表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

758/827

トンネルから這い出るモンスターを鑑定してみた

 ホバーシップに敵がある程度近づいて来たという事もあり、幾つかのモンスターを鑑定する事が出来た。


――――――――――――――――――

 ファル・コンドル


 特徴:風・運搬


 隼の様に狩りが上手く、コンドルの様な見た目と大きさ体を持つ怪鳥。

 その体には、大量のダニ型モンスターを寄生させ敵対した相手にプレゼントをするという、何ともいやらしい戦い方もする……普通の狩りも得意なはずなのに。

 直接・搦手を使い分ける事で、確実に獲物を狩る! という信念が見える存在ね。

――――――――――――――――――


 やはりあのダニっぽいモンスターは怪鳥の武器だったか。それも、大量に寄生させているらしいから、かなり注意が必要って事になるだろう。


――――――――――――――――――

 魔・ダニ


 特徴:風・吸血


 見た目はダニを巨大化した存在。ただし、その身体能力などはどちらかと言うと蜘蛛。

 8本の足を器用に使いながら風の魔力で身体を軽くする事で、恐ろしい程の高さと正確さを誇る跳躍を行うことが可能。……まるでハエトリグモのよう。ただし糸は出さないわね。

 ともあれ、その跳躍により一気に獲物へと飛びつき、鋭い牙を差し込む事で吸血を行うという……とても恐ろしいモンスターよ。

――――――――――――――――――


 あぁ……うん。そういえば蜘蛛も足が8本だったっけ。そして、噛みつく事で毒を注入してくるタイプも居る……っと。ただ、このモンスターダニの場合はダニらしく吸血を行うって事なんだろうけど。

 でもさ、このサイズで吸血をしてくるって……それ、吸っているの血だけじゃないよね? そしてまた、確実に人間は干からびちゃうよね。


 ともあれ、このモンスターダニはダニと蜘蛛のハイブリッドみたいな存在って事か。

 何とか各国の軍人さん達は対処をする事が出来ているけど、これがまさに虫と言った感じでもっと大量に現れた場合を考えると、背筋が凍ってしまうイメージが湧いてきちゃうな。


――――――――――――――――――

 ワイ・プテラ


 特徴:風


 自己紹介をしている訳じゃないわよ? 地球用の鑑定君が勝手に名前を付けているだけだからね?


 言ってしまうと、ワイバーンと地球に居たとされる恐竜であるプテラノドン。それを悪魔合体させたような存在ね。風の魔法を使い、自らの翼でその風を受け止める事で滑空をしている……そんな感じよ。

 ただ、ワイバーンというだけ有って、当然だけどブレスを吐くことが出来るわ。風属性のブレスよ。……そこ、ただの吐息じゃん! とか言わない。

 普通のワイバーンよりも飛行に特化しているから、空中戦は注意する事が必要よ。とは言っても、エアボードよりも50キロ速いぐらいのスピードしか出せないわ。

――――――――――――――――――


 ……地球に合わせたネーミングをしてくれていると言うのは知っていたけど、なんでこうも変な名前を付け始めたんだ? 一度その鑑定君とやらを叩いて修理するのが良いのではないだろうか。


 と、それは横に置いておくとして。


 どうやら飛行系のモンスターは風属性のオンパレードの様だね。そしてまた、地上じゃなく空母の飛行甲板という限定された足場の上では戦うのが厳しそうな相手だ。

 やはり今後の事を考えると〝エアボード〟の量産が必要になりそうだなぁ。


 ただ、コレぐらいならヒーロー君の敵では無さそうだね。プテラもどきに限って言えば、エアボード部隊が1対1を行うのはちょっと辛そうだけども、戦い方次第ではなんとかなるかも?




 さて、そしたら次は海の部門かな?


――――――――――――――――――

 カジキ魔グロ


 特徴:水・ライディング


 巨大なマグロよ。とっても美味しそうだわ!


 と、違う違う……モノを乗せて運ぶ事が可能な海のモンスターよ。基本的に、このモンスターの攻撃力は無いと言っても過言ではないのだけど、このライディング能力が厄介だわ。何故なら、騎乗しているモノ達がたとえ陸や空のモンスターだとしても、ライディング中であれば一緒に深海へと潜ることが可能になるのよ。

――――――――――――――――――


 なんて嫌らしいモンスターなんだ。

 こいつが居れば、海中から大量のモンスターをこっそりと輸送出来るじゃないか。そうなると、気がついたらあっという間に海岸沿いがモンスターに支配されていた! なんて事になりかねない。


 美味しそうなのに……とっても美味しそうなのに!! 脅威度を考えたら、サクッと討伐しなくてはならない。そんなモンスターだ。


「脅威度を考えたら今直ぐ討伐するべきなんだけど、今討伐をしたら海の藻屑になる。だがしかし、食用の為には後で討伐したい……なんて恐ろしい心理攻撃を仕掛けてくるモンスターなんだ」

「……確保優先」


 食欲は全てに勝る! と言わんばかりの目で俺を見てくる雪さん。……うん、分かってる。分かっているから。


 そもそも、今言った言葉は全て〝普通のパーティー〟であればの話。俺達はその〝普通〟では無い。……そう、何故なら海中には此方の手のモノが潜んでいるからだ。


「ま、錬金人魚に回収させるだけだから、今直ぐ全てを討伐しても全てを回収可能だよね」


 って事で、心置きなく爆雷や連射砲でカジキもどきを襲って……って、襲っちゃダメじゃん! こんな高火力の攻撃で襲ったら、可食部が減ってしまう!!


「ここは人魚部隊を増やそう。そして、彼らに銛で突いてもらおう」


 多分それが正解。え、各国の軍の安全? そんなものより食欲が優先ですからねぇ。


 っと、次のモンスターはっと。


――――――――――――――――――

 アリゲーターガッ

 特徴:水


 ワニみたいな魚。その身は……高級な鶏肉のよう! 鶏肉なのにとってもジューシー!!


 こほん……一応魚よ? 見た目爬虫類だけど魚なのよ。ただ、魚なのに、噛み付いた後デスロールなんてしてくるから、水中で直接戦うのは推奨しないわ。噛まれたら最後だもの。

――――――――――――――――――


 カジキもどきといい、なんだか食レポな鑑定になりそうになりつつ修正している感じがするなぁ。

 ただ、なんかとっても食べてみたくなる内容ではあるかな。……って、そういえば怪鳥の時はこの手のワードが無かったけど、もしかして美味しくないのだろうか。


「……これも確保」

「まさかゲートは食材を運んできてくれる救世主だったのかしら?」

「いや、そもそも食糧不足になる原因だからね?」


 ゲートが広がったことで、各地では異常気象が起きているしね。それにそもそも、皆既日食が続いているわけだから……きっと、気温が一気にさがって穀物の育ちもお察しの状態に。



 さて、後はワーウルフ等の陸上部隊なんだけど……こっちの鑑定は微妙?


――――――――――――――――――

 ジンロー


 特徴:火


 人が変質したモンスターではなく、モンスターが人の姿に近づいた存在。なので討伐する事を気にする必要は無い。……決して人に戻すんだ! なんて考えないように。戻る姿は無いのだから。

 勿論、獣人でも無いわよ? 間違えないように。……間違えるわけがないわよね。だって獣率が違うもの。獣人の人率が1~2対8~9に対して、このジンロー系モンスターは獣率が9割だものね。

――――――――――――――――――


 とか。


――――――――――――――――――

 ジンクマー


 特徴:土


 ジンローの熊バージョン。

――――――――――――――――――


 簡潔すぎぃ! とまぁ……他にも〝ジントラ〟とか〝ジンロバ〟とかあったけど、属性が違うだけで説明文は〝クマー〟と一緒だったりする。

 テキトー過ぎやしませんかね? 本当に鑑定君を殴ったほうが良いのでは?



 ともあれ、目ぼしいモンスターの鑑定はこんな感じだろうか。

 この後に出てくるであろう、トンネルに潜んでいるモンスターがどんな存在なのか次第では鑑定をまた行う必要があるだろうけど、今はこの情報を皆で共有……共有する必要ってあるのかなぁ。まぁ、一応は各国の人達とも共有しておくとしようか。



 ただ、カジキとワニの確保は譲るつもりはないけど。

ブックマークや評価等ありがとーヾ(*´∀`*)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] カジキ魔グロ君。食べるよりもテイムして乗り回してみたい… 雪さんならやってくれそう感はある。 しかもスキルのお陰で可愛くデフォルメされてそう。 とか思ってたけどちゅめらおったわ。
[一言] カジキとワニは念の為寄生虫対策はしっかりとしとかないとな、下手したら異世界産のとんでも寄生虫が居て魚類には然程悪影響は少ないけど他の魔物や生物が食べたらヤバいとか有り得そうだし。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ