36話 対決!魔術騎士団
討征軍の本陣。多数の近衛兵に厳重に警備されたその最深部には、討伐軍の主将で新王セイルス五世ことアーサーが鎮座していた。その正体はアーサーに取り憑いた魔王リデルであり、彼の側には腹心のカストールが侍る。この男、また人間に化けた魔族であり、王宮内では侍従長ローガンの名で通っている。彷徨っていたリデルの魂を呼び寄せたのも、この男の仕業であった。
上座に座り瞑目していたリデルの眉が僅かに動いた。
「どうかなされましたか?リデル様」
「……平原の北西から妙な気配を感じる」
「気配……?はて、その方角はグレースが出撃した方面ですな。おそらく麾下のマージナイツに攻撃を命じたのでしょう。あの連中は魔力が高い。魔素の動きが乱れても不思議ではありますまい」
その時、天幕の外に兵士の影が映った。
「グレース様より御注進!東セイルス総指揮官キーレフ将軍、乱心につき身柄を取り押さえたとの事にございます!」
「む。キーレフめ、乱心だと?して、どのような状況であったか、仔細はわかるか?」
膝をつき、慌ただしく報告する兵士を見下ろすようにローガンことカストールが問いかける。
「はっ。グレース様が東セイルス軍を統率し切れなかった事を咎めたところ、赫怒し斬りかかってきたようです。グレース様は素早く剣を抜き、攻撃を交わされ無事でした。キーレフ将軍の身柄は至急王都に送り、王の御沙汰を待たせるとの事」
「ふむ、分かった。下がれ」
兵士を下がらせ、リデルに向き直るローガン。
「グレースもリデル様の意を汲んで動けるようになりましたかな。皇女として、我が王リデル様の為にその身を最大限まで奉仕して頂きたいですねぇ」
カストールにとって魔族の王リデルが唯一の主。もうすぐ我が王がこのセイルス王国を乗っ取り、再び魔族の国を興すのだ。その為に長い間雌伏してきた彼にとって王以外は駒に過ぎない。絶対の王を熱に浮かされたように見つめるカストール。
しかし、玉座に座り瞑目したまま返事をしないリデル。その口が微かに動いた。
「静か過ぎる」
「おお、リデル様。静か、とは?私には敵を押し込む干戈の音が聞こえるばかりで……」
「カストール、何かが起こるのは、この様な時だ。近衛兵共に警戒を厳とせよ、と伝えよ」
「は、ははっ!」
その時、バラバラという音が聞こえてきた。それは頭上まで張られた天幕に雨粒が激しく叩きつけられたものだった。
「雨ですな。先程までそのような気配はなかったのですが……。かなり強い雨勢のようですな」
「突然の雨、か……。クククッ、これはこれは……。どうやら動き出したようだぞ」
「動き出した、ですと?」
カストールの問いかけに応じる事なく、一人笑みを浮かべるリデルだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
雷鳴轟く豪雨の中、アラビーに跨った俺達は目的の場所目指し全速力で疾走していた。
大量の雨水を吸い込んだ平原には至る所に小川ができ、大きな水溜まりが出来ている。
「うわっ!?」
突然、アラビーがガクッとバランスを崩した。
「あ、あ、アラビー、大丈夫か!?」
「大丈夫、ちょっと脚を滑らせただけだった!土が雨で滑りやすくなってるね」
アラビーを一旦止め、俺の前に座ったリンがアラビーの様子を観察しながら言う。どうやら水溜まりが思ったより深くなっていて、泥に脚をとられたようだ。
ふ〜、アラビーに怪我なくてよかった。馬にとって脚の怪我って命に関わることもあるからな。
それにしても……。
「雨のせいで、あっちこっち池みたいになってるな。これだけの雨だ。こりゃ平原全体が田んぼ状態になるのも時間の問題だな」
「ロイのスキルってすごいよね!パッて天気を変えれちゃうんだもん!」
「うん。やっぱりハロルドさんのエンゲージモンスターだけあるよな。能力もスキルも段違いだ」
ロイはエンゲージモンスターだとエリスから聞いたことがある。マスターであるハロルドと契約を結ぶ事によって特別な力を得たとか。マスターがエンゲージ契約を結べるのは生涯で一度きりとも聞いた。まぁ、ロイならそれも納得だ。
「ところでブロス。君はリデルから狙われてる身だ。これから戦場の真っ只中に行くんだ。前にも危ない時があったし、俺達と一緒にいるより何処か安全な場所に隠れていた方がいいんじゃないか?」
当然のように俺達に同行しているブロスだけど、その正体はパナケイアさんが憑依した『仮の器』だ。以前の戦いでリデルがブロスを奪おうとした事があった。おそらく奴はブロスが特別な力を秘めた存在だと気付いたに違いない。
相手は魔王だ。どんな手を使ってくるか分からない。もし奴がブロスから女神の力を奪えるのだとしたら、奴の力がますます強大になる。リデルを打倒すべき俺達が逆に力を与えてしまう事態になりかねない。
すると、ブロスはリンの耳に身体を寄せ、こしょこしょと何事か囁いた。
「ミナト!ブロスがね、『だいじょーぶ!』って!」
「どういう事?」
「うん。なんか、相手の要求を拒否できる機能がついた!とかなんとか?」
「そ、そうなんだ……?」
ブロスが任せろ!とばかりに自信ありげにポーズを決める。それって、女神の力か何かなのかな……?
「ま、まぁそれならいいけどさ」
大雨の中、俺達を乗せたアラビーは泥水を蹴って再び走り出した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ほら、あそこ!あれがイズール子爵の陣地じゃない?」
「うん、あの旗だ!間違いない!」
目的の場所に着いた俺達はアラビーを降りると、急いで目指す人物の元に向かった。至る所に兵士がたむろしており、張り詰めた緊張感が漂っている。
ここが最初の目的地だ。
「止まれ!何者だ!ここはイズール軍の陣だぞ!」
見張りらしき兵士が険しい表情で槍を突きつけてくる。
「バーグマン家のミナトです!イズール子爵に目通りをお願いします!」
「バーグマン家の?分かった、暫し待たれよ!」
誰何した兵士に名を名乗り、子爵へ目通りを願い出ると見張りの兵士が走り去る。すると奥から身分のありそうな男がやってきた。
「バーグマン家のミナト……。む、その肩に乗ったゴブリン。では貴殿が西セイルスの英雄ミナト殿か?もしや我が軍に加勢に来られたのか!?」
「はい!イズール子爵に面会をお願いします!」
「おお!西セイルスの英雄が加勢に来たとは心強い!すぐに我が主のもとへ案内しよう。こちらに!」
兵隊長の後に続いて、イズール軍の中を歩く。怒声と武器同士が交わる金属音がかなり近い。あらかじめ確認していたが、実際に現場に立ってみて改めてかなり王軍に押し込まれているのが分かった。
負傷兵がひっきりなしに運び込まれるが、負傷者が多いため満足な治療も受けられずにいる兵士も多い。救護所にはいりきらず大雨の中、雨除けの布切れをまとい、地面に座り込んでいる兵士もいる。
俺達は足早にイズール子爵のいる本陣へと歩を進めた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「イズール子爵!」
「おお!誰かと思えばミナトではないか!久しいな!」
意外な人物を見たと言った表情のイズール子爵。しかし、すぐに笑顔が浮かぶ。
「はい、お久しぶりです!西セイルス内の混乱も収まったのでお手伝いに来ました!」
「そうか。報告は聞いておる。やはりトヨーカ達は王家に通じていたか。しかし、これで背後から襲われる心配はなくなった。おぬしも大活躍だったそうだな!」
「いえ、みんなが一丸となって頑張ってくれたからこそです。イズール子爵もお怪我はありませんか?失礼ですがこの大雨は身体に堪えるのでは……」
「わはは、年寄り扱いするでないわ!私は大丈夫だ。この通りぴんぴんしておるよ。……我が軍を助けに来てくれたとの事、深く感謝する。だが、一足遅かったな。残念ながら我が軍は敵の攻勢により崩壊寸前だ。相手はあのマージナイツ。アダムス辺境伯より強力な兵装を頂いたが、さすがに相手が悪かったようだ」
「マージナイツが出張ってきているんですか?じゃあ、グレース皇女も?」
「おそらくな。東セイルス軍とは武装の差もあり、なんとか有利に戦えてきたが、そこに国内最強部隊まで投入されてはな……。戦い続けた事で兵達の疲労は極限まで達し、士気も低下している。これではとても反撃の目などはあるまい。まぁ、私も歳をとった。ここいらで西セイルスの為に散るのも悪くはない」
「イズール子爵……」
「しかしだ!このイズール、ただでは終わらぬ!このうえはここに踏み止まり、最後の一人となるまで敵を引きつけ戦い抜くつもりだ。それがアダムス辺境伯、そして西セイルスにできる最後の奉公よ。ミナト、ここはもうよい。お前は一刻も早くルカ殿の元へ駆け、加勢してやるといい!」
「いえ、まだです!ここは俺達に任せて下さい!作戦があります!」
「作戦だと?この状況から挽回できる策があるとでもいうのか?」
「ええ。まず、俺達が敵中に入って撹乱させ足止めします。その間にイズール子爵は兵士達をここまで後退させて下さい!」
「敵を撹乱させるだと?しかし、相手はセイルス軍の精鋭マージナイツだ。いくらミナトが強いとはいえ……」
「大丈夫です!俺を、いや俺達を信じて下さい!」
「むう、起死回生の策があるのだな?あい分かった!頃合いをみて兵を引かせよう。ミナト、存分に暴れてくるといい!我が軍を、西セイルスを救ってくれ!」
「ありがとうございます!それでは敵を足止めしてきます!リン行くぞ!」
「うん!」
決して無理はするなよ、というイズール子爵の言葉を受け、愛馬を預けた俺達は本陣を飛びだし、戦闘が行われている平原のただ中へと走った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
平原の半ばに近づくにつれ、怒号や武器を交える金属音、そして魔法と思われる爆発音が増していく。そして、事切れて地に倒れた兵士の亡骸も。
広がるのは互いに武器をとり、命を奪い合う光景。そして、殺意を持って命を刈り取ろうとする慈悲のない戦場。狂気が支配する死神が踊る宴。
眼の前には何千人もの敵兵が必死に戦っている。連戦で疲れもピークに達しているが、それでも必死に抵抗するイズール軍。そしてそれを圧倒する騎士の軍団。
……あれがマージナイツか。オスカーも所属していた王国最強部隊だ。
大雨の中でも血と死の臭いが充満しているのがはっきりと分かる。改めて見るとあまりに敵の数が多い。相手は何千、何万だ。できるか?俺に連中を足止めする事が……?
ゴクリ、と唾をのむ。
「だいじょーぶだよ!ミナト!」
圧倒的な敵の数と戦場の狂気にあてられ、急に不安に駆られた俺の心に応えたのは、力強いリンの言葉だった。
「思い出して!ミナトはスカイドラゴンもギルメデスも倒したんだよ!ミナトは強いんだよ!リンも頑張るからね!この作戦絶対成功させよう!」
「リン……」
頭上のリンがにっこり笑って、俺の頭をきゅっと抱きしめる。
……ははは。そうだな!ギルメデスに比べたらマージナイツだって、全然大した事ない!そうだそうだ!あのドラゴンの巨大な炎と威圧感に比べりゃ奴らの魔法なんて屁みたいなもんだ!……めっちゃ数は多いけどな!
心に広がる不安がさぁーっと晴れていく。
それに俺には帰る場所がある。エリスやライやラナ……待っててくれる人達がいる。そして、今も勝利を信じて戦っている仲間がいる。
産まれてくる子の顔を絶対に拝むんだ!待ってろ!必ずこの戦いを終わらせて元気に帰ってみせるから!!
「ありがとなリン!よーし、いっちょやったるか!」
「おー!」
リンが拳を突き上げ、ブロスがカチャカチャとハサミを鳴らした。ぬかるんだ足元をものともせずに敵に向かって走り出す。
「まずは敵の意識をこっちに引かないとな!リン、例のやつ頼むよ!」
「分かった!ん〜、ど〜ろ、ど〜ろ、『ドロのヘビ』〜。えーいっ!」
その直後、泥濘の中から巨大な泥の蛇が湧き出した。体長は約5メートル。その姿は海の大蛇シーサーペントを彷彿とさせるものだった。
「なっ、なんだ!蛇だと!?」
「大蛇だ!大蛇が泥の中から現れたぞ!」
ぬかるみの中から泥の蛇マッドサーペントが次々と湧いてくる。マッドサーペントが騎士に狙いを定め大口をあけると粘度のある泥水を噴射する。
「うわあぁぁ!!」
突然の攻撃に泥に巻き込まれた騎士達が、身動きが取れず泥の中から抜け出そうともがく。
これらはもちろんリンの土魔法。俺と同じでイメージ詠唱を使える。でもこれだけ精巧に再現できているのはリンの観察眼がそれだけ優れているという証だ。戦場でなければ芸術品として飾られてもおかしくはない程の、生きていると見紛うような威圧感を持つマッドサーペント。
そのマッドサーペントが至る所に出現し、兵士達に襲いかかる。攻撃手段は泥を強烈な勢いで噴き出だす泥水放射。身体をくねらせ鞭のようにぶつかる体当たり。そして泥中に潜り、対象物を狙って一気に飛び出すかち上げだ。
リンが生みだしたその数は、なんと30体。さらに泥で出来たマッドゴーレムも複数湧き出させ、騎士達の行く手を阻む。
「お前等、落ち着け!マージナイツがこれしきのことで混乱してどうする!」
兵隊長らしき騎士の大喝が動揺を鎮める。
「あの大蛇はおそらく敵が魔力により作ったものだ!泥で作られているがゴーレムと原理は同じだ!核さえ壊せば動きは止まる!落ち着いて弱点を探せ!」
さすがセイルス最強部隊だな。確かにこのマッドサーペントはリンが土魔法で作ったものさ。でもな、普通のゴーレムとははっきり違う点があるぜ。
「た、隊長!あのマッドサーペントには核がありません!」
「なんだと!?バカな、では魔力だけで動いているのか!?」
「おそらくは!」
「ではこの数のマッドサーペントを出現させ、全てを操る術士が存在するとでもいうのか!?そんな膨大な魔力を持つ術士など聞いたことないぞ!」
だろうね。でもいるんだな!操る能力も魔力の量も確かに異常だ。でも、それが俺の一番の相棒のリンなんだよ!よく見ておけ!
これだけの数を生み出してもなおリンの魔力は底を尽きない。師匠たちのスパルタ修行による魔力の向上と、覚醒した魔剣木刀から俺達に流し込まれる溢れるほどの魔力がそれを可能にしていた。
突如現れたマッドサーペントにより、マージナイツの進軍が止まる。それと同時にイズール軍の陣地から後退を告げるラッパの音色が聞こえた。
それを合図に前線で戦っていたイズール兵達が一斉に退却する。まるで田んぼの様になった地面。それを必死に駆け戻っていく。
「くそっ!イズール軍が退却するぞ!シーサーペントを掻い潜り追撃をかけろ!」
部隊長らしき騎士が叫ぶ。
「イズール軍の退却を阻止するつもりだな!そうはさせるか!お前らこっちを向け!『水柱』!」
「なっ!?水がっ!?うわっ!」
足元から強烈な勢い吹き出した泥水。それに巻き込まれた複数の兵士が空中に投げ出される。
「り〜んぱーんち!」
「ぐわっ!?」
さらに、現れた巨大な土の拳に騎士の一人がふっ飛ばされた。
「何事だ!また敵の魔法か!?」
「分かりません!突然、地中から巨大な拳が飛びしてきました!」
わははは!マージナイツといえど、さすがにリンの魔法には驚いただろ!
「あいつです!あの男が魔法を使ったようです!」
「あの男か、どうやらテイマーのようだが。しかし我が軍を攻撃した以上、我らの敵だ!奴の攻撃を止めさせろ!」
俺達の姿を認めた騎士達が、一斉に殺到してくる。
「こっちに来ちゃダメー!エイエイエイ!」
「な、なんだ!?うわっ!?」
飛び出した巨大な土の手が勢いよく突き出され、騎士が馬もろとも弾き飛ばされる。まるで相撲の張り手のように強い衝撃を持った掌打は、なんとか踏みとどまろうとする騎士をいとも簡単に空中へといざなった。
どうだ!百戦錬磨のマージナイツといえども、初見のりんぱんちは見切れないだろ!
よーし、俺もリンに続くぞ!
「ぼーっとしてると危ないぜ!もいっちょ『水柱』!!」
地表から間欠泉の様に大量の泥水が噴き出す。これで騎兵の動きを止めてやる!
しかし、騎士達はすぐに体勢を整え、土の拳に魔法攻撃を仕掛ける。相手はあのマージナイツ。セイルス軍最強を誇る精鋭だ。慌てたのはほんの僅かの間だけ。
俺達に狙いを切り替えた騎士達が次々に攻撃を仕掛ける。魔法、剣、槍、弓……
……でもっ!
騎士達から次々に繰り出される魔法を受け止め、かき消し、弾き返す。
……お前らの魔法なんて、スカイドラゴンの炎に比べりゃあな、全然たいしたことねーんだよ!
返す刀で足元に魔力を込め、爆発させる。その衝撃を利用し、カタパルトから射出されるかのようなスピードで一気に騎士に肉薄し横薙ぎの一刀を叩き込む。
「ぐわっ!?」
鎧が歪み、その痛みに耐えかねた騎士が膝をつく。
「くそっ!テイマーごときが、マージナイツを舐めるな!」
周りにいた騎士達が殺到してくる。突き出された槍を躱し、弾く。即座に踏み込み、返す刀で愛刀を叩き込む。
「ガハアッ!?」
「ははは!そのテイマーごときにやられてりゃ世話ないなぁ!!」
取り囲む騎士達を一刀のもと、一人づつ剥がすように倒していく。時折、敵の穂先が鎧をかするが、問題ない。ベルドの意地と誇りを掛けた俺の鎧は伝説のシードラゴンと最高級の金属ヒュプニウム製だぜ!
「くそっ!相手はたかがテイマーが一人。何をやっている!」
マージナイツ。確かにその剣技や魔法は素晴らしい。そして相手を制する圧も殺気も圧倒的だ。
だけど、お前らが馬鹿にしているテイマーの実力。それを見誤ったのが失敗だったといつ気づくかな?
敵の注意を引きつけつつ更に奥へと走る。水の上を走る「水走り」を発動させ、地面と同様の速さで突き進む。
その時だ。
「止まれ!王国に仇なす反逆者め!」
その声の方を見ると、白馬に跨った女騎士が射抜くような俺を睨みつけていた。




