倉河みおり様『カウント90 ~彼とわたしの終わりの始まり~』
「ああ、今日はレビュー日和だな」
ひんやりする秋空にうなずいて、レビュー喫茶店の看板を出しました。
わたしはレビュー喫茶店の喫茶マスターのくまごろうです。どうぞお見知りおきくださいね。
このレビュー喫茶店は、おすすめの一冊を語り合う喫茶店でございます。
今日はどんな一冊に出会えるでしょうか――?
「くまごろうさん、トゲビル大会の応援にきてくれてありがとう」
「ハリヤマさま、今年も優秀おめでとうございます」
美しい針山を競う秋のトゲビル大会で今年も見事な優勝を果たしたハリヤマ様がトゲテルポーズと優勝メダルを見せてくださいました。
見事なピカピカ金メダルとトゲトゲポーズですね。
ハリヤマ様がおすすめの一冊をカウンターに置きました。
本日のおすすめの一冊、どんな本か見てみましょう。
「これは倉河みおり様の『カウント90 ~彼とわたしの終わりの始まり~』ですね」
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《本日のおすすめの一冊》
◇作品者/作品名
倉河みおり様
『カウント90 ~彼とわたしの終わりの始まり~』
(https://book1.adouzi.eu.org/n7728gh/)
◇ジャンル/文字数
現実世界〔恋愛〕/ 149,689文字
◇あらすじ
疎遠気味だった幼馴染の圭と、期間限定で付き合う事になった流羽。
恋人としての圭を知る度に、終わりを意識するたびに、切なく苦しくなってきて……。
注:サブタイは、その回の内容とは全く関係ありません。
(『カウント90 ~彼とわたしの終わりの始まり~』の小説情報より引用しています)
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「時間の制約がある恋はすごくハラハラするよね!」
今年の決めトゲポーズをトゲっと決めたハリヤマ様はレビューのお手紙を見せてくださいました。
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◇レビュータイトル
じれじれもどかしい恋物語にかけられた魔法とは——?
◇レビュー本文
有名な魔法使いも、夜0時になると魔法は解けると言いました。人や物にかけた魔法は解けてしまうのです。
では、物語にかけられた魔法なら——?
物語の主人公は、誰とも付き合ったことのない大学生の流羽。彼女にかけられた魔法は、背が高く端正な顔立ちの王子様みたいな幼馴染の圭の彼女になること。
そして、この魔法が解けるまで、あと90日。
ある日、同じ大学に通う疎遠気味だった幼馴染の圭と偶然出会い、彼女に振られたという圭から彼女が出来てもすぐ別れる客観的な原因が聞きたいと頼まれ、3ヶ月の期間限定で付き合うことになってしまう。
圭から与えられる手の温もりや甘い眼差し、優しい笑顔に言葉、そして溶けるようなキス——流羽の胸が高鳴るほど、切なさが増していってしまい……。
魔法が解けると信じる流羽とずっと流羽への恋心を隠してきた圭。不器用なふたりにかけられた物語の魔法はハッピーエンド——ぜひお楽しみ下さい♪
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「期間限定だと思っていると相手の言葉や態度を信じたいのに信じきることができない……そこがじれったくてもどかしくてたまらなかったなあ」
ハリヤマ様はトゲビル大会の当日に向けて厳しい追い込みをしますので、時間や日にちの決まっているものに対して熱いトゲるような想いがあるのです。
「恋人期間のカウント90をしていく二人にドキドキしたりハラハラしたり、すごくわくわくする作品なのはもちろん――サブタイトルの遊び心がすごくトゲテル! とても好きだったんだ!」
真面目なことも素晴らしいですが、ひと匙の遊び心があると物語もとても豊かになりますよね、とわたしもうなずきます。
トゲビル大会が終わったハリヤマ様にあたたかなおでんを用意しながら、トゲトゲが大好きなハリヤマ様にトンガリトゲトゲなこんにゃく串を作ります。やっぱり遊び心が大切ですからね。
ふう、とピカピカ金メダルをひとなでしたハリヤマ様にコトリとお皿を置きます。
「ハリヤマさま、トンガリトゲトゲこんにゃくおでんをどうぞ」
「くまごろうさん、ありがとう」
「ハリヤマ様、素晴らしいおすすめの一冊をありがとうございます」
本日のおすすめの一冊である倉河みおり様の『カウント90 ~彼とわたしの終わりの始まり~』は、くまごろうの本棚に入れておきますので皆さまも手に取ってみてくださいね。
ここはなろう森にあるレビュー喫茶店。
今度はどんなおすすめの一冊に出会えるか楽しみですね。
またのお越しをお待ちしております。
本日のおすすめの一冊がある『くまごろうの本棚』は、お星さまの橋を渡るとたどり着きますよ。
まっすぐ下へお進みくださいね。







































