ミッションの説明
皆様の作品お待ちしております。
エスティシャベロルに呼ばれて、俺達は学科学習棟の会議室に向かった。そう、俺達だ。オルス、ミレー、リタもいる。
「クリフ、入るぞ」
そう言って、会議室に入るとそこにはガリウス・アスモダイ先生やクリフ・マゴメント先生たち他様残な先生が忙しそうに作業をしていた。
「どうしたんですか。今忙しい所でして」
「例の補充人員の件、これを水城達へのミッションにしちまえばよくないかなって思って連れてきたんだ」
「何ですって」
そこで、教師たちの視線が一斉に俺達に注がれる。俺はともかく、三人は居心地が悪そうな顔をしている。
「条件はエンバンティアの生徒、もしくはシルバークラス以上の生徒だろう。条件には水城達のチームでも十分達していると思うが」
「確かにそうですが、ですがそれで納得する人でしょうか」
「大丈夫だって、何かあれば私たちが責任取ればいいんだから」
「そんな気楽な問題じゃないから言っているのですがね」
そう困惑しながら、クリフはため息をした後に俺達の方に向き合う。
「皆さんは彼女から話を聞いていましたでしょうか」
「……いいえ」
俺は素直にそう答える、他のみんなも同じ反応をする。すると、彼は俺達を見据えてこう話す。
「エスティシャ先生が言っている話、ミッションとは各ギルドが冒険者や所属している方に出す強制任務の事です。拒否権は依頼を受けた後ではありません、引き返すなら今のうちですよ」
そう言われる。だが、俺達は意思を目配せして確認しあうと俺が代表していう。
「大丈夫です。受けます」
「もう少し早く言って欲しかったですが、まあ良いでしょう」
そう言って、机に戻ると一枚の書類を差し出す。
「皆さんに行ってもらいたいのは、エンバンティア各所にある村やギルドなどです。そこでこの封書を指定した場所に届けてほしい。また、同行するスタッフの荷物があるのですが、これを紛失しないように見張る事です。紛失した際は同行スタッフだけでなくあなた方にも責任が発生することをご注意ください」
「要するに運搬クエストと護衛クエストでいいにゃ?」
「リタさんクエストと一緒にしないで欲しいですが……まあその理解で問題ありません」
よろしくお願いいたします。そう言った。だが、そこで俺はふと気になった。
「あの、エンバンティア各所って、エンバンティアに行くんですか」
「はい」
そう、この時初めて、俺はエンバンティアに向かう事になった。
少し短いですが、今はやりたいことが他に多いのでお許しください。




