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38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第4章

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第441話 波乱の結果


 3回戦も2つの会場で同時に行われており、更に蓮さん対アールジャックさんの試合が押したこともあって、他の会場は既に2試合目の途中といった状況。

 気になる試合もあったんだけど、途中から見るのは流石にもったいない気がしてしまうため、3回戦はこの草の深いギミックの会場で見届けることにした。


 次の試合を待ち望む中……。

 医療テントへと向かっていったアールジャックさんと入れ替わるようにやってきたのは、ドレイクさんとゴブリン部隊の古参であるソルジャーだった。


 ゴブリン部隊からはソルジャーのみが参加しており、ゴブリン部隊の中での予選に勝ち上がったうえ、昨日の模擬戦大会の予選もしっかり勝ち上がって本戦出場を果たしている。

 今はゴブリンソルジャーではなく、ゴブリンブラックナイトに進化しているようだけど、名前はそのままソルジャー呼びのまま。


 進化に伴い強くなっているようで、マッシュやブリタニーさんら猛者相手にも勝ち進み、3回戦まで駒を進めているけど……今回はちょっと相手が悪い。

 ドレイクさんはここに越してきてから、年々強くなっているからなぁ。


 時間があれば、龍人族のみんなや獣人族を集めて相撲を取っているみたいだし、体つきが明らかに変わってきている。

 その上、龍化をすれば、体を大きくすることのデメリットである鈍化を打ち消せるのは大きな強みだ。


 ソルジャーには申し訳ないけど、戦う前からドレイクさん勝利だと見ていた中……予想以上に善戦はしたものの、やはりドレイクさんの勝利で終わった。

 前の試合のアールジャックさんもそうだったけど、圧倒的なパワーというのは非常に大きな強みだと思う。


 どこかでアールジャックさん対ドレイクさんを見てみたいと考えている中、次にやってきたのはアシュロスさん対ゼパウルさん。

 私がギナワノスのコロッセウムのオーナーさんと同じく、パワー型がめっぽう好きなのに対し、巨人族の村でのパワー対決に怪訝そうな表情を見せていたアシュロスさんの登場だ。


 対するゼパウルさんは、見たまんま、これまた生粋のパワー型。

 魔族はハイスペックで、魔法も得意とするみたいだけど、ゼパウルさんは一切魔法が扱えないみたい。

 ただ、その分パワーは龍人族に匹敵するものを持っており、去年もそのパワーで会場を沸かしてくれた。


 どちらが勝つのか全く読めない中――意外にも終始圧倒したのはアシュロスさんだった。

 技量面でアシュロスさんが上回っているのに対し、アシュロスさんも龍人族。


 パワーでも負けないと言わんばかりに力勝負でも押し勝ち、会場を盛り上げながら勝利を収めてみせた。

 そして、これにて3回戦も全試合が無事に終了。


 しっかりと強者が残った印象であり、見られなかった他の会場の結果も気になるところ。

 私はすぐに運営本部へと戻り、他会場の結果を確認することにした。


 明日の準々決勝に駒を進めたのは8名で、蓮さん、ドレイクさん、アシュロスさんはもちろん。

 他会場の結果は、ドニーさん、ライム、ガロさん、イリマさん、ジューゾーさんの5名が勝ち上がったようだ。


 順当といえば順当といえる結果だけど、世間的にはフリースさんが1日目で消えたことに衝撃が走ったみたい。

 激闘を勝ち上がった勢いのまま、2回戦も強敵であるマージスさんを下したようだけど、3回戦でドニーさんとの旧友対決に敗北してしまったようだ。

 この一戦は超がつく激闘みたいだったし、ストーリー性も含めて見たかった一戦だったなぁ。


 それから個人的には、ローゼさん、シーラさん、前年度優勝者の美香さんが敗退したのが衝撃的。

 美香さんは師匠でもあるドニーさんに2回戦で敗れ、ローゼさんはイリマさん相手に3回戦で敗退。

 そしてシーラさんはガロさんに負けてしまったみたいだ。


 ガロさんはまぁ……難しいよね。

 シーラさんとは似たタイプだし、熟練度や老獪さを考慮したら、勝つのは至極困難だと思ってしまう。


 ちなみに、クリスさんの推薦選手のもう1人のミルキーさんは、3回戦でジューゾーさんに敗れたみたい。

 2回戦では将司さんを下しているし、ジューゾーさんは本当に何者なんだろう。


 予選のときから気になっていたし、今日の朝も自然と目がいってしまったからね。

 元より敗れてしまったみんなから話を聞くつもりだけど、1回戦でジューゾーさんに負けたジョエル君は早めに捕まえておきたい。


 ということで、1日目の軽い閉会式も終わったところで、私はまずジョエル君の下へと向かった。

 1回戦負けでも元気そうにしており、楽しそうにハリー君と話している。


「ジョエル君、ちょっといいですか?」

「あっ、佐藤さん! 僕、1回戦で負けちゃいました!」

「俺も負けちまいました!」

「試合は見れていないんですが、結果は見させてもらいましたよ。ハリー君はドニーさん、ジョエル君はジューゾーさんと戦って、両者共に3回戦を突破していましたね」

「そうなんですよ! 運が悪かったって話を丁度ハリーとしてたんです!」

「ドニーさんは強すぎだな! 俺、あんなづえー人と戦ったことなかった!」


 まぁドニーさんは誰が見ても強い人。

 ただ、私が気になっているのはジューゾーさんについてだ。


「ドニーさんはそうですよね。ジューゾーさんも強かったんですか?」

「んー? んー……。分からないです! 負けたので強いと思うんですけど、絶対に勝てないって感じではなかったと思うんですけどね! でも、3回戦を突破してるから……強いんですかね?」

「いや、私に聞かれてましても……」


 何とも煮え切らない答えで、強いのか強くないのか分からない。

 直接戦ったジョエル君に尋ねたのに、判別がつかなかったな。



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