表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
M・C・O 植物好きの道草集め  作者: 焦げたきなこ
第3章 村の宴会
155/177

142話 モチーフと忘れていた物

あけましておめでとうございます!今年もモルトたちの道草道中の様子を見守って頂けると幸いです。

 フェルの書いたアクセサリーの説明図?をよく見るとそこかしこに線やよくわからない記号みたいな物があったりするし、マジで意味は無いんだな。別に何かを囲ってるわけでもないし…そりゃこれは何だっけとかになる訳だよ。

「んでこれは、花か?」

『ん!』

「どうやらそのようですね」

「でも一体何の花だい」

『ふぇぅ』

 ん?自分だって?……なんのこっちゃ。


「いや、この柄は見覚えがあるな」

 少しギザついた5つの花弁に根本付近の蝋燭の火みたいな模様、そんでおしべやめしべたち。というかこの花だけやけに上手いな?黒ペンで書いたものだから一色なのが残念だけど、まるでいつも見ているみたいな感じがする――あ

「まんまゴジアオイの花じゃん」

『んむ!』

 フェルが椅子の上に立ち上がり自身の服を見せつけてくる。そうそうこの花…そりゃ自分自身みたいなもんだし上手く描けるか。


「ああ、確かに似ているね!」

「成程、自身の印を付けておきたいということですか。服の柄の物はいくらかデフォルメされておりますが、特徴は同じなので間違いないでしょう」

 ほうほう自分の物に名前を付けておくのと似たようなもんか。どうやら腕輪にでかでかと細工しておいてほしいらしく、でかく丸が書かれているからもしどこかに落としてしまったとしてもすぐに分かるだろう。そもそもそんな外れる事態が起こるのかは知らんけど!


「後は俺のやつみたいに蔦みたいな装飾と…これ高くなりそうな気がするぞ」

 俺の手持ち3000セルぐらいしかないんだけど大丈夫だろうか?これから色々と旅の準備をしたいんだけど、購入するものを減らすかグレードを下げるしか……いや採取道具や農具たちに妥協は出来ん!どうにかしてお金の捻出をするしかないが、プロングさんは作業をしてるから買取の相談とかも出来なさそうだしなぁ。

『う?』

「大丈夫大丈夫。ちゃんと注文通りのやつを依頼するって」

「依頼をしても、ピリンから作らせて欲しいなんて言っていたからお金を取らないかもしれないねぇ」

「え」

「あり得る話ですな。職人が是が非でも作りたいと思った者に対しては報酬を取らないというのは往々にしてあるものですから」

「気概みたいなもんですか?」

「それもあるけど、樹妖精の種皮片なんて言う妖精関連の中でもかなり珍しいものを扱うことが出来るんだからね!逆に追加で何かを渡してくる可能性だってあるさ!」

 そんなに良い物なのかアレ…正直数がありすぎて暫くマジックバッグの肥やしになるかと思っていたんだけど、しかるべき人とかに売れば今の懐寂しい状況から脱却できるか?


「ただ、今売れる人はプロングさんかピリンさんなんだよな」

『んやーぅ』

 うん、そうだな。売るって言ったら凄いことになりそうだからやめておこう。


「あ、そうだ」

「どうされました?」

「いえ、フェルをテイムした時にもアイテムを受け取っていたなって」

 すっかり忘れていたけど丁度称号品の整理をしていたってのと、フェルの服とあの時と同じ笑顔を見てようやく思い出したわ…フェルは頻繁に笑っているってのは良いことだから置いておこう。


『ふむ?』

 アイテムとは何のことだと首を傾げているけど、今さっきまで紹介していたじゃないか。

「って、フェルはそれを描いてたから樹液採取セットぐらいしかちゃんと見てないのか…えーっと、このスクロールと今俺がつけてるネックレスがそうだな」

『おー!ごぅ!』

 そうそう、あの憎きゴブリンを狩りまくった結果手に入った物だぞ。スクロールは…まだ使わなくてもいいかな?どうせならレベル10になってジョブが決まってからの方がいい気がする。


「それでこれがお前を仲間にした時のやつだ!」

『おおー!!……んぬ?』

 モルトがウィンドウを操作してテーブルに現れた物に対して、最初は興奮していたがすぐになんだこれと首を捻りだすフェル。それに対して出現させた当の本人はというと。


「……なんだこれ?」

 同じようにテーブルに出現した大き目の布のようなものを凝視していた。

スクロールはエリクサー症候群にはならないのでご安心を。

正直年越し蕎麦やらをやろうかと思っていたのですが、クリスマスSSともう一つの物語に時間を持っていかれました…


ブックマークや評価を頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ