表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漆黒の戦機  作者: 夏木裕佑
第四章「嵐を凌ぐには」
80/104

一三三年 一月四日~

・アリオス歴一三三年 一月四日 バレンティア第五機動艦隊


「最早、言い逃れはできない」


 戦闘母艦アーレの会議室。最高レベルの防諜機構が組み込まれたこの部屋で、どの端末からも隔離されたホログラフを、シュトゥーマ・ライオット少将が自ら操作する。

 居並ぶアクトウェイのクルーたち。円形の巨大な卓に着き、誰もが神妙に軍人のいう事を聞いていた。誰も身じろぎすらせずに、自分達の船長とジェイスという男の間にある関係、そこに彼の口から何がしかの説明がなされることを期待しているのだ。

 普段は機動艦隊の首脳部が詰めるこの会議室内で、円卓の一端をリガルが陣取り、両脇にカルーザ・メンフィス准将とケイロ・シュンスケ中将が挟む。さらにアクトウェイのクルーを置いて、リガルの正面にクライス・ハルト中将をはじめとする第五機動艦隊の司令部が雁首並べて座っていた。誰しもが険しい顔で、船長であるリガルを凝視している。中でも、真正面に座る艦隊司令官からは余地のない疑念が煙のように立ち上っており、その鋭い視線たるや、リガルでさえ正面から見つめ返すことに困難を要した。

 そして、これは会議ではなかった。体の良い尋問である。クルーたちは自分達の船長が、戦時国際法に則って正式に召喚を受けた時点で、リガルを守る素振りを見せた。即ち、ジュリーは無傷のまま、周囲に浮かぶ軍艦の追跡を振り切り、イーライは障害を排除するための砲撃行動を立案した。司法の手で裁かれることは、放浪者ノーマッドにとって唯一の、独立不羈の誇りを傷つけるばかりでなく、その人間の生涯さえも否定するものだった。

 恐らく、クライス・ハルトはそういったことまで視野に入れて通信を送り付けたに違いない。既に状況は一刻の猶予も許さぬ段階へと来ていると、彼自身が判断したためだろう。

 リガル自身、この会議から逃れるつもりはさらさらなかった。自分としても、ジェイスから送られてきた意味深長な物言いには戸惑っている部分が大いにある。だからこそ、アキに命じ、クルーたちの操作をロック。非戦闘状態へと固定されたアクトウェイを残し、単身でアーレへ赴こうとしたのだが、クルーたちは頑なに留守を拒んだ。


「仲間思いなのだな、リガル船長」


 両手を組み、その上に顎を乗せたまま、ハルトは言った。

 リガルは心なしか背筋を伸ばす。


「どういう意味でしょうか、ハルト提督」


「何、言葉のままだ。放浪者は曲者揃いと聞いている。この広い宇宙で、法則に従わずに自分たちの仁義を通し、好きなように生きるのが矜持だと。そんな連中が、たかがいち船長が軍に召喚されたからといって、その会議室にまで押しかけてくるかね?」


 うまい手だ、とリガルは思った。暗に、こちらの良心の呵責を誘っているのだ。彼の言葉を変換すればこうなる。


 ”お前は、信頼してくれている仲間を裏切っているのか?”


「おかしな言い回しですね、提督。あなたはこれを予想して、俺を呼び出したのではないのですか?」


「となれば話は早いな。そこまで気付いているのならば、その先まで見えているだろう」


 顔を顰めざるを得ない。今から彼がやろうとしていることは、公開尋問だ。リガルに、ジェイスと関連するあらゆる疑念を聞きだす。これに対するクルーの反応も見る。彼が嘘をついているかどうか、その判断材料は多いに過ぎたことはない。また、仲間に対して彼が嘘をついている場合、相手を目前とすることで心理的に負担がかけられる。単純に尋問装置にかけることは、各国情報軍において邪道と言われている。いつの時代になっても、人間の嘘を見抜くには人間の目と、経験、そして感覚しかないのだ。

 クライス・ハルトには尋問術の心得は無いが、それでも、相手を追い詰めるにはどうすればいいかを本能的に嗅ぎ分ける戦術眼がある。さらにはこれを広く応用するその才能。まさに英傑たるに相応しい条件を満たしている人物だ。

 これを強かに観察していたのは、他でもない、イーライ・ジョンソンであった。彼は自らの敬愛する船長と英雄たる艦隊司令官。この二名を見極め、しかし前者こそ彼の信ずるもの。


「俺に何を聞きたいんだ、提督。いち民間船の船長が、テロリストの首魁と関係を持っていると言いたいのでしょうが、彼からの一方的な意思疎通には、正直に言って、俺がいちばん困惑しているのです」


「君に質問するのが的外れだとしても、我々としては、君以上にこの問題に答える適材がいないということも承知しているのだろうな」


「火の粉は払う主義です。それで、具体的に、あなたは俺に何を聞きたい? もちろん、解答できる限りはさせていただく」


「殊勝な心掛けだな」ハルトは鼻で笑って見せた。リガルが目の端で捉えた限りでは、他の幕僚も彼と同意見の様だ。「では聞こう。奴の狙いは何だ? 何故、銀河帝国を再興させようとする? 奴ほどの知略と才能があれば、そんなことは絵空事でしかないと理解できない筈はないのに」


 問題の核心だ。ジェイスが反乱を起こす、これはまだいい。問題はその目的。第六機動艦隊をはじめとする、バレンティア航宙軍機動艦隊を籠絡せしめたその大義。ムハンマド・アブ・サラーフも、オオシマ星系会戦の開戦前に何事かをうそぶいていた。


 ”大義は、この宇宙に星の数ほど存在する。ひとつひとつの大義がもつ重さは等しいと言っても差支えない、この宇宙の広さから比べたら”。


 確かにそうだ、と、ハルトは得心する。


 自分はバレンティアの軍人であり、それ故に、バレンティア市民と祖国の利益を守るために、壮絶な戦場に立っている。愛国心などという御大層な代物を抱いている訳ではないし、宇宙全土の平和が訪れると夢想しているのでもない。彼は、彼が手の届く範囲で何者かを救いたいと願い、あらゆる脅威を取り除き、誰かの平穏な暮らしを守れるのならばどれだけ素晴らしいのだろう。そう、青い幻想を抱いた、一人の人間に過ぎなかったのだ。

 しかし、サラーフはこうも言っていた。


 ”だが、それでも、遂行されなければならないひとつがある。それらを成し遂げていけば、いつか、より良い世界を築く事ができるだろう”。


 そうした、多くの人間がもつ崇高な願いでさえも、取るに足らぬ何かと思わせるだけの大義が、この宇宙に存在するのだと信じ切るには、ハルトは戦争というものに深く関わりすぎていた。

 どんな時代でも争いはある。そして、争いがあるところには、勝者と敗者しかない。こうして対極的に分岐していく概念は気まぐれを見せ、犠牲は、大小の違いこそあれど双方に降り注ぐ。戦勝国と敗戦国。両者の間には決定的な隔たりがある。さらに、その長大な距離には、無数の人間の屍が累々と残っている。

 それら、善良な誰かを無限に犠牲にしてまでも成し遂げるべき何かとは。


「そんなことは、俺の知ったことじゃない」


 リガルが言い返すと、バレンティア軍部は色めき立った。カルーザとケイロはお互いに不安気な視線を交わし合う。スティレリ星系での戦いで、アクトウェイは勇敢に戦った。まるで軍人の如く。カルーザにとっては、以前からの親友だ。まだ一年と経たない付き合いとはいえ、宇宙で重ねる時間は濃密だ。

 彼は口を開きかけたライオットを制していった。


「はっきり言えば、こうして尋問するべきは俺じゃない」


「では、誰を糾問すべきだというんだ?」


「さあね。この件に関して、俺はジェイスの事を何も知らない。少なくとも、記憶にはない。心のどこかでは因縁を感じている」


 ハルトは大笑した。無垢な笑いとは言い難い。


「ふざけたことを口走るな、放浪者ノーマッド。因縁だと? 宇宙は広いんだ。どんな繋がりでさえも断ち切られる。そんな世迷言が通じるか!」


「ハルト提督、あなたらしくもない。機動艦隊司令官は意外にも地上勤務が多いという噂は本当ですか」


「なんだと?」


 イーライは、必死に込み上げてくる発作的な笑いを抑え込んだ。

 いつの間にか論議の主導権を手に取っているリガルの手腕には、舌を巻かざるを得ない。クライス・ハルトも本気で激している訳ではないだろうが、それでも、形の上ではリガルのみが冷静だ。カルーザ・メンフィスも気付いた様だ。軍人としては、指揮系統上は上に位置するケイロとハルトが、額に青筋浮かべている様を愉快に見つめている。真剣な表情の奥に見え隠れする、その両眼は、彼に特有の輝きを放っていた。

 アキが、リンドベルクという女将校に酷似していることもあった。これについて、カルーザ自身も大いに動揺し、一時はリガルへと辛く当たった。それも、目の前で雌伏を脱ぎ捨てた男の才覚を見せつけられれば、そんなくだらない軍人意識を吹き飛ばして進む友人へと気持ちの良さを感ぜずにはおれなかった。


「機動艦隊司令官は、その戦略的意義の大きい機動艦隊を指揮する身ゆえ、容易に動かすものではない。これは各国軍、放浪者にとっても知れている常識です。当然だ、一刻を滅ぼすにじゅうぶんな力を持つあなた方がそう易々と動いては、戦費がかさんで、さしものバレンティアといえど首が回らなくなるでしょう」


「リガル船長、それは挑発を通り越して侮辱だな。我々が宇宙を渡る船乗り、その誇りを忘れているとでも言いたいのか。独立不羈がどうか知らんが、君らとて、自由に宇宙を渡ることが誇りであり、矜持であるはずだ」


「もちろん、生半可な覚悟でこう言っているのではありません。その気になれば、俺は自らの潔白を証明するために、命を懸ける所存です」


 シュトゥーマ・ライオットが、興味深そうにリガルを見やった。しかしあくまでも、ハルトは毅然とした態度で彼を睨んでいる。

 だが、リガルはこの賭けに勝ったことを、既に悟っていた。

 クライス・ハルトのその両眼には、既に怒りよりも、好奇心と期待が勝っていた。


「呆れたな。正に放浪者の詭弁だ。どうやって潔白を証明するというんだ?」


 リガルは、一瞬の躊躇もなくいった。


「俺達はロリアへ向かい、ジェイスを討伐します」


 会議室がざわめいた。居並ぶ軍人たちは、互いにリガルを謗り、騒然とする。アクトウェイのクルーでさえも、ジェイスが復興すると宣言した旧銀河帝国領、その中心部に位置するロリアという一国への旅立ちを宣告され、戸惑いを隠せないでいる。

 その中で、クライス・ハルトとカルーザ・メンフィス、イーライ・ジョンソン、そしてリガル本人だけが、沈黙を保っていた。その中でも、リガル以外は悟っている。

 これが、誇りと名誉を、命を懸けて証明するという”馬鹿げた”決意であることを。

 他に方法はなかったろう。ライオットは思う。切れ者ならではの、自ら汚名を灌ぐ最も早い方法だ。それでいて、最も無謀でもある。銀河帝国を再興させるつもりならば、ロリアを中心に持ち得る兵力を結集させるしかないだろう。


「本気で言っているのか。たった一隻の民間船にどうにかできるものではない。少しは現実を見たらどうだ」


 リガルは落ち着いて答えた。


「アクトウェイ一隻で、ジェイスを追い詰めることはできます。コンプレクターもついてくるでしょう。そうすれば、あの男一人を仕留めることは造作もない」


「シナノの奇跡は二度と起きん。機雷を直撃させても沈まない相手だ。しかも、ジェイスが駆るあの白い船が一隻だけとは限らん。ケイロ中将とメンフィス准将との事前会議では、あのリンドベルクという女指揮官ですら、同型と思われる化け物に乗っていた。こちらで分析した周辺情報を判断すると、クリシザルでの敵艦隊掃討も大詰めのようだ。不可思議な事に、レイズ方面からは何も言ってこない」


「これがどういうことかというと、今、宇宙はとてつもなく胡散臭い状況にあるということだ」


 ライオットが語を引き継いだ。ハルトは頷く。


「一筋縄ではいかんだろう。それでも行くか?」


「行きますとも。敢えていうなら、ハルト提督、あなたからの許可がなくとも行きます。彼とは、決着けりを付けなければならない。そのような経験はありますか? 因縁のある誰かとの決闘は」


「ああ、あるともさ。だからこそ、私は君を行かせよう」


「ありがとうございます」


「だが、ひとつ条件がある。君の船に我が軍の人間を一人、乗船させることだ」


「わかりました」


 彼はさらりと答えた。初めは何か問いたげにしていたクルーたちも腹を括り、リガルがその顔を見まわすと、誰もが頷き返した。ジュリーとフィリップに関しては、耳打ちし合って互いに笑みをこぼしている。

 これがアクトウェイか。ハルトは半ば呆れながら、ライオットと肩を竦めあいたいのを懸命にこらえていた。




・アリオス歴一三三年 一月四日 アルトロレス連邦 第一機動艦隊


 ジョン・テイラー機動艦隊司令官の直接指揮する、第一、第四機動艦隊による、史上類を見ない大規模な挟撃作戦が功を奏し、この短期間でアルトロレス連邦とクリシザルにおける銀河帝国軍残党部隊は姿を消した。

 正面決戦と思われる規模の戦いを繰り返すこと、三度。いずれも数百隻の帝国軍艦艇を相手取ったもので、さして損害も出なかったものの、ゲリラ戦は将兵に多大な疲労を強いた。最終的に、アルトロレス連邦領宙の一角に逃げ込んだ一〇〇隻の敵艦隊を圧倒的な物量、性能差で破り、そこから偵察を重ねてようやく平穏が訪れたと判断できたのが、昨年の大晦日のことだった。

 アルトロレス連邦、惑星ラティアス。銀河連合最高評議会に召集されたジョン・テイラーは、そこで今の戦況とクリシザル領宙における軍事的勝利、しかしそこにある懸念を、各国政府の議員へと説いた。

 幾度となく砲火を交えても、敵の回復力は目を見張るものがあり、情報部空の情報によれば銀河に散らばる敵軍艦艇は、少なくとも二五〇〇隻、多く見積もれば四〇〇〇に届く膨大な数となり、そのうちの五分の一ほどは既に撃破されているものの、未だ予断を許さない状況である。

 シヴァ領宙では、シヴァ共和国軍の第二管区艦隊、バレンティア第二、第五機動艦隊、レイズ第一艦隊が展開して、帝国軍首魁、ジェイスとその一党、また、謀反を起こした第六機動艦隊と尚も交戦中と思われ、その隣のレイズ星間連合へ向け、遂にアーグナー中将の第三艦隊が本格的な対バレンティア行動を起こしたとの報せもあり、第二次オリオン腕大戦は既に序盤を終えた。

 連合評議会は、芳しくない戦況をここまで盛り返した軍を称え、なお一層の奮戦を期待する、とだけコメントした。

 そして、ジョン・テイラーは第一機動艦隊と共にバレンティア領内へと戻り、第四機動艦隊のマッハドベリ中将に、第三機動艦隊討伐を命じた。情報部は多くの無人衛星からのデータなどを多方面から集め、クリシザルより複数の航路を通り、帝国軍残党がバルハザールへ向けて進発したことが明かされた。

 概算で四〇〇隻。これが第三機動艦隊と既に合流しているとすると、一〇〇〇隻近い数を、レイズ星間連合は相手にしなければならないだろう。特務艦隊が編成されたとはいえ、その数も性能も、どう考えてもこの部隊には劣る。シヴァ領宙での掃討任務が一通り終わったら、第五機動艦隊、並びに傘下の部隊を向かわせなければならない。第四機動艦隊にも急いでもらわねばならないだろう。

 そしてこの日の終わり、夜も執務室で情報収集に当たる彼の元へ、ひとつの報告が舞い込む。

 ロリア周辺で活動をしている、情報部員からの報告であった。特に厳重な航宙管制が敷かれているらしいロリア周辺から、敵の目がある超光速通信網を迂回してなんとか送られてきたその報告は、作成は昨年十二月十五日のものだった。年を越して情報部に届いたものを、さらに厳重なアナログ複製を施してプリントアウトされた書面一枚。これが彼を仰天させた。


「ロリアに集結しつつある帝国軍本隊は、多く見積もり一五〇〇を用意せり。ロリア本国軍もこれに加担、周辺の旧帝国軍領に属する国々にも、同調する部隊あり」


 あらゆるルートを通じて、テイラー大将は各機動艦隊へ向け、ある作戦方針を伝えた。流動的に事態が推移するこの戦争において、具体的な指針は、司令官たちが作戦指令書を開封する前に役立たずになりかねない。


「機動艦隊、並びにこれに同行する兵力は、早急にバルハザールへと侵攻、第三機動艦隊、及び占領する帝国軍残党を討つべし」


 シヴァ領宙とバルハザールでの戦いをどうにかすれば、ロリアに集中する敵の大規模兵力に対し、こちらも数を揃える余裕ができる。

 彼の動きは早かった。内々に考えていた各国軍への協力要請が、俄に現実味を帯び始めた。今まで具体的な虐殺や、占領活動の上に多数の民間人が死亡する例を除けば、バレンティアが銀河連合加盟国に軍事的援助を要請することはなかった。バレンティアが力を持つその理由は、彼らの人類宇宙の守護者たる役割に期待するからであった。だからこそ、何かがあれば機動艦隊が出動する。

 それが、機動艦隊に増援を送るとなれば、戦争がいよいよ激化し、これ以上は取り返しのつかない事態へと発展する可能性を孕んでいた。

 歯止めの利かない戦線の拡大。これこそが、テイラーの恐れていた事態である。


(早期決着の機会は、既に失われたとみていいだろうな。まったく、世も末じゃて)


 為すべきことは、なくなる事はない。むしろ、木の根のように惜し広がっていく。義務と責任は否応なく拡大していき、最後には人を飲み込む。

 再度、銀河連合評議会へと赴き、対策を練らねばならないだろう。ロリアから一五〇〇もの船が活動を始める前に、旧銀河帝国領の外縁部から防衛線を構築しなければならない。既に敵は帝国軍残党ではなく、本格的な大国の軍隊へと変貌しつつある。

 この時点で、ジョン・テイラーはいち放浪者が、単身で敵の本拠地と思われるロリアへ向け、出立の決意を固めていることを知らない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ