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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
58/155

58、駄目だった~!!

先日は、始姐と歳三の打ち合いは白熱しました。

今でも目を閉じればその光景が浮かびます。


ぐふふふっ


おおっと、いけない。いけない。

爽やかな男を目指すために笑いも紳士的に男前に

目の前にいる歳三さんの様にと


「どうしたんだ?」

『いえ。何でも有りません。』

ヤバい。ヤバい。凛々しい姿に見惚れました。

洋服も似合います。

『服のサイズ合ってよかったです』

「着物でも良かったがな」

『着物?あーあれですか。剣術で使うやつの事ですね』

始姐は着流しとか袴とか言っていたけど僕は、剣術の服で覚えてます。



◇◇◇◇



今日は僕は歳三と朝食作りです。

歳三が住んでいた所で食べていた朝ご飯です。

ご飯、味噌汁、魚の塩焼きにたくあんです。

ご飯は僕が先に炊きました。

だって起きてくるの遅いから

違います。

僕の料理の腕を見てほしさに張り切りました。

後は魚の塩焼きと味噌汁です。

魚は、網に載せて焼くだけ。

そう、焼くだけです。

ですが、何故魚が真っ黒何ですか?

えっ、ちゃんと見てた?

でも真っ黒ですよ。

分かりました。

分かりました。

今日は、ご飯と味噌汁とたくあんだけです。

始姐なら真っ黒でも「香ばしくて美味しいぞ」と言いますが、身体に悪い。

そうとなれば味噌汁を作ります。

鍋に砕いた氷を入れて火にかけます。

歳三に揚げ、ネギ、豆腐を斬ってもらい沸騰したお湯に入れます。

最後に味噌をといて終わりです。

味見を・・・

小皿に取って少し飲みます。

グホッ!!

これ味噌汁ですよね!

「味はどうだ?」

濃い。

目分量でどれぐらい味噌を入れたんだ?

分かった。

歳三さん、始姐並みに料理は駄目だった~!!


『そういえば、古代語は話せる様になりましたが共通語は話せますか?』

「共通語?」

『やってみますね』

僕はニッコリ笑い挨拶をする。

「●▲◎■◆(おはようございます)」

『?』

あっこの顔は分かって無いな。

「今は、共通語でおはようございますと伝えました」

「物資つけな質問ですが、文字書けて読めますよね?」

僕が書いたメモ書きを渡します。

『???』

(始姐~!!、剣術に夢中で教えてませんね!)

後で話さないと!



◇◇◇◇



始姐に話をした。

あっこの顔完全に忘れていたな。


歳三に文字を書いてもらった。

な、何ですか?このミミズが這った用な文字は?

えっ、これが日本語?

始姐が「達筆だね」と

えっ、達筆?

筆で書くの?

と言うか良く有りましたね筆。

そこからは僕と歳三と始姐で勉強会が始まった。


難しい日本語。

古代語や共通語が簡単です。


僕は燃え尽きた。

「もう駄目だ~。」

『日本語を話せるから文字も覚えれるだろう』

歳三さんの優しさが身にしみます。


男、ジェラルド。がんばります!

あっ、始姐も頑張って覚えて下さい。

読んで頂きありがとうございます。

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