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M・C・O 植物好きの道草集め  作者: 焦げたきなこ
第3章 村の宴会
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150話 回復と使い道

つい先日、とうとうPV数が100万を突破いたしました!ありがとうございます!

 いやいや、何しれっと人が死ぬようなものを混ぜてるんだ運営よ。しかも誤食の可能性とか書かれてるし…確かに若干色が違うかなってぐらいの違いしかないけどさ。

「あれ、やけに紫のトマト達がないなと思ったらモルト君が分けておいてくれたのねー」

「ええまぁ…色別に鑑定してみたら毒って書いてあったんで」

「助かるわ!1つ1つ分けるのって地味に大変だから!」

『んむっ!』

「ああ勿論フェルちゃんにも感謝よ!これは危ないからって違う籠にした方がいいって教えてくれたものねー」

 頭を撫でられながら嬉しそうな顔をしているフェルの手元には黒いトマトが……いや、あれも死毒トマトなのか?稀だって書かれていたのに2個もあったのかよ。


「はぁ~癒されるわ。お母さんの手伝いで疲れていた体が急速に回復していく気がするー」

「多分勘違いなのでちゃんと休んでくださいね」

「そうしたいけど、お店のだとお母さんがお風呂に入る以外は寝ずに料理をしているし、家だとお父さんが変な笑い声をあげながら何か作ってるのよ…休む場所がないの!」

 想像以上にカオスな状況に置かれているな。


『…ん』

「本当!?ならぎゅ~ッとさせて貰うわ!」

 可哀そうなので少しは協力するとフェルが言ったら、首が締まらないぐらいの力で抱きしめ始めた…疲れているのもあるんだろうけど、力加減がちゃんとしているな。流石に何度もあっているから慣れたのか?

『む~』

「お前が言ったんだからあきらめて受け入れろ」

『うー』

 顔をこちらに向けて助けてくれと言ってくるが、別段危険が迫っているわけじゃないんで放置だ…こういう協力をしたいわけじゃないんだけどと不満げだが、プラシーボでもピリンさんが回復するというのだから悪くないだろう。ただちょっとハグの時間が長いな?


「ピリンさん?」

「もうちょっとー」

「遅いとパネットさんに怒られるん「さぁ続きをやって行くわよ!今度は果物だからフェルちゃんもちょっとぐらいなら味見しても良いわ!」…」

『あぅ』

「辛いのはないけど、お母さんがバーンベリーを使った料理を試作していたから宴会で存分に食べられるわよ!」

『んむ!』

 なら早く行くぞとピリンさんを引っ張り果樹のあるエリアに移動を始めた。さっきまで不満げな顔をしていたのに自分の好きなものが待っていると分かったら急に元気になったな……そして顔は見えんけど手を引かれるピリンさんから幸せオーラが溢れてる――――この場も十分にカオスだ。


「……あ、この毒トマトたちどうすりゃいいんだろ」




『ふ~ぅ』

「汗をぬぐうんじゃない。野菜畑からそんなに離れてないだろうに」

『んむぅ』

 何、人を引っ張りながらだから疲れたと?う~~ん、この距離で疲れるとは流石スタミナが少ないだけはある。それだけパネットさんの所で食べた料理が気に入ったんだろうけどさ…流石にもうクルスキは持ってないよな?持っていたとしても先頭の時に粉々になっていただろうし。


「ピリンさーん!」

「なーにー?」

 幸せそうにフェルに引っ張られていたと思ったら、鮮血ネギの採取が足りなかったのに気が付いて1人で後ろに戻ったピリンさんに声をかける。やけに声が近いなと思ったら丁度収穫が終わってこっちに近づいてきてたのか。


「この毒トマトたちってどうすりゃいいんですか」

『んむ』

 フェルと2人して死毒トマトを取り出してピリンに見せる…フェルよ、ポケットにそれを仕舞っておくのは危ないからやめな?中で割れたら大変なことになるぞ。


「あー…少しはお父さんが使うだろうけど、その黒いのは1つだけで良いわね」

「え、プロングさんが使うんですか」

「そうよ?紫のトマトたちって栄養素が物凄く多いから毒になっているのがあるみたいで、それをうまく調整すれば薬に出来るらしいわ」

『おー』

 フェルも驚いてるが俺も驚きだ。まさか過剰に栄養が含まれているのを利用して逆に有効に活用するとは……俺はこのトマト達の使い道はモンスターたちに戦いの最中に食わせて弱らせるってぐらいしか思いつかなかったよ。考えてみれば錬金術があるんだから成分の抽出で好きに弄れるんだよなぁ。


「うん?となるとこの黒いのは何に使うんです?」

 鑑定結果が栄養素じゃなくて完璧に毒って書かれているやつなんだけど…

「ゴブリンやオークに使う毒物として使うらしいわ」

「2つとも渡すんで俺にもそれ作ってくれないかお願いできませんか」

『おぉ…』

 何だねその目は。ゴブリンどもを倒す道具はいくつあっても困らんだろう?

く、果物にたどり着かなかった…次回出てきます。それにしても、相変わらずゴブリンへのヘイトが凄い。


因みに現実のトマトの毒成分であるトマチン及びトマチジンは認知改善や抗うつ効果などがあったりと割と研究されている成分だったりします。


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