第27話 杜撰な計画
俺がまず忍者に指示したのは農村に対する年貢の水増しの調査だ
2回に分けていると言うことは2回目は王都に申請しないのだろう
分かりやすい証拠から固めていくのが正解だと思う
それとブルースの女関係。あの感じだと平気で強姦とかやってそうだ…
後は禁呪薬の出所である
今回オンラインショップのバージョンアップで1つ追加された機能がある
この世界の物であればそれを取り扱っている場所と店名だ
禁呪薬も当然オンラインショップで買える
取り扱っているのは王都だけだ
正規のお店が2軒と非正規の店が1軒ある
非正規のお店だろうと辺り(当たり)をつける。いっそ通報して検挙させようかと思ったがちょっと思い直した
それは禁呪薬の成分を見たからだ
ただの風邪薬だった
しかし、これを材料に催眠薬が作られる為禁呪薬に指定されている
これがまた材料費が安いので実は安く売れるのだが正規店ではかなりの高値で販売されている
庶民が手に入れるのには非正規店が必要なのである
難しい問題だ
取り敢えず保留だ
しかし、よくよく調べてみればこれってかなり杜撰で力押しの手段だぞ
禁呪薬と言っても所持が禁止されている物ではない。取扱注意という程度だ。これで逮捕とか無理矢理過ぎるだろう。まぁ知らなければ禁呪という言葉に萎縮させられてしまうか
田舎町だから使える手だが、案外本人も知らずにやってる可能性もあるな
忍者に命じてその禁呪薬を確保させよう
さて、ブルースの方は取り敢えず良いか
次はミーリスとクスーラゥの方だ
結論から言うと二人とも元プリンセス。王家の血を引いている
どちらも既に国は無く、亡国の姫と言うやつだ
どちらもボーヤン帝国に攻め滅ぼされてる
一人ならまぁある…いや有るか?うーん有ってもおかしくは無い程度か?でも二人ともはあり得ないだろ
俺、車に乗せた女の子4人のうち3人お姫様だよ
何この確率
ミーリスの本名
ミーリシア・ドーステン
ドーステン皇国の第2王女
ドーステン皇国は10年前に滅亡してる
ミーリスは5歳で村に連れてこられた様だ
クスーラゥの本名
クスーラゥ・ルアシーン
ルアシーン公国の第7王女
ルアシーン公国は14年前に滅亡してる
クスーラゥは生まれてすぐ村に来た様だ
成程
ミーリスの方は少し教育を受けた様だ、逆にクスーラゥは全く王族としての教育は無しか
合点がいく
村長は多分有る程度理解してるなだからお目付け役にミーリスを選んだ訳か
しかしボーヤン帝国はとんだ侵略国家だな
15年で5つの国を併合してる
逆を言えばトーレス王国強いな
さすが王様がSランク冒険者で最終兵器とも言えるCランク冒険者を100人も抱えてるだけは有る
国土から言えば向こうが5倍
単純戦力なら10倍は有るだろうに互角の戦いだからな
まぁそのバランスを俺が崩してやろうと悪い顔をするススムだった
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ススムは悪い顔してますが悪巧みしている訳ではありませんw
この話では基本主人公はピンチになりません
ピンチぽい状況はあるかもしれませんが
他の人のピンチを救っていくヒーローファンタジーが書きたかったので
少しでも面白いと思われましたらモチベーションになりますのでブクマ、評価よろしくお願いします
とにー




