2017.トゥルーパワー
ペトラの声は続く。
『ブフーッ 『ボア ラミング』モード、ゴナドューマイベスト…… ブヒッ!』
どうやら今現在持ち得る全てでぶっ放すらしい、うんっ、素晴らしきかな新展開、だっ。
ズダッ! ドドドドドドド! ドッゴッーオォォーンンンンッ!
なるほど、ベストを尽くした様だな、激突音がこれまでと段違いだ、とは言え所詮一匹の魔獣の力に過ぎない本気の悲しさ、山塊に連なる崖を瓦礫と化すのは流石に不可能だろう。
……ピキッ!
何っ?
ピキピキベキベキメキョメキョメキョバキバキガシャガシャガシャガラガラガラゴロンゴロンゴロングシャアァッ!
何だとっ?
ミシミシメシャメシャ…… ズズオオーンッ! カランッカラカラカラ……
く、崩しやがった…… 崖から繋がる山体ごと…… 嘘だろ……
『……ディスイズマイトゥルーパワー』
オゥユァシリアス! 何故英語なのかは不明だが、崩壊した崖を背景に呟く豚猪は不思議と格好良くみえる。
土埃の中からスキンカラーの巨体が姿を現す、温泉水を吐きながらだからグラムランドだ、間違い無い。
抑圧されていたヨルムンガンドの瑞々しい体皮は自由を得てパンッとした張りを取り戻し、同時に姿を現す内包組、馬鹿中心のメンバーは瀕死らしく崩れた瓦礫の上に力なく横たわる。
『『範囲回復』ブヒッ♪』
即座に癒す黒豚猪、益々イカす、超格好良い!
『……ディスイズマイトゥルーパワー』
何で繰り返した? お気に入り? 又は憶えたばかりなのか?
『う、うーん…… ぬおっ、おおっペトラ来てくれたのかっ!』
早速ギレスラが目覚めた、いや蘇生成功のが正確かな?
スリーマンセルの賢い担当は落ち着いた声で問い質す。
『なんか色々死に掛けていたみたいだけど一体どうしたの? レイブお兄ちゃんは?』
『ああ、これはバッタの勇み足なのだ、えっとレイブは…… そ、そうだっ! レイブは日本に行ってしまったのだっ!』
『日本? それって極東の島国よね? 泳いで? それともクルクル虫アタックで?』
あんなもんで目指したら三半規管が完全破壊されるだろう。
『崖の裂け目の中には鏡があってそこから進めなくて魔石に充填したら悪臭が刺さったのだ!』
ギレスラの説明は馬鹿みたいだがパニックが原因だと思いたい。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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