クエストブレイカー:エア
遅れてすみません‥‥投稿忘れてました‥‥
「お願い‥‥うん。分かったよ。そういう約束だったからね聞くよ。言ってくれるかな?あと、固い話し方はやめて貰えるかな?反応に困るから!」
「そうですか?分かりました」
まだ、敬語が残ってて固い感じがするけど花音みたいな感じだと思えば大丈夫かな?花音もいつの間にか家族に対しても敬語で話すようになっちゃったんだよなぁ‥‥
「あんまり変化が無くて驚いたけど‥‥うん。少し軽くなったし‥‥ライラさんに合ってる感じがするから好きだな‥‥」
花音に雰囲気が似てるからかな?ライラさん。
「あ、ありがとう‥‥ございます」
あら?なんかライラさんの顔が赤く見える‥‥気のせいかな?
「あ、少し話がそれちゃったね。改めて聞くけどお願いって何かな?」
「あ、えっと‥‥お願いと言うのは私達を貴方の従者にして貰いたいのです」
「え?どういう?え?本気?」
伝承の中にあった精霊の泉の封印を解ける可能性があるからだけじゃ無さそうだね‥‥
「混乱するのは分かりますが‥‥本気で言ってます」
「えっ、と‥‥僕に仕えたい理由を教えてくれるかな?」
「‥‥貴方が伝承の中にあった封印を解除出来ると思われる存在だったのとタイミングが良かったからですかね?」
「タイミング?」
「はい、タイミングです」
「??」
謎だ‥‥
「あ、ごめんなさい。簡単に言いすぎましたね。タイミングが良かったと言うのは、約1ヶ月後迄に精霊の泉の封印を解ける人物が現れなかったら私達姉妹が里長の長男と婚姻を結ぶ事になってしまっていたからです」
「え?姉妹って‥‥ライカちゃんも!?」
え?里長の長男って変態なのかな?
「はい‥‥」
ライラさんは凄く困ったような嫌そうな‥‥そしてなんだか複雑そうな顔をしている。
「えっと‥‥その人は変態なのかな?」
「いえ、姉妹で婚姻と言う話になったのは私が嫁いでしまうとライカと離れる事になってしまうのでそれは嫌だと言ったんです。そしたら、里長が姉妹で息子の嫁になれば問題は無いな?と言われてしまったので‥‥」
「ねぇ‥‥ライラさんの言い方だとライカちゃんも一緒なら結婚しますって言ってるように感じるけど‥‥どうなのかな?ライラさんは結婚したいの?」
「え?あんな人と婚姻を結ぶなんて嫌ですよ?あの人は性格は最低だし太ってるし、性格は最悪だし‥‥なにより、この里の未婚の女は全員俺の物だ的な思考をしています‥‥」
「性格に関して最低、最悪って2回も言うくらいだしよっぽど嫌なんだね‥‥」
「はい!この里の未婚女性は全員が嫌ってます!」
「うわぁ‥‥」
「さっき、貴方が言ったように言葉の返しを間違えてしまったせいでライカと一緒なら婚姻を結びますって捉えられてしまいました‥‥」
「‥‥」
「なので!タイミングが良く伝承の中に出てきた人が来てくれたので仕えたいと思いました」
「もしもだよ?もしもその伝承の人が悪い奴だったらその人に仕えたの?」
「いえ、それはありません。貴方と話していて貴方が温厚で優しい人物だと確信したからです」
そんな風に言われると少し照れるね‥‥
「そっか‥‥分かったよ。もしも、僕が封印を解けたとしたら君たちを従者にすると約束するよ。解けなかった場合はどうするの?」
「その場合は‥‥里に嘘を言ってでもライカと一緒に着いていきます」
「あ、もう着いてくるのは確定なんだ‥‥」
「そう言う事ですね」
〔種族進化クエスト:精霊の泉を守りし者 クリア!報酬は種族クエストの全終了時に送られます〕
〔種族進化クエスト:泉の封印を解除せよ。を受注しました〕
なんか、クエストを受けた記憶が無いのに種族進化クエストとやらを1つクリアした‥‥もしかして何処かで条件を見つけて受ける筈だったのを飛ばしてクリアしちゃったのかな‥‥?運営さん。なんかごめんなさい!
エア「この種族進化クエストを受けるための条件って元々はなんだったのかな‥‥?正規の道の先にあったとか‥‥?」
作者からのコメント
感想を書いてくれてありがとうございます!楽しんでくれた人の感想を見ると嬉しいものですね‥‥基本的に物語の進みが遅いこの作品ですが、これからも応援してくれると嬉しいです。




