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コーラル⑤

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

教会から帰った私は早速ケチャップ作りを開始する事にした。


早朝の宿のキッチンを使うのは申し訳なく、ロイド商会のキッチンを借りる事になった。


教会から戻ったら父がすでに起きていて、トマトを使ったソースを作りたいと言う話をしたら全面的に協力してくれたのだ。


「材料も瓶もいくらでも使っていいから頑張りなさい」


何かすごく期待に満ちた目で言われたが上手くできる保証はない。


ガブリエルを助手に前世で暇つぶしに作った、手作りトマトケチャップの作り方を思い出してやってみる。


完熟トマトは湯むきしてみじん切り、玉ねぎ、にんにくもみじん切りだ。


ここでフードプロセッサーがあればいいのだが、ないのですり鉢で細かくすり潰していく。


ガブリエルがこの作業をやってくれたのであっと言う間に滑らかになった。


次に鍋に移し替えて、砂糖、塩、コショウ、種をとった鷹の爪を加えて煮込んでいく。


ローリエも入れてみよう。


これで2〜3時間煮詰めて鷹の爪とローリエを出して酢を入れる。


煮込み中アクを取るのを忘れないようにしなきゃ。


調味料の配合を変えて3つの鍋を作ってみた。


「ソフィア様、できましたね」


「まずは試作品だね。さっそく食べてみよう」


私達は小皿に3つずつケチャップをとってスプーンで食べてみた。


「美味しいです!ソフィア様!」


「うーん、パンチがないな。塩が足りないかな」


次の鍋だ。


「これも!これもすごく美味しいです!」


「うーん、ちょっと酸味が強すぎるな」


3つ目の鍋だ。


「!!これは!最高です!ソフィア様!」


「まあ、まだ改良の余地はあるけど、とりあえずこんなもんかな」


次は冷めた時の味だ。


私達は瓶を熱湯消毒してから3のケチャップを詰めた。


夕食時、私は出来たケチャップを使いオムライスを作った。


さらにケチャップそのままの味といえば欠かせないのはフライドポテトだ。


5歳児には揚げ物は厳しいのでガブリエルが揚げてくれた。


皮つきの厚めのポテトだ。


全て出来立てをアイテムボックスに入れてもらっていたから湯気が出て美味しそうだ。


ロイド商会の食堂で試食してもらおうとみなに集まってもらった。


父とジェイコブと支店長、紅蓮の剣の皆が揃っている。


どこから来たのか一番端にはオベリオンが座っている。


「オベリオン?どうしてここに?」


私が聞くと、オベリオンは


「なんか美味そうな匂いがしたから来てみた」


と言った。


さすが妖精王、自由だ。


「ソフィアの知り合いかい?」


と父が聞いたので


「そう。ガブリエルとも知り合い」


と言ったら少し察してくれたようだ。



読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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