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M・C・O 植物好きの道草集め  作者: 焦げたきなこ
第1章 豊穣の村
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18話 龍眼とスキル取得の違い

割と違う異転人と現地人のスキル取得。

先日週間SFVR連載ランキングで5位に入っていました!ありがとうございます!


 魔力は目に見えるのだろうか?真剣な顔をしたモルトから出てきたのはそんな言葉だった。


「魔力が目に見えるかですか…そうですな。一応は可能です」

「名前そのまんまだけど魔力視ってスキルがあるね」

「本当ですか!ならそれを使えば」


 モルトはまた考え込み始めたが、その視線はウィンドウに注がれたスキルに注目している。


【龍眼:竜人族が持つ魔眼の一種。魔眼はその名の通り魔力への親和性が高く、眼を使うスキル及びギフトの効果を向上させる。中でも土龍人が持つ龍眼は自然物への能力が高い】


 チュートリアル時に取得した種族スキルだった。何気に専用の説明文になっている。

 思えば魔力草を簡易鑑定した際に項目が増えていた気がしたけど、これが原因だったのか?なんにせよ今は非常に有難い。これなら魔力視ってやつを取得すれば効果は上がるし、魔力への親和性も高いって書いてあるから解決の糸口ぐらいにはなるんじゃないか?


 しかし

「あー、モルトや。何をしようとしているのかは何となくわかったけど、難しいんじゃないかねえ」

「え?」

そうウィーツに言われ、思わずウィンドウから目が離れるモルト。


「魔力視はウィーツが話しておりました珍しいスキルになるのですよ」

「珍しいスキルですか…」

 そういえば先ほど魔力の動きがわかるスキルがあるけど珍しいって言っていたけど、魔力視がまさにそうなのか。

 試しにスキル一覧を調べてみるとNEWの表示とともに魔力視が追加されていた。

 これって話を聞いたから追加された感じなのかな?そうなるとこのゲームのスキル取得って結構面倒だな…そしてポイント消費5ってたかっ!確かに珍しいというかレアなスキルかもしれないな。


【魔力視:敵の魔力の動きや、物に魔力が含まれているかがわかる。魔力罠を視認できる】

<スキルポイントが足りません。レベルを上げてください>


 やけにシンプルな説明だな。運営の手抜きか?ただ、なんで魔力罠?

 もしかしてスキル説明にも簡易鑑定と龍眼での追加説明が適用されているのか?割と便利だな…そしてこれもまた面倒だな。


 黙り込んで考えているのをどうにか出来ないかと悩んでいるように見えたのか、フォルクが口を開いた。

「他にも感覚系のスキルでも魔力を感じることはできますが、そちらも珍しいものでして」

 魔力の感知…そういうのもあるのか。追加で情報が聞けそうだと顔を上げる。

「あたしたちじゃもう取得できないスキルなのさ。レベルもかなり上がっちまったからね」

「ああ、ここのモンスターたちはレベルが低いんでしたね」

 そうなると経験値が足りなくてレベルアップによるポイントも手に入らないか…ただ俺ならまだレベル1だからなんとかなるな。


「それにもしレベルが上がっても魔力視は取得出来るかわからないからねえ」

 レベルアップのポイントって1とか2だけなのかな?


「ええ、こればかりは神々の思し召しですからね…もし誕生日にレベルが上がっても、ウィーツならば農耕系の何かではないかね?」

「だろうねぇ」

「うん?」

 農耕系のスキルと誕生の日?どういうことだ?


「レベルアップの時にポイントを取得して選ぶんじゃないんですか?」

「なんだいそれ?」

「いえ、レベルが上がる時にそれまでの行動にあったスキルが与えられるのですが…」

「存じ上げませんな」

 これってもしかして、スキル取得の条件が違うのか?

「ええと…」


 試しに先ほど調べて分かったスキルの取得方法を話してみたら、全く知らないらしい。どうやら異転人と現地人だと本当にスキルの取得に違いがあるようだ。

 更に初期ポイントでのスキル取得というもの自体もないそうで、5歳になると両親のスキルを幾つか受け継ぐ形で取得する。その後は、自分の行動でレベルアップ時のスキルが変わるそうだ。

 そして、誕生日に確率でレベルが1上がることがある。ただ、高レベルになると確率がかなり下がるので運が良ければって感じだそう…だいぶ俺たちプレイヤーと違う。


「まさかこんなに違いがあるとは…ジョブの取得は変わらないということは伝わっておりましたが」

「最初に出会ったシーズという妖精は、普通に初期ポイントと話していたので同じものかと思ってました」

「ああ、妖精は過去に何度か異転人を案内していたのが居るそうだからね。その時のが共有されているんじゃないかい?」

 だからシーズは知っていたってことか。そういや物凄い伝言ゲームで任されていたんだったな…その時に何か抜けが…いや、自分たちの取得方法とかなんて教える必要ないのか。


ついでにとギフトについても聞いてみたところ、選択出来るのは同じだが10歳と15歳の時に1つ選んで覚えるという形だそうで、稀に生まれた時から1つ持っている事があるそうだ。ゲーム上の仕様だけど、ちゃんと設定が盛り込まれているのが凄いな。


「いやはや、認識の違いとは恐ろしいものですな」

「けど、そのお陰で希望が見えてきたかもしれないね!魔力視はその取得可能なスキルにあるんだね?」

「はい!先ほど教えてもらったときに出てきました。ただ、今はポイントを持っていなくて…」

「となるとまずはレベルを上げていくってことかい。そこらへんはあたしたちと変わらないねぇ」

「ですが狙ったスキルを取得できる…これは本当に何とかなるかもしれませんぞ!」

 興奮した動きで立ち上がりそう話すフォルク。今までどうしようもなかった所に希望が見えてきたのだ、誰だってそうなるだろう。


「おまえさん落ち着きな!」

 バンッ!


 落ち着かせるレベルではないぐらいの速度で、隣に座っていたウィーツがフォルクの体の側面を叩いた。

「ゴハッ!…だから力を籠めすぎですよウィーツ」

 横に吹っ飛び床に倒れているフォルク。

「悪かったよ。あたしも昂っているのかねえ…」

 恐らく平常運転だと思われます。

所々で現地人との違いやらを話の中に色々捻じ込んでいきます…

簡易鑑定もないと、魔力視はただ魔力が見えるって説明だけになります。さらにシンプル!


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