真の情報屋?
更新しました。少し早めに更新です。
自分自身の存在感の薄さでジョカさんがショックを受けて体育座りを決めた辺りでジョカさんを見てジョカさんの存在感はそんなに薄いかな?とか思いつつもこの場からこっそりと抜け出そうとした僕だったが‥‥
「ん~?どこへ行くのかな?」
抜け出そうとしてる僕に声を掛けてきたのはエルフィーナさん?だった。
「えっと‥‥ちょっと外の空気を‥‥」
苦しい言い訳だけどどうなるか‥‥
「そっか~うん。そういう時もあるよね」
「は、はい」
「じゃあ、行ってらっしゃい」
「え?」
「ん?外の空気を吸いに行くんでしょ?」
「いいんですか?」
外に出るのを止めるために声を掛けてきたんじゃないのかな?
「え?うん。だってさ、私達に止める権利なんて持って無いもん。だってここはゲームの世界だよ?皆が自由に遊んでるのに情報が買いたいからって話すまで帰さないとかログアウトさせないなんてしたら私達がこのゲームで遊べなくなっちゃうからね」
「‥‥」
「だから、外に出たいなら止めないし止められない。だけど、話しにくい人がいるならその人じゃなくて話しやすい人にあなたの持っている情報を売ってくれれば良いよ?売れると判断したら高く買うだけ。私達は情報屋クラン:ノーティアだからね?」
この人が本当にすごい情報屋なのかも知れないね‥‥何でも話したくなる雰囲気を出してる人だな‥‥
「そう、ですか‥‥では、あなたに少しだけ話すことにしますね?えっと‥‥」
「私の名前かな?私の名前はエルフィーナだよ。君は?」
「えっと‥‥シンです」
「じゃあ、情報を売ってくれる気になってくれたシン君。少しだけ場所を移動しよっか~」
「え?」
「移動するって言っても少しうるさい所から離れるだけだよ。ほら、サン君がいるとステラはそっちに掛かりきりになりやすいんだよね~サン君って話の中でポロっと自分の持ってる凄い情報を話しちゃうからね~しかも、無意識に言っちゃうの。だから貰った情報の情報代を渡しても何の事だ?ってなって困るんだよね~」
「‥‥すみません、僕のアホな友人が迷惑を掛けてるようで」
「あはは。大丈夫。ちょっと、サン君に渡さなきゃ行けない情報料が貯まりすぎてる程度だから」
「えっと‥‥いくらくらいに‥‥?」
興味本位で聞いてみる。すると予想以上の額だった。
「んー‥‥大体だけど2000万G程度までに膨れ上がってるね~受け取って欲しいんだけどね‥‥」
「!」
とんでもない額になっているみたいだ。
「よし!この話はとりあえずおしまい!私達ノーティアに売りたい情報は何かな?話せる事だけで良いしうまく説明出来なくても大丈夫だよ?ゆっくりと、ね?」
偽物の情報だったりとかもありそうだけどそれはどうするんだろう‥‥
エルフィーナ「ステラは強引に聞き出そうとしすぎてシン君に避けられてるみたいね‥‥だから色々な人に苦手意識もたれるのよね‥‥いつもは可愛くて良い子なのになぁ‥‥」
作者からのコメント
登場人物が増えてきたので登場人物を纏めたのを出したいなと考えてますがもう少し物語を進めてからかな?って思ってます。




