拓哉への相談 後半
もう少し、早く更新したかったんですけどね‥‥次はもう少し早く更新したいなぁ‥‥って毎回思ってる作者です。
フレンド通話とかの話になってしまって拓哉に相談しようとしてた事を忘れてた僕は、拓哉に相談内容を伝える事にした。
「拓哉~なんかさ、僕がワールドアナウンスを何回も流してるって事が情報クランの人にバレてしまったんだ。一応、誤魔化そうと努力はしてみたけど、バレバレだったみたいでさ~」
『なるほど‥‥?それが相談内容か。じゃあさ、なんでバレかけたかを教えてくれるか?』
「分かったよ。ついさっきダンジョン攻略のアナウンスあったじゃない?」
『あぁ。そうだな‥‥ってまたお前かよ!?』
「あ、うん‥‥そうなんだよね」
『ふむ‥‥なるほど。お前は、ダンジョン攻略されたってアナウンスに対する反応が薄かったとかそんな感じでたまたま近くに居た情報クランの人に声を掛けられてなんとか誤魔化そうとしてみたが、そのせいで逆に確信持たれたとかそんな感じか‥‥?』
「うん。だいたい合ってるよ。なんで分かったの‥‥」
超能力者だったかな?拓哉は。
『超能力者?とか思ってんだろ?違うからな?なんとなくお前の話を聞いててその光景が想像出来ただけだっつーの』
やはり?超能力者?
「やっぱり、拓哉は超能力者?」
『ちげーよ!てか、今度は声に出てたぞ?』
「あはは‥‥ごめんごめん」
『はぁ‥‥まあ、良いけどな?誤魔化そうとしたってどんな事をしたんだ?』
「えっと‥‥異界人に憧れる住人の真似をしてみただけなんだけど」
『‥‥!』
「急に黙っちゃってどうしたの?拓哉」
『あっはっはっは!真也はやっぱ面白いわ!プレイヤーに憧れる住人?居たら面白いな!会ってみたいわ!あ~‥‥面白かった!』
「笑わないでよ‥‥」
『いや、すまんすまん。誤魔化そうとした方法が想像以上に面白かったからつい、な。そりゃ、確信持たれるわな』
ヒルダにも似たような事を言われたな‥‥
「はぁ‥‥こっちは真面目に相談をしてるんだけどね‥‥」
『すまんな。拗ねるないでくれよ?聞いて良いか?情報クランの名前はなんだ?俺の知ってる範囲だと情報クランは1つしかないが違ったら困る。なんて名前だ?そして、声を掛けてきた人の名前はなんだ?予想通りのクランなら自分の名前を相手に伝えるからな』
「え~と‥‥クランの名前はノーティアで、声を掛けて来たのはステラさんって言う女性だね」
『あー‥‥やっぱノーティアか‥‥んで、ステラか‥‥ノーティアのトップじゃねーかよ‥‥あそこに見付けられたかぁ‥‥』
「そんなヤバイの?」
『ヤバイって言うか‥‥βでめっちゃ追いかけ回されたからよく知ってる』
「そっか‥‥」
『ノーティアは情報を集める為にあらゆる方法を取ってくるんだよ‥‥ま、そんなに酷い事はしないけどな。ゲームの中の情報を集めて買ったり売ったりするだけだからな。ある意味、1番ゲームを楽しんでるのはノーティアの連中じゃないかな?』
「そんな感じか~‥‥で、どうすればいい?」
『う~ん‥‥いっそ、持ってる情報を選んで教えたらどうだ?ノーティアに入れる奴は口がダイヤモンド並みに固いって話も聞くしな~』
「な、なるほど?」
ダイヤモンド並みに口が固いって‥‥相当に口が固いって事だよね‥‥
『ノーティアならお前が欲しい情報を見付けてくれるだろうさ。あと、ノーティアと協力関係になればお前の情報を徹底的に隠す事も可能になると思うぜ』
「そっか。凄い所だったんだね‥‥」
『うん。凄いぞ』
「よし、これからの方向は決まった。拓哉、相談に乗ってくれてありがとう。ある程度、ノーティアに情報を渡してみるよ」
『ま、役立てたなら良かったよ。じゃ、これから次の街を解放する為のボス探しするから切るな?』
「うん。じゃあね~」
そう挨拶を交わした後、通話は切れた。そして、僕はもう一回ログインする事にする。夕食開始する直前まで。夕食は大体今から1時間半頃に始まるので、10分前にはログアウトしたいな。そう考えながら、もう一度USOの世界に戻った。
真也「ログインしたらヒルダの雑用係に転職するんだよね‥‥何をやらされるのかな?そこまで大変な事じゃなきゃ良いけど‥‥」
作者からのコメント
毎回、この先の展開はこうしよう!って決めてたとしても書き始めると全く違う内容になる事が良く起るんですよね‥‥




