タイトル未定2024/12/14 05:42
またやってしまいました(^_^;)←短編のつもりで連載…orz
完結させておきます。失礼しました(o_ _)o
『影を残す』 -かげをおう、かげをのこす-
ひとの残したものを見る
見てそれを感じる
響く言の葉を
胸を打つ景色を
せかいを
こころと
そのおもいを
いつしか
出すことのできぬ心でも
何かをのこしたいと
筆をとる
もとめていたもの
かきとめる
えがきだす
こころ
おもい
それに似たなにか
それを
そのなにかを
追う
求める
なにを出したいのか
そのことで何をもとめるのか
なにを追うのか
そのほしいものは
それは何か
こころに蓋をして
おもいを閉じこめて
その影を追う
影は掴めず
けっして手に入らないのに
足らぬ心
至らぬ想い
足らぬからこそ足は止まり
至らぬからこそ惑い届かず
なぜ届かないのか
なぜ止まるのか
何がしたいのか
判らぬまま走っていた
心を閉ざして歩んでいた
気づいていても
気づかぬように
惑うように
迷うように
それでもなにかを
おいもとめている
ほしいものはただひとつだけ
それはけっしてとどかないもの
届かぬものに意味はない
こころ寄せ歩むことも
想い積み重ねることも
そうおもうこともある
そして立ち止まることも
意味はある
意味はあるのだ
無いと決めているだけで
その想いはあるのだから
奥底にある
閉じこめたもの
寝かしつけて
無いものとした
そのこころ
そのおもい
いたらぬおもい
とどかぬこころ
それでもきっと
意味が無いわけではない
意味はあるのだろう
届いても届かなくても
たとえそれが
影のようなものだとしても
おうことに意味はあるのだ
そう
おもいのこすことにも
きっと
影を追い
影を残す
確かにここに在ったのだ
不確かであっても
影のようだったこの想いを
いま
ここにおく
影のような
この不確かな
触れることのない
想いを
いつか
いつか
いつかまた
追う影を残そう
きっと
追い続けることは生きることと同じなのかもしれませんね。
書き続けることも、きっとそうなのだと思います。




