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街歩き②

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

シエルはわりとすぐ戻ってきて、私達は食事を楽しんだ。


この街の料理も美味しいのだが、やっぱり料理はモルドールが一番だ。


バーリがファッションの街と呼ばれているようにモルドールは食の街と呼ばれている。


美味しいものはもちろん、珍しい魔物料理も色々あるらしい。


私はモルドールで魔物料理を食べてなかったのだが、この旅の途中アルバーンの街で初めて食べた魔物がかなり美味しかったので、これからは食べ物でも色々挑戦していこうと思う。


食事を終えて、そういえばと髪飾りの店のウインドウを見ると目当てのものがなくなっていた。


「午後は商会の買い付けもしたいんだが、皆はどうする?まだ見たいものがあれば別行動でもいいが」


父がそう言うと、シエルは


「俺は買いたいものはもう買えたから大丈夫です」


と言った。


「ソフィア様、何か見たいものがあればお供しますが」


ガブリエルがそう言ったが、さっきまで散々見ていたのに申し訳ない。


「私も大丈夫」


買い付けの店にも似たような髪飾りがあるかもしれないし。


魔法袋のある父の商会の買い付けは相変わらず豪快だ。


まさに夢のここからここまで全部買いだ。


まあ昨日それくらいの量の服をもらったのだが。


ちなみに私の服はガブリエルに入れてもらっている。


いいなあ、魔法袋。


ちなみにシドさんも持っているとのこと。


高ランク冒険者は狩った魔物を持ち運ぶためほとんどの人が持っているらしい。


「それじゃあ、そろそろソフィアお待ちかねのスイーツに行こうか」


「やったー!」


この街おすすめのカフェはすでに昨日ウィルさんに聞き込み済みだ。


大通りに面したそのカフェの店内は女性で賑わっていた。


「こんな店入るの初めてだ…」


シエルが店内を見回しながらつぶやいた。


「そうなの?色んな街に行ってるからカフェには行ってると思った」


「オヤジは甘いものそんなに好きじゃないし、男2人じゃ入りにくいから」


確かにシドさんはカフェという感じはしないな。


「シエルは甘いものは好きかい?」


父がシエルにたずねた。


「はい、実は大好きです」


「それは良かった。私もガブリエルも甘いものは大好きだ」


「私も」


「今日は沢山食べようじゃないか」


そう言うなり、父は店員さんを呼ぶと注文を始めた。


まず1人にひとつ好きなパフェを頼むと、ケーキ人数分、スコーン、クッキー、その他色々。


さすがに多いと思い、慌ててストップした。


「食べてから足りなければまた頼めばいいから」


「んー、そうだね」


父は普段母から甘いものの食べ過ぎを怒られているので旅の時は制限がなくスイーツを食べてしまう。


太って帰ったらお母さん怒るだろうな。


その後テーブルいっぱいに運ばれたスイーツをすごい勢いで片付けていく父にシエルも少し引いていた。


もちろんパフェは違う味も食べたいと言って追加注文していた。


見ているだけで胸焼けしそうだ。


読んでいただきましてありがとうございました。

感想のお返事返せないことが多いですが、必ず読んでます。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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