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ポチャマッチョの昔話

 むかしむかしの事じゃった。

 オイはそれぞれの生まれ故郷の山を出て、この山にやって来たんじゃ。

 オイのとっつぁま(父)と、かっつぁま(母)は早う二人きりになりたかったんか、オイが初めて魚を捕ったその日に山を出させたもんじゃ……。

 山を出て行く時寂しくなっての……振り返ったのじゃけンど、もうチチクリおうとったで、オイまでムラムラしたのじゃ。良い思い出じゃ……。

 ほんでの、気に入る川を探し、川が流れる山の塩梅を見定めながら、オイはとうとうこの山と川を見つけたと言う訳じゃ。

 最初の年は、若カッパはオイ一匹じゃった。

 あの頃は女カッパもいたのぅ……こう……オイは乳輪がデカいのが好きじゃ……。

 次の年に、カパ彦とカパ斗(女顔カッパ)がやって来たのじゃ。

 二匹は、どっかで知り合ったらしいのぉ。カパ彦はカパ斗(女顔カッパ)に浣腸ばっかりして嫌がられとった。

 まぁ、仲は良いのじゃ。

 オイにして来た時はぶん殴ってやったがの。それ以来、オイには浣腸はして来ん。心底悪い奴じゃ無いっちゅうこっちゃな……。

 その頃も、女カッパはいたのじゃ……オイは、浅黒い乳輪の方がグッと来るのう……。

 それから、次の年にカパ郎がやって来たのじゃ。

 すこーしばかり虚弱なカッパじゃったのう。

 あんまり細っこい上に、当時は女の子のような可愛い顔をしとったのじゃ。

 最初に見つけたカパ彦が『オリが育てる!』って張り切っとったのう……。

 まぁ、チンポコが付いておるの見て直ぐに興味を失くしとったのじゃ。

 カパ郎は優しいヤツじゃった。

 いつもほんわか微笑んどってのう……。カパ彦の浣腸には辟易した様子じゃったがの。

 でも、オイは、なんだかんだ仲良くなったのじゃ。友達じゃ。

 ただ、少し成長しても、カパ郎は虚弱じゃった。

 肌色も、艶はあるが生っちろく(生白い)ての、しなやか~なんじゃが、男にしては細っこ過ぎて、そいはカパ郎も、ちっと気にしとったのう……。

 後ろから見ると、女カッパの様じゃった。

 特に尻がスベスベで、血色が良いのか桃色でのう。

 堪らんかったのじゃ……。

 特にカパ彦は惑わされとったのう。

 カパ郎の尻を辛抱堪らんといった様子で、触っとるのを良く見たもんじゃ。

 その度にイヤそうにするカパ郎がまた、可愛くてのぅ。可愛かったのじゃ……。もう、こう……グッと来そうで怖かったのじゃ。特にカパ彦は何かに怯えとったのじゃ。

 しかし、カパ郎の尻に惑わされていたのはオイだけでは無かったのじゃ。

 この山で、嫌がられとったカッパがおっての。もちろん、カパ千代じゃ!

 カパ千代は、カッパの枠を超えた性欲がいかんかった。

 特に嫌がられたのは、笑い方じゃ。『気持ち悪い』と女カッパたちから避けられまくっておったのじゃ。

 オイも、なんかのう、厭なおっさんじゃって、避けとったじゃ。

 でも、カパ朗だけはそんなカパ千代を見捨てなかったのじゃ。

 たまに一緒に魚獲りなんかに付き合うとったようじゃのう。

 優しい年下の友達しかいないカパ千代は、そん有難さに気付かずにカパ郎に威張りくさっておったのじゃ。オイとカパ郎は、その件でよう口論をしたもんじゃ。最終的には、カパ郎が『仲間外れは駄目じゃ』とかなんとか言っての、あんまりヤツを庇うからの……オイは見守るしかなかったんじゃ。

 ほいでの、大人になって、正に「いい年をした」カッパになっておったカパ千代は、嫁が見つからずに年中ムラムラしとったのじゃ。

 したい! じゃども、嫁がいない!! 

 悶々としとったのじゃろうな。オイだって毎日悶々じゃ。

 ある日、カパ千代はとうとう限界突破しおっての。

 カパ郎と魚取りに出かけた時……プリプリの桃尻に●●カス程の理性がプッツンしてのう……カパ郎の尻に襲い掛かったのじゃ……!!

 たまたまカパ彦が通りがかって、カピャ鳴きで皆に知らせなかったら、大変な事になっとったのじゃ!!

 駆け付けた皆でカパ千代を取り押さえ、ブルブル震えるカパ郎を保護したんじゃがな……悲劇はそれだけで済まんかったのじゃ。

 カパ千代は性欲を振り切り過ぎて、緑ガッパへと変態してしまったのじゃ!!

 緑ガッパはのぅ、カッパ枠では収まりの効かんかったカッパが変態したカッパなんじゃよ。

 そうじゃ。

 この桃尻事件を機に、禍々しい緑ガッパを恐れ、女カッパが山を逃げ出したのじゃ。緑カッパの子は、緑カッパじゃ。女カッパ達は、緑カッパを孕むなど厭じゃからの。そうして、皆の怒りに触れカパ千代は川流しされたのじゃ。


 それから、カパ郎は凄まじい肉体強化を始めたのじゃ。

 努力は実って、今ではオイの中で一番の偉丈夫となった訳じゃ!!


 めでたし、めでたしなのじゃ。


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