の』の英語、『covariant(コバリアント)』。











●リアン



夜の睡眠時間を除き、ほぼ2日間休みも無く高速で騎乗し続けられるほどの体力・集中力が必要な早馬商人。

それ故に男ばかりになりがちな界隈の中、珍しい紅一点の存在。それが、コバトの後輩になって2人組で仕事をこなす若手女流早馬商人・リアンだ。


性格は彼と正反対のしっかり者で、先輩のコバトを後ろからしっかり補佐する真面目な後輩。……というか、下馬後のコバトは正直言うとポンコツなのでリアンが居ないと仕事にならない。

ある意味、走る才能しかないコバトの手綱をガッチリ握るのが彼女なのだ。


ただ、如何に先輩がポンコツとはいえどリアンは先輩のコバトを尊敬している。

特にコバトの『早馬商人の勘』は盗んで我が物にせんと、彼の一挙手一投足から熱心に観察しているらしい。

軽い口論になって口調が厳しくなろうとも、ちゃんと先輩を信頼しているからこそなのかもしれない。




名前の由来:『共分散の』の英語、『covariant(コバリアント)』。

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この巻末付録の本編は『数学嫌いの高校生が数学者になって魔王を倒すまで』です。

本編でもお待ちしております!
 
 
 
 
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