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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
56/155

56、剣術

僕と始姐は毎日素振りをやってる。

始めは50回でヒーヒー言っていたが、今は、100回出来るようになった。

継続は力なりってね。

始姐も剣術は少しかじった事もが有るらしい。

でもまだへっぴり腰だ。

ちなみに僕もへっぴり腰です。


仲間がいて良かった~。


始姐は常に魔法がまとっているか、無意識で魔法をバンバン使ってる。

その度に歳三に怒られてる。

本人は分からないらしい

影の剣も魔法あちらの方が常に、意識してるって言ってた。

何か違うのか分からない。


前、始姐と歳三が試合の真似事していたら始姐の手からスポーンっと木刀が明後日の方向に飛んで行ったの。

そしたら直ぐ様マスケット銃が空中に現れ自然と引き金が引いて歳三の頬を掠めたよ。

まるで牽制だね。

始姐も何でも無い顔して歳三は固まっても状況を確認して直ぐに怒ったよ。

始姐の頭にゴチンと拳骨が落ちて

、始姐悶えてたよ。

あれは、痛い・・・。

頭抱えてフーフー言ってた。


良かった。僕じゃ無くて。

安心してたら次に僕の指名。

安心しきっていたから思わず「えっ」って声が出ちゃった。

やっぱり道場にお茶持って来て飲んでいたのが駄目だったらしい。

始姐も駄目なのと顔してたらゴチンと鉄拳が落ちてきました。


痛い・・・。


歳三は木刀を両手で握ってますが、始姐は片手で持ってる。

聞いたらついつい木剣と勘違いしちゃうらしい。

今まで両刃の剣を使っていたからついつい名残で片手で扱ってしまうんだってさ。


ふーん、そんなもんかね。


何回言っても中々直らないから今はあんまり言わないよ。

でも始姐もちゃんと両手で使ってるから必要に応じてかもしれない。

基礎を学ぶために言ってたと思う。


剣術は奥が深い。

『道場でお茶とクッキーを持って食べるな!!』

「そうだよね。例えお盆の上に乗っていても行儀が悪いよね。

次回はテーブルと椅子を持って来るよ」

『そうじゃない!!ジェラルドお前も何か言え』

「始姐の言っている事は全て正しいです。」

『俺が間違ってるのか?。ここでは道場に菓子と茶をしていて持ってくるのは正しいのか?』

「「?」」

パリンとクッキーを食べる始姐。

紅茶を飲む僕。

頭を抱え込む歳三。

「考えてすぎも良くないよ」

「そうですよ。歳三」

『お前らが自由すぎるんだ!』

「そんな事言われても道場で菓子お茶厳禁何て知らないよ。」

「そうです。それに、この道場は始姐が作りました。始姐がお茶に菓子okならokなのです。歳三もお茶にしましょう」

「冷めるよ。」

歳三が始姐を見てため息をついた。

『成るようにしか成らんか。・・・もらおう。』

「今歳三が言ってたリョクチャ?って言うの探してる。」

『探してるのか?』

「一応、有るか無いか分からないけど探してる。」

「それなら何でも屋の鈴蘭に聞いて見たらどうでしょうか?」

「鈴蘭かぁ、聞いてみるのも一利有るね」

僕達は剣術そっちのけでお茶時間を楽しんだ。




読んで頂きありがとうございます。

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