クボタさんの魔物図鑑 その522 ゴコラパ
No.549 ゴコラパ
魔草類ネアルキグサ科
大きさ 2.5〜3m
重さ 250〜400kg
能力値(野生下での平均値)
『力』1400〜1800
『魔力』500〜700
『機動力』80〜100
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・他国、我が国の地方を問わず沿岸付近等に自生(?)
・たまーに見かける。例えばザキ地方へと定期便で移動している時、川向こうに発見したり……とかな。近くで見た事は無いが。
今回は魔草類の魔物を紹介していくとしよう。
それも、動くタイプの奴をだ。
その魔物の名前はゴコラパだ。
コレは魔草類のネアルキグサ科に分類されている、先にも言ったように魔草類のクセして動くタイプの魔物なのである。
そして、コレは以前紹介したただの動く木、※『ワンデルン』と同じタイプの魔物でもある。
……何が言いたいのかというとだな。
コレもワンデルンと同じで、『木なのにネアルキグサ科』な魔物なのだ。
だから勘違いしないように。
ちなみに、その理由はワンデルン紹介時に既に話しているのでここでは省かせてもらうぞ。
とは言え、流石に勘違いするような事は無いだろうとは思うが。
何しろゴコラパは結構大きな魔物なんだからな。
それも、殆どの人間がそれくらいの背丈にまでは到達出来ない程にだ……それをただの雑草か何かと見間違えるワケがないであろう。
まあ良い。説明に戻ろう。
次はこの魔物の自生地についてだ。
……とは言ってもゴコラパには特定の自生地というものがあるワケではなく、コレは我が国、他国の地方を問わず、そこの沿岸付近等に好んで棲みつくんだそうだ。
と言うかまずそもそもの話として、ゴコラパは動くから例えそこにいたのだとしても、それが自生地とは言えないような……
まあ、何でも良いか。
それが間違いなのだとしても、勝手に動いてるコレが悪いんだし。
では続けるとしよう。
餌とするものは水分くらいで、後は特に無い……
と思いきや。
コレは顔、そして口のような部分もあるそうなのだが、何とそれを動かして他生物を食べてしまう事もあるんだそうだ。
そして、それは……
成体(?)となったコレはその場に根を生やさないのではなく、根を生やせないのでそれ以外の方法で栄養を取る必要があるから……
だとか何とか言われているそうだが、まだはっきりとは分かっていないのだそうだ。
……しかしそうなると、この魔物は人間に襲い掛かってくる可能性があると言う事だよな?
だったら、少し怖いな……
あまり沿岸付近には近付かないようにするか。
まあでも、そう言っておいて何だがそこまで心配する必要は無いそうだぞ。
ゴコラパは機動力が低いそうだからな。
必死に走れば非戦闘職の者でもまず、捕まる事は無いはずだ。
ただし力は強く、また魔力も有しているそうなので……逆に言えば……
捕まってしまった時は覚悟した方が良いぞ。
では次に、ゴコラパの姿形についてだが。
まず一応言っておくと……この魔物は先程も言ったように、ネアルキグサ科ではあるが草では無く木のような姿をした魔物である。
なので全身は当然ながら木のようであり、また太い枝のようにして分かれている手足のような部分も持っているのだそうだ……まあ動くとは言っていたから分かるかもしれないが。
それと、頭部(?)も見受けられるそうだ。
そしてそれはヤシの実のような形をしていて、3つ程が上半身よりも少し上辺りに存在しているのだと言う。
ちなみに、そのうちの二つは目であるようだな。
まあこのような感じなのだ。この魔物は。
最後に戦闘能力について話そう。
前にも言ったがこの魔物は確かに機動力が低く、頑張れば逃げられる存在ではある。
だが力は強く、また魔力も有しているそうなので戦おうとしているのでなければ決して自分達の方からは近付かないようしておいてくれ。
もしも非戦闘職の者が、安易に近付いたりすると……
それから先は、あまり考えたくはないな。
では以上でこの魔物の紹介を終わりとさせてもらう。
注釈
※ ワンデルン 『クボタさんの魔物図鑑 その411』にて紹介
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