クボタさんの魔物図鑑 その518 ザウラーノ
No.545 ザウラーノ
魔獣類クンピラモドキ科
体長 1.7〜2.2m
体重 90〜130kg
能力値(野生下での平均値)
『力』1400〜1600
『魔力』0
『機動力』1100〜1300
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・俺のまだ行った事の無い地方。ロシバ地方、他国等に生息。
・ザキ地方訪問時、この魔物を見たような気がする……でもそこには生息していないだろうし、見間違いか、それともロシバ地方からやって来た個体だったのだろうか?
さて、では今回は魔獣類魔物から一つ、ご紹介していくとしよう。
その魔物の名前はザウラーノだ。
コイツは先程も言ったように魔獣類の魔物で、科はクンピラモドキ科と言うものに分類されているそうだ。
生息地は俺のまだ行った事の無い地方、ロシバ地方、他国等なんだそう。また、そこでコイツは水辺のような場所に好んで棲みつくと言う。
餌とするものは他生物だ。
ちなみに群れでいる場合、狩りをするのは雄の役目であるらしいぞ。
そんなザウラーノの姿形についてだが。
コイツの全身は爬虫類のような鱗で覆われていて、体色はやや青くかつ尾もあるんだそうで、何だか※「クンピーラ」にも似ているような姿をしているんだそうだ。
いやでも、体長はそれと比べてかなり小さいし、体重に関してはほぼ半分以下くらいであるから……『ミニクンピーラ』と言った方がいいかな?
ただ、肩から背中にかけては毛……いや鬣だろうか?とにかくそんなようなものを有しており、またその部分からは幾つかの棘のようなものが生えていて……
そして、顔は何処か猿のようでもある。
それこそがこのザウラーノという魔物だそうだ。
それと、もう分かるかもしれないが。
この魔物がクンピラモドキ科に分類されたのはその見た目が原因のようだぞ。
また、この魔物は雌雄で若干の違いがあるんだそうで、今説明したのは雄の方である。
雌はというとその鬣のようなもの、それと棘が赤く染まっており、かつその棘は雄よりも本数が少ないのが特徴なのだと言う。
ちなみに、この魔物が何故このような姿となったかはイマイチよく分かってはいないが……恐らく、棲家とする環境に合わせたのではないかと言われているそうだ。
もしくは、天敵から身を守るためだとも言われているな。
例えば、その見た目はクンピラ科魔物への擬態を目的として進化したものであり、天敵等にそう勘違いさせる事で身を守っているとか……そのような感じにだ。
最後に戦闘能力についてだが。
クンピーラに似ていると言ったこの魔物は、とは言っても下手なクンピラ科魔物よりも遥かに強い魔物なのでそれらよりも注意が必要なのである。
魔力は無いが身体能力が高く、力、機動力はなかなかのものであるのだからな。
それに、鱗もあるので一般的な魔獣類魔物よりも防御面にて多少は優れているから、もし戦うのであればそこも覚えておく事をオススメする。
注釈
※ クンピーラ 『クボタさんの魔物図鑑 その13』にて紹介
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