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魔女の愛弟子  作者: 井川林檎
第五部 いばら姫
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いばら姫4

姫を眠りの中から救うために、自分の命を差し出すという金砂水晶。

しかしペルは、別の選択肢を見つけ出し、「依頼主」の体の中に入り込むのだった。

その7 いばら姫 4



 濃い緑の垂れ幕が目の前に落ちかかり、そして、すぐにそれは払われて空気中に散じて消える。

 石の壁に囲まれた暗闇の中に立っているのは変わらなかったが、わたしは自分の顔のよこに、小さな窓があつらえてあるのを知った。空気の流れが顔にあたり、妙に生暖かく感じるのだ。


 塔の中は冷え冷えとしており、悪天候の野外のほうが、あたたかい。

 ……ぴちょん、ぴちょん。

 どこかから、水が垂れ落ちている音が聞かれる。

 暗闇の中で石の隙間から雨水が侵入し、床に水たまりを作っている――。


 不快な湿気の中、酸っぱい腐臭が漂っている。

 まるで盲目になったように思われるほどの暗黒の中、わたしはワンズの灯をかかげて四方を見回した。

 正面には砂金水晶がワンズをかかげて立っており、彼の後ろには錆びた鉄の手すりがあった。

 わたしは足元に灯を当てる。

 果てしない暗闇が足から下に続いており、一歩踏み外すと真っ逆さまに飲まれてしまうようだ。

 

 そこは、塔のらせん階段を上がり切った、最上階らしかった。

 

 砂金水晶は、かかげているワンズを持ち替えた。灯を向けると、彼の側に鉄の扉がはめ込まれているのが見えた。

 さび付き、朽ちかけた城の中で、その扉だけが磨かれ、光沢を放っている。


 ……ここに、「依頼主」が眠っている。


 「魔女の愛弟子よ」

 砂金水晶は、半分が黒ずみ、崩れかけている顔をこちらに向ける。闇の中で緑の瞳が妖しく輝いていた。

 「……姫の元へ案内する」

 重たい音を立てて、鉄の扉が外側に開く。

 すると、鼻をつままれてもわからないほどの暗黒に、白い光が差し込んだ。

 扉の向こう側は、別世界のように明るく、小奇麗な様子だ。石の壁は変わらなかったが、アーチ状の窓からは外光が入り、部屋の隅々までを明るく照らしている。

 

 こつん、と室内に入ると、わたしは四方を見回す。

 まず、大きく古めかしい、カーテンで覆われたベッドがある。そこに「依頼主」が悠久の眠りについているのだろう。

 調度品は非常に古めかしいものばかりだが、どれも豪華で、繊細な彫刻が施されていた。

 そしてわたしは、アーチ状の窓に目をやる。


 ちょうど今、雷鳴がとどろいた。

 塔の外は嵐のはずである。

 ところが、この部屋の窓から見える風景は、まぶしく晴れ渡る初夏の空なのだった。

 白い綿雲がゆっくりとよぎり、小鳥が飛んでゆくのが見える。


 (姫のための、偽りの世界――)


 悪天候が永久に続き、綿花の栽培がままならくなり、村が滅びに向かっていても。

 いにしえから繁栄してきた王の一族が、滅んで行っても。

 この部屋は、全てから姫を覆い隠している。守り抜いている。


 わたしの後から、砂金水晶が静かに入室し、鉄の扉が再びしまった。

 構わず、わたしは「依頼者」の眠る天蓋付きベッドに向かう。桃色がかったレースのカーテンは、盛り上がっている布団を透かしている。そこに、「依頼主」が眠っている――。


 わたしは集中する。


 ドンドン、ドン……。


 聞こえる。


 「出して。ここから出して」


 激しく泣きじゃくる声。気が遠くなるほどの年月を眠りの世界にとじ込められ、鳴き続けてきた声。

 


 ここは誰もいないの。

 彼もいないの。あんなに約束したのに。同じ時間を生きようって約束したのに――。


 衣擦れの音がした。砂金水晶が俯いたらしい。

 わたしは灯の消えたワンズを胸に置き、「依頼主」の意識を探ろうとする。……だが、やはり反応がない。

 必死の「依頼」、ただ「出してほしい」という思いが伝わるだけである。


 カーテンの向こう側で、美しく複雑な運命の縮図が展開される。それは光り輝き、いかなる障害も問題とせず、わたしの目に届けられる。

 その運命の縮図を改めて調べ――わたしは正式に判断を下す。


 この「依頼」は、契約成立可能なものである、と。


 

 「西の大魔女の代理、魔女の愛弟子として、この『依頼』を受ける。この『依頼』は等価交換の法則に乗っ取っており、契約成立可能である」


 ワンズをかかげ、宣言すると、わたしは後ろを振り返る。

 そこには、体の半分を朽ちさせた、瀕死の金砂水晶が立っていた。

 「『依頼主』の代理として、あなたに問う――」


 契約が成立した暁には、何が起こるのか。

 それを、彼に見せなくてはならない。彼は全てをしっかりと見届け、そのうえで、大きく頷いた。


 「契約を遂行して欲しい」


 ……。


 姫を閉じ込めている眠りの世界は、強固な結界である。その結界をくずすには、結界を張った本人の魔法の力が必要である。

 わたしは、砂金水晶の残り僅かな魔力を見据える。……すべての魔力をつぎ込んでも、結界を崩すことはできない。だから、彼は別の何かを代償として差し出さねばならない――。


 砂金水晶は、ゆっくりと床に膝をつくと、首を垂れた。

 ころころといばらのワンズが床に転がり、わたしの木靴に触れて止まる。

 

 「……わかって、いる」

 無言のわたしを前に、砂金水晶は穏やかに言った。

 「わたしの命を取ってほしい、愛弟子よ。だが急がねばならない」


 さらさらと落ちてゆく砂時計よ。

 砂金水晶の寿命は今にも尽きようとしている――。

 体の半分を朽ちさせながらも、姫の眠る場所を守り続けてきた、魔女――。


 

 わたしは彼から視線を外した。

 彼の言葉とは、まるで別の事を考えているのである。

 確かに、等価交換の法則に乗っ取るならば、ここで砂金水晶の命を取り上げるのが最も手っ取り早い。それが一番問題のない、魔法である。

 だが――。


 (ゴルデン)


 ここにいない者に呼びかけても、何にもならない。

 わたしは呼吸を深くし、ベッドのカーテンを開いた。

 「なにを、す」

 砂金水晶が反射的に立ち上がり、わたしに掴みかかろうとしたが、ワンズを向けてはねのけた。

 バリアの魔法を受け、金砂水晶は丸めた紙屑のように宙を舞い、石の床に叩きつけられる。


 「契約の遂行の邪魔をするならば、今すぐ契約を取り消してやってもいいのだ」

 (そうだ、まだ方法がある――)


 大きく目を見開き、床に尻もちをついて、金砂水晶はわたしを見上げていた。

 わたしは無言でワンズをかかげ、魔法陣を描く。

 たちまち結界の魔法が発動し、わたしと姫以外の者ははじき出された。


 黒曜石の夜空の輝きが部屋を包んでいる。まるで星屑の中を漂っているようだ。

 わたしは更に「依頼主」に近づいた。

 蝋のように白い顔で、眠り続けている姫である。百年の眠りを経ても、その姿は美しく保たれている。

 柔らかな金髪が頬を包み、唇はバラ色で艶めいていた。

 規則正しい呼吸が聞かれる。……姫は、確かに「生きて」いる。


 方法はもう一つある。

 砂金水晶の命を取り上げるのではなく、砂金水晶もまた、眠りの中に落ちるのだ。

 その代わり、姫は己の「依頼」を諦めなくてはならない。その上、新たな契約を結ばなくてはならぬ――。


 (美しく保たれているその姿を、朽ちさせる)


 それが、等価交換の法則に従った結果となる。


 (そして、肉体が朽ちるまで、眠りの中から出ることはない)

 

 その代わり、愛する砂金水晶と眠りの世界の中で再会できる。

 寿命がわずかな砂金水晶との逢瀬は、儚いものだろう。だが――。


 (きっと、それを選ぶだろう、彼らは)


 今のわたし――恋着を知ったわたし――には、確信が持てる。

 二つの選択肢のうち、「依頼主」は後者を選ぶことだろう。



 しかし、それにはぜひとも「依頼主」と直接会わねばならない。

 わたしはベッドの上に上り、眠り続ける姫の体の上にのしかかる形となる。

 ワンズを握り、意識を集中させる――封印されている魔力がどこまで持つか、これは賭けだ――わたしは目を閉じ、己の全てを「依頼主」の体の中へ注ぎ込んだ。


 同化の魔法である。

 以外にもすんなりと魔法は発動し、わたしは眠り続ける姫の中に流れ込むことに成功した。


 

 ……。


 同じ部屋の中であるが、ここは姫の眠りの中だ。

 アーチ形の窓の側に糸車があり、姫はそこで、糸を紡いでいた。


 (カラカラカラ……)


 ものかなしげな歌を口ずさんでいる。

 窓の外では小鳥が囀り、そこから覗く庭園は初夏の美しい様相を呈していた。


 開かれた窓から、温かく爽やかな風が舞い込み姫の黄金の髪の毛を揺らす。

 


 糸車を回す姫を前に、わたしはワンズを掲げる。

 姫はわたしには目もくれず、ひたすら糸車を回し続けている――気づいていない。自分以外の人間がここにいることに。


 「『依頼』を受けて来た。あなたに選択肢を与える」


 姫は相変わらず糸車を回し続けている。歌を歌いながら――青い瞳の視点が合っていない。

 眠りの世界の中でさえ、彼女の心は壊れかけている。


 わたしは構わず、次々に映像を送り届けた。

 契約を成立させた暁には何が起きるか。二通りのパターンをしっかりと見せつける。

 どちらを選ぶか――。


 

 「醜いのは、キライ」



 ……。


 ガコン。

 唐突に、糸車が割れた。

 はじけて飛んで、床に飛び散る。

 純白の糸がほどけ、滅茶苦茶にからまって床を這う。

 その上を、姫は踏みながら立ち上がる。


 深い嘆きを秘めた憤怒の形相で、姫はわたしと対峙する。

 わたしは知っていた。この「依頼主」は、速攻で選び取った。自分の体を朽ちさせても、たとえ短い逢瀬となっても、恋人と過ごすことを願っている。

 だから、契約遂行は約束されたのだが――。


 「この、綺麗な顔」

 姫は両手で自分の頬を包んだ。いとおしむように。

 次に、黄金の髪と美しくすんなりと伸びた腕に触れる。

 「この、美しい体」


 失うのは、イヤ。イヤよ。


 「あの人が」

 魔法の夢の王国が、大きく揺れ動く。まるで地震が起きているかのように、床は波打ち、調度品は崩れた。

 パリンパリンと窓が割れ、ベッドのカーテンがまくれ上がる。


 あの人が、綺麗だと、可愛いと言ってくれた、この姿が――。


 (いけない)

 わたしは己の力が、「依頼主」の動揺により衝撃を受けている魔法の夢の空間を抑えられないことを感じる。

 封印されている状態でこの魔法を使うのは、無茶だったか――。


 「イヤアアアアア」


 摘み取られた花のように床につっぷした姫が号泣する。

 乱れた感情が夢の世界の地盤を狂わせ、わたしはついに、己の立ち位置を保てなくなる。

 ワンズを胸に置き、防御の魔法を発動させるも及ばない。空間が大きくねじれ、黒曜石の結界が唐突に砕け散った。


 

 ……泣いて、いる。

 誰かが、まぶたの向こうで。


 「姫……」


 砂金水晶か。

 だがわたしには何も見えない。固く閉じられたまぶたは開くことができない。ふかふかと豪華な布団に体を埋もれさせ、実に快適に横たわっているも、硬直したように動かすことができない。

 体の中に閉じ込められたことに、わたしは気づく。

 ここは、姫の中――。


 「姫……出会うことさえ、なければ――」


 むせび泣く声が近づき、わたしは頬に吐息が流れるのを感じる。

 組まれた指に大きな手が添えられる。

 砂金水晶が、姫の体を抱きしめている――。


 「再びまみえることは叶いませんが、今こそあなたを自由にしてさしあげます」


 

 ドンドン、ドン。

 ドンドンドンドン。

 「出して、ここから出して――」

 

 体の更に奥、眠りの向こう側に姫はいる。今も壁を叩いている。


 「出して――出して」

 (会いたい)

 ドンドンドンドン……。

 (あなたに、会いたい……)


 

 (なにを、するつもりだ)

 沈黙の中で、冷たい空気を感じる。

 砂金水晶が何かをしようとしている。

 わたしには見えない。だが、容易に想像がつく――。


 今、砂金水晶は己のいばらのワンズを喉元につきつけている。

 彼の残りすくない魔力を注ぎ、ワンズに変形の魔法をかけるつもりでいる。

 魔法が発動したら、ワンズの先端の金砂水晶はつややかな緑の切っ先となり、まっすぐに伸びて、彼の喉を貫くだろう。


 己の命を差し出そうとしている。


 (ばかな)


 

 ……。


 雷鳴がとどろいた。

 唐突に疾風が巻き起こり、わたしは自分の周囲が強い風の渦に飲まれたことを感じる。

 ばしん、と紙を破るような音がした。

 砂金水晶が驚愕の声をあげ、わたしは聞き覚えのある声を聞いたのだった。


 「貴様、俺のものをどうするつもりだ」


 俺の、もの――。


 (ゴルデン)

 まぶたを固く閉ざしたまま、わたしは悟る。

 砂金水晶の結界を破り、ゴルデンがこの部屋に飛び込んだ。

 身動きすることができないまま、わたしは耳を澄まし続ける。


 ゴルデンは部屋に降り立つと、あちこちを観察しているようだ。しばし無言で時間がすぎ、やがて彼は言った。

 恐らくは、黄金のワンズを砂金水晶につきつけながら。


 「貴様の命など、俺には何ら興味はない。『依頼』にも俺は関係がない」

 だが。

 「……だが、今、貴様が命を絶ち、魔法の契約を終結させたなら、この」

 と、姫の体を片手でさししめす。白手袋の手で。

 「女の体に入り込んでいる、俺のものは、二度と外には出られなくなる」


 また、言った。

 俺のもの――。

 (そうか、わたしはゴルデンのものだった。所有物だったのだ……)


 紫水晶の濃い気配に、強烈な怒りが混じる。

 怒りの矢をもろにうけたのだろう、砂金水晶がくぐもった声をあげた。


 ……。


 つかつかと足音が聞かれ、わたしは上品な香りをかいだ。

 すぐ側にゴルデンが立っているらしい。

 「ふん」

 と、ゴルデンは鼻で笑った。

 彼にはわたしが見えている。

 「貴様のやりたいようにやってみろ。その方法が正解かどうかは、どうせ貴様には関係がないことだ――」


 

 あああああ、と叫び声をあげて、砂金水晶が駆け込んできたが、ゴルデンはそれを一蹴した。

 ごん、と何かがものにぶつかる音がする。砂金水晶が弾き飛ばされたか。

 突然わたしは(姫の体は)胸倉をつかまれ、上体を少し浮かせられる。

 吐息が顔に流れた。

 「手間を、かけさせやがる――」


 ゴルデンの顔が離れると同時に、わたしは眠る姫の体から抜け出すことに成功する。

 ごつんと額がぶつかり、ゴルデンは一瞬、なんとも言えない表情をした。


 眠る姫の体の上に座り込み、わたしはゴルデンを見上げる。

 額をおさえながらゴルデンはベッドから飛び降り、振り向きざま怒鳴った。

 「急げ」


 わたしははっとする。

 見ると、床に倒れた砂金水晶の命が今にも消えそうに揺らめいていた。

 魔法を消耗して朽ちてゆく魔法使いを糧にしようと、闇がうっすらと沸き始めているのも見える。

 

 姫の体から飛び降りると、わたしは木のワンズで大きく魔法陣を描く。

 魔法は発動し――唐突に、白く明るい日差しが途切れた。


 

 ……。


 ぴちょん、ぴちょん……。


 水滴が落ちる陰気な音がする。

 部屋は薄暗がりに覆われ、割れた窓からは冷たい風が吹き込んでいた。

 かさかさと音を立てて部屋に舞い込み続けるものは、ひからびた蔓性の植物である。

 朽ち果てた、いばらの蔓。


 埃をかぶり、あちこち傷んだり黴が生えていたりする天蓋ベッドでは、破れて汚れたカーテンの向こうに、何かが眠っている。

 ……姫と、砂金水晶の魔女だった男だ。


 ゴルデンはベッドの側に立ち、無表情で彼らを眺めている。ゆっくりと金のワンズを外套にしまう。

 わたしはこつこつと歩くと、彼らを確認する。

 契約が無事に成就されたことを確かめると、わたしもまた木のワンズを懐にしまった。


 乾燥し、変色した肌は深くしわが刻まれ、豊かな金髪はあちこち抜け落ちてまばらである。

 瑞々しい腕はやせ細り、そこにも幾筋ものしわが刻まれている。

 ……姫は、朽ちようとしている。


 姫の隣には、これも朽ちかけた恋人が眠っている。

 穏やかな――どこか楽しげにも見える微笑みを浮かべ、ふたりは眠りの中に閉じこもる。

 (もう、そこから出たいとは思わないだろう……)


 いつか体が朽ち、夢が終わりを向かえるまで、二人は。


 アーチ形の窓を見ると、稲光が光る悪天候が、徐々に回復してゆこうとしていた。

 城の上空を中心に村全体を百年にわたり覆い尽くしていた暗雲が、綺麗に立ち退こうとしている。


 薄暗い室内に、やがて、アーチの形をした黄金の日差しが滑り込む。

 

 「宿を探すぞ」


 ゴルデンが短く言い、古ぼけた寝台から離れた。

 わたしはちらりと窓の外を見る。

 あれほど鬱蒼と城を覆い尽くし、一切の人間を遮断していた荒々しいいばらの森は、いまや黄色く朽ち果てており、そこには寂しい廃墟が広がっていた。

 夢のように美しい庭園は、砕けた石や雑草に覆われ、あの輝いていた噴水も、割れてくすんだ跡になっていた。

 

 

 ぴちゃん、ぴちゃん――。


 陰鬱な水滴の音は続いている。

 この部屋も、まもなく朽ちるだろう。自然の雨が侵食し、風にさらされる。

 そして、ここに眠る二人の体も。


 ゴルデンは開きっぱなしになっている扉から出て行く。

 暗黒の階段を、あやまって転落しないように降りてゆかねばならないのだ。

 わたしは再びワンズを取り出すと、黒曜石の先端に魔法の灯をともし、ゴルデンの後を追う。

王子様の接吻で目覚めるパターンを、どうしても書きたかったのでしたm(__)m


ペルは、依頼に対し、最短、最適(等価交換の法則での)の手段ではない方法も提案できるようになってきました。

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