第11話 ドラゴン2
この世界の通貨の話をしよう
オンラインショップは円で購入できるのでつい円で考えてしまうのだが
この世界も通貨は存在する
この世界では貨幣種類で数えられている
円に換算すると
石貨 10円
銅貨 100円
銀貨 1000円
小金貨 10000円
金貨 10万円
ミスリル金貨 1000万円
となる
アイテムボックスに硬貨を入れればオンラインショップで自動で換算してくれるし、こちらの通貨を必要なら換算して出してくれる
とても便利な機能だ
あと、便利と言えば魔素の扱いだ
アイテムボックスは魔素を経験値だけではなくお金にも換算してくれる
1魔素=1経験値=100円
となる
一度変換してしまうと戻せない
アイテムボックスには魔素として保存できるのでそうしておいた方がいいだろう
と言うのもこれまで魔素を経験値に変換してレベルを25まで上げたのだがあまり強くなった気がしない
この世界はレベルが上がってもステータスが上がるだけで新しいスキルや魔法を覚えたりしない
もちろん普通の人のステータスが上がればそこそこ強くなるのだが
召喚者は元々ステータスにボーナスがあるのでレベルアップによる効果が大きくないのだ
特にススムはスキルオーブによる効果が大きすぎてレベルアップの効果を感じなくなっていた
レベルを上げてステータスを上げても例え100レベルにしても大型モンスターに敵うわけではない
それならお金を貯めようとススムは判断した
さてススムは自室に戻った後、晩酌をしながら懸案であるドラゴンについて考えた
晩飯をミーリス達ととも考えた。と言うか誘われたのだがドラゴンについて考えるからと断った
まぁ向こうも気にはなってるだろうからすぐに引いたのだが
晩酌にはブランデーをストレートで
俺はヘネシーよりカミュの方が好みだ
グレードはXO
チーたらを齧りながら一口含む
鼻に突き抜けるこの感覚が何とも言えない
さてドラゴンだが……
援軍は期待できない
ギルド長の様子を見ていれば分かる
森の方は持って1週間と言ったところだろう
魔物は繁殖力が強い
ドラゴンが居る事によって森全体の魔素が上がるから
ヘタをするとスタンピートが起きる
こうなると単独で討伐する可能性も視野に入れて戦略を立てるとしよう
まずは情報だ
オンラインショップでドラゴンについての資料を購入する
ドラゴンのシールドと言うか一般的にシールドは打撃力に弱い
と言うか斬撃、刺突、魔法は殆ど通じない
打撃、衝撃でシールドを削れるが連続でダメージを与えないと回復されてしまう
ドラゴンのシールドであればかなりの衝撃を連続して与える必要がある
シールドさえ壊してしまえば攻撃は通用する。
本体の防御力も高いがCランク冒険者の全力攻撃なら通用する
弱点は頭部である
『ふむ、確かにこれを1人でやるのは骨が折れるな。3、4人で役割を分担するのが正解だろう』
ススムは思考加速を全開にして考える
そして1つの戦法にたどり着いた
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ススムは大人なのでお酒を嗜みます
そしてこの世界は15で成人なので飲酒も問題ありません(まぁ飲酒に関する法律とか有りませんが)
とにー




