一本梅のの様『ほねほね騎士は天に召されたい』
「ああ、今日はレビュー日和だな」
子どもの日の爽やかな青空にうなずいて、鯉のぼりと一緒にレビュー喫茶店の看板を出しました。
わたしはレビュー喫茶店の喫茶マスターのくまごろうです。どうぞお見知りおきくださいね。
このレビュー喫茶店は、おすすめの一冊を語り合う喫茶店でございます。
今日はどんな一冊に出会えるでしょうか――?
「くまごろうさん、トゲテル青空だね」
「ハリヤマさま、こんにちは。ええ、今日は青空がトゲていますね」
トゲビルポーズをビシッと決めたハリヤマさまがいらっしゃいました。今日は子どもの日なので兜をかぶっておりますね。
「ハリヤマさま、いらっしゃいませ」
兜をかぶったアライさんが挨拶をするとハリヤマさまがおすすめの一冊をカウンターに置きました。
本日のおすすめの一冊、どんな本か見てみましょう。
「これは一本梅のの様『ほねほね騎士は天に召されたい』ですね」
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《本日のおすすめの一冊》
◇作品者/作品名
一本梅のの様
『ほねほね騎士は天に召されたい』
(https://book1.adouzi.eu.org/n9922hb/)
◇ジャンル/文字数
異世界〔恋愛〕/ 24,974文字
◇あらすじ
聖女見習いのジーナは、ダンジョンでイケメンな骸骨騎士と出逢った。
なりゆきで一緒に暮らすことになったけど、え、ちょっと待って!
「はい、あーん」
なぜか、全力で甘やかされてる?
「ジーナは何をしても可愛い。可愛くて可愛くてたまらない」
どうしよう、ドキドキが止まらない! 相手は骸骨さんなのに!
これは、ひとりぼっちだった聖女見習いの少女が、過保護な骸骨騎士と一緒に幸せを見つける恋物語。
(『ほねほね騎士は天に召されたい』の小説情報より引用しています)
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トゲテルポーズをトゲっと決めたハリヤマさまがレビューのお手紙を見せてくれました。
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◇レビュータイトル
骨までイケメンなんてずるいです……♡
◇レビュー本文
ピンチの時に颯爽とイケメンさんが現れて助けてもらったら、絶対にどきどきしちゃいますよねーーそれが、たとえガイコツの騎士さまだったとしても……!?
この物語の主人公は、聖女見習いのジーナ。ある日、立派な聖女になるためにダンジョンで修行をしていたら魔物に襲われてしまい絶体絶命なところをガイコツ騎士さまに救われます。
ガイコツ騎士さまが天に召される方法を探すために、なぜか一緒に生活することになってしまって……。
骨なのに骸骨なのに、ガイコツ騎士さまの言葉や仕草、それに行動がイケメン過ぎて胸のきゅんきゅんが鳴り止みません!
ジーナちゃんの一生懸命に取り組む姿勢がとってもかわいいので絶対応援したくなりますし、随所に散りばめられた『骨言葉』も骨を惜しまず探したくなりますよ。
ちょっと不思議な二人ですが、あまあま、ほのぼの、最後はとっても素敵なハッピーエンドーー骨休みにぴったりなイチオシ作品です♪
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「ガイコツ騎士なんだけど、男らしくてすごくトゲテルるんだよ!」
ハリヤマさまのトゲっと決めた言葉にアライさんが大きくうなずいています。
「わかる! イケメンって見た目が格好いいことだと思っていたけど、本物のイケメンはガイコツでもイケメンなんだなって思っちゃうよね」
「その通り! 骨までイケメン――っ!」
兜が落ちないようにアライさんはこくこくとうなずきます。
「子どもの日だから素敵な大人の男性を見てみるのもいいと思うんだよね」
「そうだね! 見本や目標があったほうがいいもんね」
うんうん、とうなずいて語り合うハリヤマさまにコトリ、とお皿を置きました。
「ハリヤマさま、骨休めに柏餅をどうぞ」
わたしももちろん『ほねほね騎士は天に召されたい』は拝読しております。わたしのイチオシは随所に散りばめられた「骨言葉」でございます。
いくつあるのか骨を惜しまず数えてみたくなる素晴らしい一冊ですよ。
「ハリヤマさま、おすすめの一冊をありがとうございます」
本日のおすすめの一冊である一本梅のの様『ほねほね騎士は天に召されたい』は、くまごろうの本棚に入れておきますので皆さまも手に取ってみてくださいね。
ここはなろう森にあるレビュー喫茶店。
今度はどんなおすすめの一冊に出会えるか楽しみですね。
またのお越しをお待ちしております。







































