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クボタさんの魔物図鑑 その530 フェニックス

No.557 フェニックス

魔鳥類ヒノトリ科


体長 3〜5m

体重 190〜240kg

翼幅 8〜11m


能力値(野生下での平均値)

『力』500〜550

『魔力』4000前後

『機動力』800〜1000


討伐依頼受諾可能最低ランク

なし


・俺のまだ行った事の無い地方、他国等に生息。

・一度だけ見た事がある。また、その際は街の遥か北の空を飛んでいたように思う。


さて、では今回は。

あの※1『プチフェニックス』の成体であり、かつ本物の……


皆もよく知っているであろう不死鳥と呼ばれる存在、フェニックスをご紹介しよう。


……ただし、当選ながらこれは『こちらの世界の奴』だから、多少の違いは勿論あるだろうけどな。


まあとにかく、始めるとしようか。


フェニックスは魔鳥類のヒノトリ科に分類される魔物だ。


また、同科には幼体であるプチフェニックスは勿論、他には※2『ヒノトリモドキ』等がいるが……


前にも言ったように、ヒノトリモドキとコイツとは不死である仕組みそのものが結構異なるため、全くの別物として認識している者も少なくないそうだぞ。


『それってどんな感じだったっけ……?』

と、忘れてしまった方のためにざっくり説明すると……


フェニックスは寿命、老衰で死ぬ事はないが、肉体に大きなダメージを受ければ死んでしまう可能性があると言う『不死』であるのに対して。


ヒノトリモドキの方は寿命に抗う事は出来ないが、体内に溜め込んだ魔力のお陰で自然治癒力、自己再生能力が非常に高く、魔力が尽きなければ外傷が原因で死ぬ事はほぼ無いという、『不死身』に近いものである。


という感じだ。思い出したかな?


では話を戻そう。

生息地についてだが、この魔物は俺のまだ行った事の無い地方、他国等に生息しているようだ。


また、それは成体となったものの話であり。

幼体の時は強い魔物の少ないカムラ地方や街の周辺等にいて、成長したらそちらへと戻って行くのだと言う。


次に、餌とするものについてだが。

……実は、成体のそれはあまりよく分かっていないんだそうだ。


何故かと言うと、それはコイツ等が『ほぼ常に空を飛んでいて、いつ餌を食べているのかが分からないから』だとされているぞ……物凄いスタミナだな。


では次に、この魔物の姿形について話そう。


フェニックスは非常に大きな鳥型の魔物だ。

そして、それは例えるならば『嘴の真っ直ぐ伸びた鷲や鷹のよう』だと言える。


ただ、体色は赤、もしくは赤に近い橙……のような色をしていて。


それと、何とだな……

翼が6枚もあるそうだぞ。


驚きだな……

とは言え、目立つ特徴と言えばそれだけなのだが。


……と、こんな感じだ。

これでフェニックスの姿形がよく理解出来た事だろう。


ああ、それとだな。

何となく分かったかもしれないが、コイツが空を飛び続けられるのはその翼のお陰なんだそうだ。


何せ、コイツは自身の翼を交代に休ませる事で長時間の移動が可能なんだからな……だがそれでも、驚異のスタミナである事は間違いないのだし、そう考えるとやっぱり普通に凄い……


最後に、戦闘能力についてだが。


フェニックスの力、機動力は意外にも大した事は無いそうで、肉弾戦はあまり得意ではなさそうである。


……が、魔力が非常に高く。

しかもコイツはヒノトリモドキとは違い、ちゃんとそれを攻撃として放つ事が出来るそうなので要注意だ。


……と言うか、まずそもそもとしてだな。


幼体もそうであるのだから、コイツも勿論。

国の天然記念物的な魔物に認定されているワケで……勝とうが負けようが、戦ったりしたらその者には罰金が課せられてしまうぞ。


だから戦闘時に注意すべき事だの何だとを覚える前に、まず一番に『コイツと戦ってはならない』という事を覚えておいた方が良い。


……分かったか?ちゃんと覚えておくんだぞ?


その罰金、結構高いらしいから……




注釈


※1プチフェニックス 『クボタさんの魔物図鑑 その15』にて紹介


※2ヒノトリモドキ 『クボタさんの魔物図鑑 その10』にて紹介

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