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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
88/155

88、ヤバい奴だろう

「掃除♪。掃除~♪。皆が出払ってる~♪。掃除がはかどる~♪

チリや埃はもう始姐が風魔法で集めて火魔法で処分済~♪」

僕はモップで床を磨く。

フフフ、キレイになるのはいいですね。


えっ?始姐に頼んで水魔法でやればいいじゃないか?


何言ってんの?

魔法ばかりにじゃ楽を覚えてやらなくなちゃうじゃないか?

それに始姐に頼むなんて恐れ多いよ。


ん?今さらだって?

そうです。今さらです。

………実は前にやってもらったんだ。

そしたら床はビチョビチョで自然に乾くのを待つタイプなんだ。

船の甲板じゃないよ!始姐!!


そんな床に僕は足を取られ滑って転んで大分県です。


大分県ってどこだ?って

………気にしないで下さい(恥ずかしい)。


それ以来、チリや埃や大きなゴミは全て始姐の魔法でやり、床の水ぶぎは僕がやる事になったんだ。


ハハハ。転んだ時に腰を打って1週間は痛かった~トホホ。


「家が大きすぎるよ」

3階の廊下に階段を水ぶきして今2階です。

大きくて長い廊下です。

さぁやりますよ。

ゴシゴシゴシゴシ

やっと中央階段です。

中央にある階段ですが、お客様も来たことが無い。

えっ?歳三は?ですか


歳三はもう家の一員です。


お客様ではありません。


せっかく色んな仕掛けをご用意したのに残念です。


えっ?どんな仕掛けだって?

やだな~。教えれる訳無いじゃん

まぁ言うなら天井から煮えたぎった油が落ちてきたり、鋭いナイフが落ちてきたり、槍や弓矢が飛んで来たり後、熊の置物が暴走するように………まぁ敵を殲滅するために作ったんだよ。

油はベトベトになるから始姐はボツだって。

油は後処理が大変だったよ。

僕が来る前に一度山賊が来たらしいんだよ。


始姐は一人で剣1本とマスケット銃で撃退。


山賊の多くは、手足を切り落とされだるまになったり、逃げ出した山賊は森の動物の餌になったり、ゼウスに噛み殺されたりマスケット銃の的になったり、ものの数分で終わったらしいよ?


数の上では山賊な有利だったのに蓋を開けたらあっという間に始姐の勝ち。


山賊がこの中央階段に来た証拠が有るんです。

ほらここ。この手すりに剣の跡。


本当でしよ。僕は嘘つきませんよ。

始姐もこの山賊に対して「ガッツ」はあったかな?って言ってたよ。

まぁ、始姐は奇襲掛けてくる日時も知っていたしワクワクしながら待ってていたけど親玉以外はガッツがなかったって。


今はあの外の桜の木のしたに埋まってる。


山賊の頭は始姐の遊び相手になったよ。


真剣です切り刻んだと言ってたな

ちょっとづつ切り刻んで歪む顔を見るのが何とも言えないほどの嬉しかったって!


えっ?ヤバい奴だろう?


失礼な!


始姐はヤバい奴では有りません。


そりゃ初めて聞いた時は引きましたが、僕にはそんな事一度も………一度も………


何でしょ?

思い出そうとすると全力で拒否する僕がいます。


ま、まぁ良いです。


そうそう。僕、昔、始姐と大喧嘩さた時にボコボコにされたぐらいですねアハハ。


さて、掃除の続きを再開です。

始姐と歳三が帰って来るまでに掃除を終わらしましょう


ゴシゴシゴシゴシ

長い廊下を終わらせ中央階段を水ぶぎ掃除した。


「今日の料理は歳三がまだ食べたことが無い煮込みハンバーグにしよう」

今日の料理メニューが決まった。

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