表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

836/836

クボタさんの魔物図鑑 その532 エンマ

No.559 エンマ

魔人類オニビト科


体長 約2m

体重 約160kg


能力値(野生下での平均値)

『力』8050

『魔力』1770

『機動力』9180


討伐依頼受諾可能最低ランク

A(推定)


・他国の山脈に一匹だけが生息しているらしい。ただ昔は我が国にいたとか、いないとか……

・俺の自室の隅より発見された、古ぼけた書物を見た事によりこの魔物の存在を知った。ちなみに、その書物はボロボロで判別が難しかったが……恐らく、以前は図鑑のようなものだったと思われる。


字を当てれば『猿魔』だとされるこの魔物は。

オニビト科最強クラスの強さを誇ると言う魔物、エンマだ。


今回はこの魔物をご紹介していくとしよう。


ではまず、エンマの種族についてだが。

これは先程も言ったように魔人類のオニビト科である。


また、生物としては※『オーク』に近いそうだぞ。

アレとは戦闘能力に差があり過ぎて信じられないだろうが……でも真実なのだ。


次に生息地だが。

コイツは他国の山脈に、それも一匹だけが棲みついているんだそうだ。


そして、餌とするものについてだが。

高い実力がありながらもエンマはあまり他の魔物を襲って食べるような事はしないんだそうで、専ら自身の棲まう山脈にある、果実、植物等ばかりを食べているらしい。


では次に、エンマの姿形について説明していこう。


このエンマと言う魔物は魔人類という所からも分かるように、身体的特徴が人間に近く、また二足歩行を行う魔物だ。


もう少し詳しく言えば……

体色は赤みを帯びた茶。身体は筋骨隆々。

そして、頭部は猿のようなんだそうだ。


それとこの魔物、何と服を着ているらしい。

何でもそれは昔、コイツを倒そうとした者達からエンマ自身が剥ぎ取った物であるそうだぞ。


……まあ、こんな所だろうか。

エンマとはこう言う魔物なのである。


では、次にそんなエンマの戦闘能力についてだが。


力、機動力が他の魔物とは比べ物にならない程高く、更には魔力さえも扱えるようなので……


まあ、『どんな理由があろうと戦うべきではない』と言えるな。


だから、その……とりあえずやめておけ。

きっとその愚行を後悔する事になるぞ。


……最後に、余談ではあるが。


この魔物、何と過去には我が国にいたんだそうで……


また、その時はならず者であり。

見境無く、情け容赦も無く、人々や他生物に対して危害を加えるような存在であったらしい。


で、それを問題視した魔物達によってエンマは倒され、そしてコイツは他国へと逃げて行ったとか、どうとか…………とにかく、そんな噂があるんだそうだ。


だが、なあ……


もしそれが本当だったのだとしても。

コイツは当時でさえもかなりの実力があったはずだ。


だとしたら、コイツを撃退したのはそれ以上の実力者となるはず…………


一体、どんな奴だったんだろうな。

案外、俺の知っているような奴等だったりして……




注釈


※ オーク 『クボタさんの魔物図鑑 その27』にて紹介

ちなみにですが…図鑑はこれで最終回となります。

今までお読み下さり本当にありがとうございました✨


本編はまだ続きます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ