表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

206/207

ブランのお金稼ぎ2

 さてさて。

 こうしてブランは街に繰り出したわけだが。

 すぐに問題に直面した。


「ん……ブラン、お金持ってない」


 そもそもまだ何を買うか決まってはいない。

 けれど。


 ゴソゴソ。

 ゴソゴソゴソ。


 と、ブランはポケットを探る。

 すると出てきたのは三エン。

 これでは何も買えるわけがない。


「まずはお金を手に入れることが先決」


 とはいえどうするか。

 アイリスやユウナ、アハトに貸してもらうのは論外だ。

 目的が目的だけに、そこは自分のお金でどうにかしたい。

 ならば。


「ん……お金を稼ぐ!」


 けれど、それにも大きな問題がある。

 それは時間だ。


 ジークは今日、別の人からお疲れ様で賞をもらっている。

 つまり、ブランが最速でお疲れ様で賞を渡しても、出遅れ感満載なのだ。

 要するに。


「これ以上出遅れなんてできない!」


 となれば今日だ。

 今日中にお疲れ様で賞を購入し、ジークへと渡す必要がある。

 二日も三日もかけることはできない。


「すぐにお金を稼げる手段……」


 バイトは論外。

 となるとやはり。


「……」


 チラリと、ブランはとある建物へと目をやる。

 そこにあるのは復興途中の冒険者ギルドだ。

 

「ん……クエストならすぐにお金が手に入る」


 こうして。

 ブランの直近の行動方針は決まったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ