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皿洗い

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

夕食後、私はガブさんと食器を洗うと言って、皆より少し離れたところに移動した。


「食器はこうして洗うのですね。楽しいな」


空中に水魔法で作った丸い形の水流に食器をかざして洗っていると、ガブリエルも隣で同じように洗い始めた。


「ガブさん、いや大天使ガブリエル、聞きたいことが色々あるんだけど」


ガブリエルが真面目な顔で私を見た。


「やはりソフィア様は、私が何者かご存知でしたか」


「うん、ガブさんのステータス見ちゃって。ガブさんは女神フォンテーヌ様に言われて私のところにきたの?」


「女神フォンテーヌ様のご指示であったことは事実です。しかし、私自身がずっとソフィア様を見てきて、ソフィア様のお側に行きたくてやって来たのです」


ガブリエルの言葉に偽りはないようだ。


「そうなんだ。でもアルバーンの街に着いたら天界へ帰って」


「!!」


ガブさんが作った水流の塊がバシャンと音を立てて壊れ、地面に水溜まりを作った。


「何故です!?ソフィア様!絶対にお役に立って見せますから」


ガブリエルは5歳の私に縋りついて号泣してくる。


「だってガブリエルは目立つんだよ。私はなるべく目立たない平穏な幸せがほしいの」


「そんな!ソフィア様!私も目立たないように心がけますから」


「イヤ無理でしょ」


「お願いします。なんでもしますから」


号泣する大人に縋りつかれる幼女の図。


カオスだ。


「なんだ?何かあったのか」


ほらみんな来ちゃった。


「わかった、わかりました。とりあえずは保留」


「保留とは一緒にいてもいいと言うことですか?」


涙を浮かべた目でガブさんが尋ねる。


「とりあえずは一緒にいていいよ。アルバーンの街で女神様に詳しく聞いてから考える」


「ありがとうございます。決してご迷惑はかけません」


そこへお父様とジェイコブがやってきた。


「ソフィア?どうかしたか?」


「別に何も。ガブさんお皿洗うのもうまいよ」


すでにお皿は洗い終えて乾燥までしてある。


「もう洗い終えたのか、すごいな」


「じゃあしまっておくか」


と父は魔法のバッグに皿や鍋を片付けた。





読んでいただきましてありがとうございました。

感想のお返事返せないことが多いですが、必ず読んでます。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

よければ評価ブックマークもお願いします。

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