表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

806/827

目が飛び出るかと思った

 とても、それはもうとても異様といえるような状況が起きた。何度聞いても〝もう1度言って〟と言いたくなるような出来事だ。


「えっと、行方不明だったレヴィアタンが異世界人達の離島を守っているってマジ?」

「マジです。そしてマスター、その質問は既に4度目です」


 アルに何度も確認していしまうほど、信じることが出来ない内容だ。

 だってそうだろう? 離島に居る異世界人とレヴィアタンは襲われる者と襲うモノの関係だったはず。だというのに、今では守られる者と守るモノになっているだなんて信じられるはずがない。

 だから、何度も聞いてしまうのは当然だと思うんだ。


「どうしてそうなった……」

「何でも、隠れていたレヴィアタンがたまたま離島の近くに現れ、そのレヴィアタンへ〝シー・サーペントの蒲焼〟を与えたらしく」


 餌付けかい! てか、随分とグルメなレヴィアタンだな。

 離島を守ってあげるから、かわりに美味しいごはんを頂戴ってか? まぁ、離島という事を考えると番犬としては最高といえる存在であるのは確かだけども。


「レヴィアタンはシー・サーペント以外にも〝クラーケン〟や〝メガロドンのようなサメ〟を捕獲し、離島の住民に提供しているようです」


 自分で狩りをし、その獲物を料理してくれと渡しに来るのか。アレか? 鷹狩りみたいな状況なのか。


「えっと、海路は大丈夫なのか?」

「人の船は襲わないと学んだようで、現状ですと離島に害意を持つ者以外の船を襲う事はないようです」


 あー……そういう言い方をするという事は、害意を持った人間の船を襲ったことがあるという事か。


「なんでも異世界人狩りを行おうとした人達がいるようです」


 どこの国の住人かは知らないけど、異世界人を確保しようと動いた国でもあったのかな? ただ、国籍不明の状態にして近づいた……いや、それは今となっては分からないな。なにせレヴィアタンに襲われて海の藻屑となってしまったから。もしくはレヴィアタンの腹の中か。


 それにしても、最初にレヴィアタンを見つけた人はよく餌を与えようと思ったな。

 船に乗っている最中に襲われた経験があるというのに、それでもレヴィアタンへと近づこうとした。普通に考えて、勇気とかじゃなく蛮勇のハズなんだけど……。


「それについてですが、どうやらレヴィアタンは必死に隠れた結果、飲まず食わずの状態が続いていたようで」


 飢餓状態でバテバテだったと? いや、それなら普通に討伐を行うんじゃないかって思うんだけど。


「最初に発見したのが子供だったそうです」


 あー……おっきいのが居る! しかもかっこいい!! みたいなノリだったのだろうか。いやはや、なんとも怖いもの知らずというかなんというか。


「当然ですが、その子供はしっかりとお説教を受けたそうで……数日の間は外出も禁止になっていたようですよ」


 遊びたいざかりだろうに。でもまぁ、叱られるのも当然といえば当然だからなぁ。本当に生きていて良かったというか。


「そんな子供ですが、どうやらそうとうレヴィアタンに気に入られたようで、よくレヴィアタンの背に乗っているのが目撃されております」


 ……テイマーの素質でも有ったのだろうか? そのうちその子供は離島近海の覇者にでもなるかもしれないね。


 ともあれ、異世界人の離島に関してはこれで一気に守りが堅くなったと考えていいだろうか? 一応、錬金人魚達が定期的に見回りをしていたりはするけど。

 もしかしたら、その見回りも要らなくなるかもしれないかな。まぁでも、レヴィアタンとの交流も考えて錬金人魚を常に数体は離島へと向かわせておくのも有りといえば有りか。


「それにしても、海のモンスターも結構増えているんだっけ」

「従来の海洋生物が数を多少減らしてはいるそうですが、絶滅するような事は無いと思われます」


 地球の環境変化で魔力を持つようにはなったみたいだけど、モンスターが満足出来るような魔力は保有していないからね。モンスターが満足出来る魔力を保有するのは、同じモンスターぐらいだから。

 ただそれでも、数で補えば良いといえば良いので多少は数を減らしてはいるみたい。


「それに、モンスター魚の方が素材の味は良いからなぁ」

「魔力含有量で味が左右される世の中になりましたからね」


 従来のマグロよりも、マグロに似たモンスターの方が美味しいんだよなぁ。それに、巨大になればなるだけ大味になったりして美味しくないのに、今では大きいモンスターと言うのは基本的に美味しいと判断が出来るんだよね。偶に、種の変化で小型化して更に美味しくなるモンスターも居るけど、それはソレという事で。

 ともあれ、巨大なモンスターは美味しい。これだけを覚えていれば、最高のご飯にありつけるワケで。ソレは当然だけどモンスター達も理解している。

 なので、従来居た動物や魚などを狙うモンスターって割りと少ない。クジラみたいな、大きく口を開けダイソンされるような状況で捕食されるってのが多いぐらいかな。


 ま、巨大モンスターともなればその大きな口はクジラよりも巨大なんだけども。


 ともあれ、人間が食べられる魚介類はある程度だけど保証されていると考えても良いかも? ただ、遠洋漁業は少々厳しいだろうなぁ。なにせモンスターが襲ってくる可能性もあるから。

 あぁでも、本島や離島の近海なら問題が無いかも? なにせ錬金人魚にレヴィアタンが居るから、普通のモンスターなら近づいて来ようなんて思わない場所だ。

ブックマークや評価等ありがたやー((*_ _))ペコリ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ