自己紹介 ⑤
43話です。ギリギリ間に合ったかな?日を跨がなかった。
最後は僕と同じ一人称を使ってる青髪紫眼を持ってるあの子だね。
少し、気になってたんだよね‥‥僕とサンを兄弟と勘違いしてたからね‥‥
「最後はボクだね~」
「うん、よろしくね?」
「ボクの名前はフィルだよ~可愛いでしょ!」
「うん、可愛い名前だね」
「ありがとう!」
「青い髪でのツインテールって新鮮だな‥‥」
「そうかな?」
「うん、金髪や黒髪でのツインテールは見た事があるけど青髪は初めて見たな‥‥」
「シンさん?忘れたの?この世界はゲームなんだよ?髪色は自由だから、青髪ツインテールがいてもおかしくないよ」
「あ‥‥そうだったね」
「ねぇ、シンさん」
「何かな?」
「ボクを、最初に見た時にどう思った?」
「えっと、見た目は子供っぽいけど美少女って感じがしたよ」
「子供っぽいは余計だよ!けど、ありがとうね」
「うん、子供っぽいは失礼だね。ごめん」
「仕方ないな~良いよ?」
「ありがとうね」
「ボクの事を美少女って言ってくれたのはシンさんが初めてだよ。ボクね?実はツインテールってあんまり好きじゃないんだ。でも、ツインテールにしてないと男の子に間違えられちゃうんだよ‥‥」
「何でだろうね?そこまで男の子っぽくないのにな‥‥」
「そうだよね!しっかり女の子だってのに失礼だよね~!マスターが初めてボクに声かけてくれた時にとんでもない事を言ったんだよ?」
「え?」
どんな事を言ってしまったんだサンは‥‥
「マスターとは王都への道を開通するためのボス戦の時に初めて会ってPTを組むって事になった時に自己紹介したんだけど‥‥」
「それて?なんて言ったの?サンは」
「『男の娘ってやつか!すげぇ!初めて見た!』だよ?酷すぎるよね?」
「その時はどんなフィルさんはどんな格好してたの?」
「女の子しか着れない装備をしてたのに、男の娘だよ?酷いよね~」
「うん、それはサンが悪いね」
ズボンとかだったら僕も分からなかった‥‥かも知れないって事は胸の中に仕舞っておこう。
「あの後、しっかり謝っただろ?まだ怒ってるのか?」
そう、サンが問い掛けると‥‥
「全然?あの時は怒ったけど今はもう大丈夫」
「そっか‥‥」
「最初嫌ってたはずなのに現在は同じクランにいた。それが不思議な話だよね」
「良かった。サンをどういう風に謝らせるか考えちゃったよ~」
「ほっ‥‥シンは怒ると怖いからなぁ‥‥助かった」
「そうなんだ?見てみたいな~シンさんの怒ってる所」
「それは、見せる事がない方がいいかな?」
うん、今の所大丈夫そうだね。怒りたくならない。
よし、これで今来てる『アポロン』メンバーの名前が分かったね。さて、これからどうしよう?
サン「真也に怒られたのは‥‥つい最近だな!真也の家に行って、ゲームを届けた日だったな‥‥あの時は真也が静かだったからな‥‥そこが怖いと感じたぜ‥‥」
作者からのコメント
種族について明記しない場合は基本的に人族ですので、よろしくお願いしますね?




