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【Web版】唯一無二の最強テイマー 〜国の全てのギルドで門前払いされたから、他国に行ってスローライフします〜  作者: 赤金武蔵


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闇ギルド──④

   ◆



「という訳で、今回の作戦にはアサシンギルドの方々に手伝ってもらえることになりました」

「ハァーイ。おっひさー」



 翌日、テイマーギルドのギルドマスター室に集まった俺、トワさん、レオンさん、それにサーシャさん。


 トワさんとレオンさんは、信じられないものを見る目でサーシャさんを見ていた。



「これはこれは……あの気分屋が珍しいですねぇ〜」

「久しぶりだな、サーシャ」

「うんうん。2人とも変わりないみたいだねぃ」



 こうして見ると、圧巻だ。

 テイマーギルド、バトルギルド、アサシンギルド。それぞれのギルドマスターが揃ってる場にいられるって、そうそうないだろうし。



「それにしてもコハクさ〜ん。どうやってサーシャを動かせたんですか〜?」

「あ、はい。依頼料として白金貨500枚を渡しました」



 ピシッ──!! え、何今の音?


 トワさんとレオンさんがゆらりと立ち上がる。

 とんでもない圧が部屋を隅々まで満たしていき、床や壁に亀裂が入った。



「サーシャ、あなた……」

「コハクから吹っ掛けたってのか? あ?」

「うん。だって相手が相手だし。タダ働きで犬死はごめんだからねぃ」



 サーシャさんも殺り合う気満々ですか!?



「まままっ、待ってくださいっ。こ、これは俺が独断でやったことですし、お願いをしたのも俺ですから!」



 2人とサーシャさんの間に入り、とりあえずサーシャさんを庇う。


 この人達が暴れたら間違いなくギルドが吹っ飛ぶし、この辺も更地になってしまう。


 それだけは避けなければ……!



『やる? やっちゃう、コゥ?』

『いいわねっ、2人相手なら私も本気出せるわ!』

『然り。少しは楽しめそうだ』

『ご主人様、ご命令を』



 こら、フェンリル、クレア、ライガ、スフィア! みんなも悪ノリしないの!


 2人は俺を見て数秒後、深々と息を吐いて圧を収めた。



「まあ、コハクさんがいいのでしたら〜」

「俺らは何も言わないが……けどコハク、次大金を吹っ掛けられたら、ちゃんと報告するように。その時は俺らが焼きを入れてやる」

「は、はい……」



 ふぅ、助かった……。



『なんだ、やり合わないの? つまんないわねぇ』

『うむ。残念だ』



 ほらそこ。みんなも残念そうにしない。



「それにサーシャさん。今回は俺がお願いしたことなので助けられましたが、何度も助けられないので気を付けてくださいね」

「……助ける? ウチを?」

「え? まあ、はい」



 ぽかんとするサーシャさん。

 はて、俺何か間違ったこと言ったかな?



「……ぷっ……ぷはーっ! ウチを! ウチを助けるって! 助けるって! あはははははは!」



 ……何をそんなに大笑いしてるんだ、この人は?

 意味がわからず首を傾げる。

 すると、レオンさんがジトーッとした目をサーシャさんに向けた。



「コハク。サーシャはこう見えて、単騎での戦闘力はロウンと同等だ。天職はアサシン。その力を使えば、俺やトワと同レベルの力を持つ」

「……マジですか?」



 人を見掛けで判断しちゃいけないとは言うけど……この人が?


 未だに大笑いしているサーシャさんを見る。

 アサシンの力なのか、それとも潜在能力を隠すのが上手いのか……正直、底が見えない。


 不気味な何かを感じていると、サーシャさんはぴょんっと立ち上がって俺の前に立った。


 こうして見ると本当に小さい。160あるかないかだ。

 服の上からだけど筋肉はしなやかに見える。

 骨格や関節の形状も、男とは思えない。


 トワさんは男って言ってたけど、これじゃあまるで……。



「ふふ。ねえコハク君」

「はい? ──ッ!」



 左側頭部に嫌な痺れを感じ、反射的に仰け反る。

 直後、俺の頭があった場所を高速の何か横切った。

 恐らく、上段の蹴り。速すぎてかすむ程度にしか見えなかった。



『コハク!』

『案ずるな、クレア。コハク様ならばあの程度問題ない。生半可な鍛え方はしていないからな』



 ごめんライガ。今のかなりラッキーだった。

 でもサーシャさんも今のを避けられるとは思ってなかったみたいで、大きな目をぱちくりしている。



「へぇ……やるね、コハク君。よし、今の動きに免じて、ウチを助けるって言った件はチャラにしよう」

「……どういうことですか?」



 俺の問いに、サーシャさんは笑みを浮かべる──



「ウチを守っていいのも、ウチを助けていいのも、ウチだけだ……誰の手も借りない。絶対に」



 ──底の見えない、闇を孕んだような笑みを。

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