表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/270

登場人物紹介 古代編

忘れてた……二話連続投稿です

《古代》

○日ノ本人間


征歩(せいぶ)神皇

 龍の血を引く証として、若干体に鱗が残る神皇。遣瑞使をはじめ真神戦争を終戦させた偉大な王。真教・神祇道どちらにも属さずどちらも見守る神《両義神》として神格化される。実は復活の奇跡を体験しているが、皇族葬送帳の欠点によって、その事実は記されていない。


徳上政子(とくがみのまさこ)徳政太子(とくせいたいし)

 狼型獣人。遣瑞使をはじめ、冠位十二階、十七条憲法などを作り上げた古代の政治家にして、日ノ本真教で初めて真となった人。また、大工に必要な道具を数多作り出したことから、大工の神様として神格化される。男性としてふるまうが、実は女。



・十二人の貴族

 日ノ本王朝建国に尽力した人々の子孫。各々重要な役職を持っており、日ノ本の貴族体勢の先駆けとなる。実は干支十二支のモデルだとか……。


徳上笑季(とくがみのえみき)

 狼型獣人。12人の貴族の一人。《財務庁頭(ざいむちょうのかみ)》であり、政子の祖父であり、政界の怪物。その陰謀の知恵に関しては賢者の石すら上回るとされる。こっそり征歩が戴冠してしばらくは、彼の政治体制をサポートするが、政敵・神盛大来名を追放後引退。穏やかな余生を送り真神戦争前に死去。この時代では珍しい75歳での死亡だったという。


神盛大来名(かみもりのおおきな)

 兎型獣人。12人の貴族の一人であり《宰相》。顔はゴツイおっさんの為、ウサ耳が台無しな人。もともと神祇官寄りだった家系を、たった一人で政治家向けの家系に改変した傑物。征歩の政治に異を唱えるが、政争に敗北し隠居という名の軟禁をされる。真神戦争の神祇道側の大将を務める。負け組臭が漂うが本当はすごい人。


武志黒麿(たけしのくろまろ)

 虎型獣人。12人の貴族の一人。日ノ本初の《征武大将軍(せいぶだいしょうぐん)》。軍人気質な性格で、あまり政治には口出ししない。もとは征歩の戴冠反対派だったが、笑季に説得され征歩に忠誠を誓う。


稲群呉燈(いなむらのくれひ)

 狐型獣人。12人の貴族の一人。神祇道の統轄役である《神祇庁頭(じんぎちょうのかみ)》をしている。賢者の石を盗られたと思い征歩を逆恨みする。神様フェチだが意外と常識人?



・その他


照夜望戸(しょうやのもうこ)

 牛型獣人。女性であるが胸は牛型獣人にあるまじき絶壁。角が生えている。神術の第一人者であり、第一回目の遣瑞使として有名な人。

 ただし変態である。世界最古のBL漫画の作者と言えば、その変態っぷりもわかっていただけるだろう。


智耳豊隆(さとみみのほうりゅう)

 虎型獣人。始まりの遣瑞使にして、瑞にて仙術を学んできた神仙。日ノ本に仙術の思想を持ち込み、異能の発展に尽力した。不老不死研究はしてなかったため56歳という意外と普通の年齢で没するが、陰陽道の神《泰山老君(たいざんろうくん)》として神格を得る。

 望戸の夫である。

 望戸(・・)()である。


粕華菫(かすけのすみれ)

 漆黒の翼をはやした堕天使……。もとい、鴉型獣人。瑞の最果てである砂漠の村で広まりつつあった真教に出会い入門。瑞と日ノ本にその思想を広める。若いころは激しい気性をしていたようだが、真教僧になってからは穏やかな人柄になったとされ、徳政太子に並ぶ聖真(ひじりしん)として祀られている。しかし、意外なことに神術も割と使っていたらしく「教えと利便性は別物」というのが口癖だったらしい。


倉敷奏多(くらしきのかなた)

 黒兎型獣人。とある事情で意識を失っていた呉燈の世話をしていた新人巫女。その後呉燈の身分証明のために都に連れてこられるが、真神戦争の後呉燈と結婚。結婚式では賢者の石に『リア充爆発しろ』というお言葉をいただいた。




…†…†…………†…†…




○瑞

瑞貴(ずいき)

 大陸の大国・瑞の皇帝。長きにわたる動乱を収めた偉大な皇帝。遣瑞使をはじめ、平和が戻ったがゆえに行われた改革は数知れず、後々の王朝が採用した、女性官吏の登用も彼がはじめたものである。中期には妖狐に心を乱され悪政を働きかけたが、遣瑞使たちによってかろうじて回避。その後、仙術や、真教の力を使い国の霊的防御力を上げることに苦心する。


春樺(しゅんか)

 世界初の女性官吏にして、羅針盤を作った優秀な人。日ノ本遣瑞使の受け入れや、瑞における異能の発展研究などに力を貸し、のちに大貴族として瑞貴の側近になるまで出世する。のちの《春王朝》の先祖であるといわれるが、真偽のほどは定かではない。


☆野心家な官吏

 文字通り野心家な官吏。動乱の時代から瑞の皇帝につき従う家来の一人。優秀だが野心が強すぎて、皇帝自身にあまり大きな権力を持たせてもらえなかった。それでもおとなしくつき従っているところを見ると、案外肝っ玉が小さいのかもしれない。


天鐘老君(てんしょうろうくん)

 瑞の異能《仙術》の大家である昆浄山脈の長。不老不死の桃の栽培に成功しており、永遠の命を手に入れた偉大な神仙。ただし……九尾狐にたぶらかされて仙術を教えちゃった、エロジジイである。




…†…†…………†…†…




○日ノ本神格



・雑神

 明石記に記載されなかった外様の神々の中でも、特に力が弱いものたちの名称。


黒天星光夜彦こくてんせいこうのよるひこ

 人型の男神。中二病な性格をした《エロの神》。間違いに非ず。人間が夜に致しちゃう行為の成功と、子宝を恵ませる権能を持っている。思春期の少年少女の味方だが、権能が権能だけあっておおっぴらに信仰する人は少ない。そのためご本人もあまりこの権能が好きではない様子。


倉識執守姫くらしきとりのもりひめ

 亀獣人型の女神。蔵を守る財宝管理の神。歯に衣着せずにいうならバカである。

 しかし防御の権能は強力であり、扉を施錠する鍵の神術のほとんどが彼女の加護のもとに使われる。意外と信仰を受けているため、もう少しで中級神になるのではないかとうわさされる。


☆クサレ神

 人型の美少年神。ただし体から腐臭がする。物を腐らせる腐敗の神様。わりと初期から登場している雑神だが、最近は清酒を造ったり、味噌や醤油を作ったりと大活躍しているらしい。嫁がいる。


其ノ葉薫姫(そのはかおるひめ)

 猫獣人型の女神。お茶の神様であり、日ノ本の茶葉の研究に余念がない。その研究の果てにクサレ神に知り合い、なんやかんやあって結婚することに。猫なのにクサレ神の腐臭に耐えられる凄い人。そして、意外と肉食系……(何がとは言わないが)。



・中級神

 高草原の中央。流刃の社に上り、謁見を許される階級の大きな霊格を持つ神々。そのせいか、基本役人根性が染みついているが、プライベートでは意外と人間臭い一面を持つ。


彩文書姫(あやふみかきのひめ)

 白鷺獣人型の女神。紙に白鷺を書いたかのような特徴的な服を着ている、旅人の神にして伝令神。日ノ本の通信機能を一手に守り、管理する霊格。


暦書符雄神(こよみかきふのおがみ)

 鼠獣人型の雄神。人間上がりの霊格で生前は天才官吏と呼ばれる優秀な男だった。そのため文官の神として抜擢され、大きくなりすぎた高草原の政治機構を改革する仕事を任された。



・災害神

 下手をすれば明石記に記載された神々に匹敵する霊格を持つ荒御霊たち。その本性は巨大な災害であり、ひとたび祟れば国を揺るがす大災害を引き起こす。


金烙火己命(かなやひこのみこと)

 天剣八神の一柱で、火山の化身である三面六臂の猿の姿を持つ神。のちにやってきた渡来人によって冶金の神という属性も与えられ、信仰はうなぎのぼり中。火山噴火を起こすことができ、ひとたび怒り狂えば火山周辺の集落が全滅する。


冷我生山命(ひがきやまのみこと)

 天剣八神であり、万年雪がかぶる山頂に封印された、氷の中のマンモスが本体。凍土の神であることがひろまり、そこからその荒御霊が《冷害》《大降雪》といった、凍土の災害などの神として扱われる。


崩葬守雄神(ほうそうかみのおがみ)

 疫病の災害神であり、後世で出てくる妖怪・《鬼》のモデルの一つと思われる鬼神。額に角をはやし、朱らかとした肌の釣り目の男。怒り狂えば数年単位で、一定地域に死の病が蔓延する。


相誅氏命(そうちゅうしのみこと)

 蝗害の災害神。背中に蝗の羽が生えた美麗な青年。日ノ本では起ることはあまりない蝗害だが、ひとたび彼が怒れば雲霞がごとき蝗が田畑を襲い、日ノ本全体に大飢饉が訪れる。下手をすればその蝗に食われる人間も出るとか……。


地揺腕命(ちゆるぎうでのみこと)

 地震の災害神。ナマズ髭をした恰幅のいい人型のおっさん。もっとも頻繁に起こる災害であるということから、莫大な信仰を得ており、霊格もかなり高い。彼が全力を出せば栄華の象徴である都など、瞬く間に崩れ去るといわれている。


澪満啼女(みおみつるなきめ)

 こちらも頻繁に起こる、洪水の女神。顔を覆い隠すほど長い前髪を持っており、誰も彼女の素顔を見た者はいない。素顔を見たものは洪水に呑まれ遥か海の彼方まで押し流されるとも言われているが、賢者の石は知っているよう。彼曰く、「隠すのがもったいない」だそうだ。発生頻度という要因から、地揺腕命に匹敵する信仰・霊格の持ち主。


降鳴神雷鳥命ふるなるかみらいちょうのみこと

 落雷の災害神。羽毛がすべて雷光でできた、何の鳥かもわからない、鳥型獣人の少年の姿をしている。意外なことにその霊格は中級神程度。発生頻度、実質的被害の観点から、信仰が少ないのが原因。だが、特定個人を祟り殺すことにおいては、他の追随を許さない成功率をほこる神。ようは、祟られた人間に、軽減不可・回避不能の落雷が落ちる。


火掛走冥男(ひかけばしりのくらお)

 火災の災厄神。紅蓮に燃え盛る猫の姿をしており、火災現場を走りながらその被害を広げていく祟り神。とはいえ、火災の理由のほとんどが自然現象ではなく、人的過失なため、防災が簡単であることから、その霊格はあまり高くない。上記の降鳴神雷鳥命とセットで語られることがあり、彼が落雷を落とした場所にも時々現れる。



・12人の鬼神

 霊依産毘売のもとで黄泉の管理運営を行う、12人の鬼神たち。《病み》《痛み》《憂い》《盗み》《殺し》《食み》《狂い》《壊し》《呑み》《堕ち》《終い》がいるとされる。だが12人目は秘匿。誰もその名を語らないが、確かにいる不気味な存在として黄泉では扱われる。圏獄が黄泉を吸収合併した際、全員優秀だったため、圏獄の官吏として引き抜かれた。


☆《病み》=弥美(やみ)

 12人の鬼神の理性と呼ばれる、冷静沈着で気性の穏やかな群青の服を着た鬼神。その腰には剣をさし、言うことをきかない餓鬼を情け容赦なく両断する。基本的には文官体質なのか、霊依産毘売のもとで事務処理をしている。

 名前の通り、《ヤンデレ》を含む精神的に病んでいる人の更生を任されており、割と女性に刺されることが多いんだとか……。

 余談だが、彼の担当した餓鬼の更生率は割と高い……。




…†…†…………†…†…




○真教真格


(シン)・アルダータ=真正仁真

 真教の教祖にして最高神。この世の真理を悟り、世界から外れた存在。実はドM……もとい、修行フェチ。


六落天魔王(ろくらくてんまおう)

 六つの人格を持つ悪神で、それぞれの人格が、人が解脱するのに邪魔な感情=《淫楽》《激怒》《怠惰》《傲慢》《過食》《嫉妬》を誘発させる属性を持つ。修行僧の解脱を邪魔するのが仕事で、真とは仇敵同士。現在は流刃天剣主の手により、その身を四つに裂かれ、力が減衰している。


阿須螺真王(あすらしんおう)

 三面六臂に赤い肌を持つ鬼神。真教の武神であり、意外と世話焼き体質……。真の護衛として各地を飛び回ることが多いらしく、そのせいで気苦労が絶えないとか……。


秘導真王(ひどうしんおう)

 紅蓮に燃え盛る炎を身にまとった、腰掛をまいただけの剣を手に持つ男。こちらも真教の戦闘神であり、真の護衛として各地を回っている。その実力はすさまじく、戦となれば真っ先に飛び出し敵勢力を切り裂く切り込み隊長。ただし酒に弱く、悪酔いしやすい酒乱である。


焔真大王(えんまだいおう)

 身長130糎の、炎の髪を持つ可愛い少女。腰には見た目に似合わぬ無骨な剣と、亡者たちの罪状が記された帳面が下げられており、罪が行き過ぎた亡者がいれば彼女のみが使える《全焼の炎》を使い、焼き払う。本人はこの見た目でのせいで舐められる……。とビジュアルを気にしており、下界での姿絵は大抵ゴツイおっさんとして描いてもらっている。ただし日ノ本は例外。


炎業(えんぎょう)

 快活な性格をした圏獄の高等官吏。焔真の側近。見た目が子供の焔真大王を妹のようにかわいがっており、尊敬の念とか微塵もない。ただし、彼女を守るという信念だけは本物。圏獄の炎を武器に使い戦う彼の腕は、圏獄随一だとか……。


灯鬼(とうき)

 圏獄の高等官吏。焔真の側近。圏獄の炎を従えており、冷静沈着な性格。焔真大王のことをあまり尊敬していない言動を取っているが、べつに本気で尊敬していないわけではなく、見た目子供の焔真大王に敬語を使って話していると、見た目的に危ない気がするから敬語を使わないだけ。

 尊敬はきちんとしています。えぇ、嘘ではありませんとも。




…†…†…………†…†…




○現代


☆魔族の先生

 とある中学校の歴史教師。新米だが歴史にかける熱意はだれにも負けない。そのせいで授業予定が遅れてしまい、学年主任に怒られ続ける日々を送っているが、本人は一向に堪えていない。背中に蝙蝠のような黒い翼が生えている。


☆私

 とある中学の生徒。歴女で魔族の先生によく話を聞きに行く。将来の夢は歴史学教授か?


☆学年主任

 狐獣人。綺麗な金髪とモッフモフの尻尾を持った、メタルフレーム眼鏡が似合う理知的な美女。ただし怒ると怖い。魔族の先生が恐怖する、教育界の阿須螺。単純に世話のかかる後輩を、気にかけているだけなのだろうが……。


☆俺

 黒猫獣人の、歴史学を専攻する大学生。今熱い封獣演義のことを調べているらしく、よくお隣の央国に足を運ぶ。そこで彼はとある大発見をするのだが、最近はそれよりもメル友になった央国の、とある受験生の受験の進捗具合が気になるらしい。

 まだ大学の合格通知が来ないらしいけど、大丈夫かな?


☆央国の女子受験生

 ここで将来が確定するといわれる、苛烈な央国の受験戦争に挑む女子高生。だが、本人にその自覚はないのか至ってノンビリしており、観光兼フィールドワークにやってきた《俺》の耳と尻尾をモフモフすることに執心する変態(モフラー)である。

 まだいける大学は決まってないけど……まぁ、何とかなるだろうと自己完結。

よくよく考えたら、きりよく50部だったのが、人物紹介二つはさんだせいできりよくなくなってしまった……。


 だが俺に悔いはない。なぜなら、小説書くときは設定書いている時が一番面白いから!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ