クボタさんの魔物図鑑 その512 エアゾルド
No.539 エアゾルド
不定形魔石類イワビト科
大きさ 1.6〜1.7m
重さ 200〜270kg
能力値(野生下での平均値)
『力』850〜1000
『魔力』1500〜2000
『機動力』200前後
討伐依頼受諾可能最低ランク
E(D推奨)
・他国、我が国の乾燥帯、砂漠等に生息(?)。
・※『エアデルド』の事を調べている最中に存在を知った。ちなみに、コレの体の一部も調味料として使われるらしいが、こちらの方はエアデルドから採れたものよりも少々値が張るのだと言う。
さて、では今回は……
いや、今回〝も〟、続けて魔石類魔物の紹介をしていくとしようか。
その魔物の名はエアゾルドだ。
コレは先程も言ったように不定形魔石類で、その中でもイワビト科に分類されている魔物である。
まず最初に言っておくと。
この魔物、前回紹介したエアデルドの突然変異体のような魔物なんだそうだ。
まあ、生物では無いので突然変異とは言えないかもしれないが……でも、言葉にするならばそれが一番しっくりくるからこればかりは仕方がないであろう。勘弁してくれ。
ちなみに。
その変異とはどのようなものかと言うと……
エアゾルド、エアデルドはどちらも生息地(?)である乾燥帯、砂漠等の場所で魔力の高い砂、土等が偶然寄り集まる事で誕生する魔物であるらしいのだが。
エアゾルドはたまたまそうして集まった土、砂がかなりの魔力量を有していた時にのみ誕生するのだそうだ……つまり、それがフツーならエアデルドとなり、魔力たっぷりならばエアゾルドになるという事だな。
だからそう、コレは簡単に言えばエアデルドのレア個体であるのだ……分かったかな?
また、コレはそのような魔物のため生息地(?)、餌等の説明は省略させてもらおう。エアデルドとあまり変わらないからな。
ただし見た目は割と違うようで、エアゾルドはエアデルドよりもかなりスリムであり、それはもうほぼ完璧な人型と呼んでも良い程なのだと言う。
そして、前腕、腰回り等にあった『岩(肉体)の尖った部分』が何故かちょっとリッチに……いやクオリティが高いと言った方が良いのか?
でも魔物に良質も何も無いだろうし……まあ良い。
とにかく。エアゾルドにあるそれの方はそのような感じであり、最早ただの突起等ではなく、装飾品か何かのように見えるんだそうだ。
で、両肩からは二本ずつの長い、棘のようになった岩が、それと頭部からも、これまた長い三本の岩がまるで王冠のように存在している……
また、コレの方には頭部のようなものも見受けられ、それは逆三角形に近い、マスクのように見えるんだそうだ……と、エアゾルドとはこのような見た目をした魔物であるそうだ。
そんなエアゾルドだが、性格もその見た目に影響されているのか多少の事には動じないようなものをしているそうで、魔物、人間等他生物を発見したとしても向こうから攻撃でもしなければ襲って来る事はなく、戦いでも淡々と攻撃、防御をし、適切な対処をする事の出来るその冷静さから『砂漠の番人』と称され、そして恐れられる事もあるそうだ。
だが……
それは感情を持たない、魔石類魔物だからこその図太さというだけで、そもそも命を持たないコレらには性格なんてものも無いような気がするのだが……
まあ、人間サイドから見たら実際にそう見えると言うのだし、そうなるとそれはもう事実と言っても良いようなものだろうから良しとするか。
最後に、この魔物の戦闘能力についてだが。
流石『砂漠の番人』とも呼ばれるだけあって能力値は全体的にそこそこ高く、特に魔力が高いそうなので油断は禁物となる。
しかも、コレは本来持っている機動力こそ低いが、魔力、魔法を使ってそれを補い、人間達より素早く移動、行動する事も可能だそうなのでそこにも要注意だ。
それに、力もまあまあ高いようだし。
まあ要するに、全ての事柄においてこの魔物には注意しておいた方が良いのである。
では、以上でエアゾルドの紹介を終わりとさせてもらおう。皆も乾燥帯、砂漠なんかに行く場合は気を付けてくれ。
注釈
※ エアデルド 『クボタさんの魔物図鑑 その511』にて紹介
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