58、駄目だった~!!
先日は、始姐と歳三の打ち合いは白熱しました。
今でも目を閉じればその光景が浮かびます。
ぐふふふっ
おおっと、いけない。いけない。
爽やかな男を目指すために笑いも紳士的に男前に
目の前にいる歳三さんの様にと
「どうしたんだ?」
『いえ。何でも有りません。』
ヤバい。ヤバい。凛々しい姿に見惚れました。
洋服も似合います。
『服のサイズ合ってよかったです』
「着物でも良かったがな」
『着物?あーあれですか。剣術で使うやつの事ですね』
始姐は着流しとか袴とか言っていたけど僕は、剣術の服で覚えてます。
◇◇◇◇
今日は僕は歳三と朝食作りです。
歳三が住んでいた所で食べていた朝ご飯です。
ご飯、味噌汁、魚の塩焼きにたくあんです。
ご飯は僕が先に炊きました。
だって起きてくるの遅いから
違います。
僕の料理の腕を見てほしさに張り切りました。
後は魚の塩焼きと味噌汁です。
魚は、網に載せて焼くだけ。
そう、焼くだけです。
ですが、何故魚が真っ黒何ですか?
えっ、ちゃんと見てた?
でも真っ黒ですよ。
分かりました。
分かりました。
今日は、ご飯と味噌汁とたくあんだけです。
始姐なら真っ黒でも「香ばしくて美味しいぞ」と言いますが、身体に悪い。
そうとなれば味噌汁を作ります。
鍋に砕いた氷を入れて火にかけます。
歳三に揚げ、ネギ、豆腐を斬ってもらい沸騰したお湯に入れます。
最後に味噌をといて終わりです。
味見を・・・
小皿に取って少し飲みます。
グホッ!!
これ味噌汁ですよね!
「味はどうだ?」
濃い。
目分量でどれぐらい味噌を入れたんだ?
分かった。
歳三さん、始姐並みに料理は駄目だった~!!
『そういえば、古代語は話せる様になりましたが共通語は話せますか?』
「共通語?」
『やってみますね』
僕はニッコリ笑い挨拶をする。
「●▲◎■◆(おはようございます)」
『?』
あっこの顔は分かって無いな。
「今は、共通語でおはようございますと伝えました」
「物資つけな質問ですが、文字書けて読めますよね?」
僕が書いたメモ書きを渡します。
『???』
(始姐~!!、剣術に夢中で教えてませんね!)
後で話さないと!
◇◇◇◇
始姐に話をした。
あっこの顔完全に忘れていたな。
歳三に文字を書いてもらった。
な、何ですか?このミミズが這った用な文字は?
えっ、これが日本語?
始姐が「達筆だね」と
えっ、達筆?
筆で書くの?
と言うか良く有りましたね筆。
そこからは僕と歳三と始姐で勉強会が始まった。
難しい日本語。
古代語や共通語が簡単です。
僕は燃え尽きた。
「もう駄目だ~。」
『日本語を話せるから文字も覚えれるだろう』
歳三さんの優しさが身にしみます。
男、ジェラルド。がんばります!
あっ、始姐も頑張って覚えて下さい。
読んで頂きありがとうございます。




