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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
153/155

153、はじめてのおつかい

僕は今、トヨハシに来ています。始姐にお使いを頼まれました。


「何でも屋に寄せ鍋の汁が有るから買ってきて、ついでに具材も」と頼まれてまして僕、歳三、斎藤、沖田、丞の5人でトヨハシの街並みを歩いています。


「ジェラルド。ジェラルド。あの店か?シロエが言っていたクレープの店は?」

本屋の隣にある店、クレープのシャロー。開店前なのに長蛇の列が並んでいます。

始姐から1人金貨5枚頂いています。「好きなの買ってきな」と言われて持たされました。

太っ腹です。

金貨5枚は1ヶ月楽に暮らせる金額です。

始姐の金銭感覚バグってませんか?

歳三、斎藤、沖田、丞に麻袋に入った金貨を渡します。

「皆さんお金は持ちましたね?」

「「「「はいっ!」」」」

「そらでは、待ち合わせ場所はガルーダ便の前で、お昼過ぎに」

「「「「「はーい」」」」」

「では、解散!。」

僕が言っても歳三、斎藤、沖田、丞は僕の側を離れない

「どうしたんですか?」

「久々過ぎて何処に行ったらいいのか分からない」

「ボクは、来たことないから分かんない」

「本を見てもいいし、買い食いしてもいいですよ」

「ジェラルドは何でも屋か?」

「ええ、先に始姐からの買い物を済ませてから新しい本でも買おうと思いまして?」

「なら付き合おう」

「いいのですか?見たい処有ったりするのでは無いのですか?」

「いい。何でも屋に行こう」

「じゃ、ボクも行く~!」

「俺も」

「私も」


何でも屋に着いてから僕は始姐から頼まれた注文を女将に頼んで行った。

お米100キロ、味噌50キロ、醤油50L、砂糖、塩、胡椒、蜂蜜各50キロ、キノコの原木10本、葉物の白菜、ネギ、レタス、大根、人参、玉ねぎ、サツマイモを多めに頼んで行く。


女将は嬉しそうに部下にあれやこれやと指示していった。


「全部で金貨23枚と銀貨5枚になります。どうなさいます?ガルーダ便に運んで置きますか?」

「お願い出来ますか?」

「シロエさんとは長い取引先ですから(大量に買って下さる)、そうそう可愛いマグカップも付けておきますね」

そう言って、パンダのマグカップとチョコレートを新聞紙に包んで木箱に入れて行く。

「いいのですか?」

「いいよ。シロエさんもまた来てねって伝えて下さい。」

ニコニコ笑う女将とニコニコ笑うジェラルド。


「そうそうシャローが開く時間はいつ頃でしょうか?」

「シャローは不定期ですが、今日は多分開くと思います。」

お礼を言って、シャローに足を伸ばす。


メニュー表の看板が出てる。どうやら今日は開店するみたいだ。

「シャローは何屋ですか?」

「クレープ屋だよ。美味しいんだ。始姐がいる時は必ずチョコレートアーモンドを頼むよ。さて、多分始姐に頼まれた買い物は終わったからこれから自由行動です」

ジェラルド、歳三、斎藤、沖田、丞は「おー」っと言って街に繰り出した。



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