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苦い薬はよく効く薬だ(4)

 プアールは次々とカゴから荷物を取り出すと、優子の前に並べていく

 ブリーフ30枚セット

 megazonオリジナル洗顔セット

 megazonオリジナル化粧水

 megazonオリジナル保湿クリーム

 megazonオリジナル日焼け止めクリーム

 バストアップ真空ポンプカップ

 バストアップサプリ120日分

 バストアップ用ストレッチポール


「ちょっと優子さん! これ何ですか! 全部関係ない物ばかりじゃないですか!」


「何言っているのよ! スクールバックが使えない今、必需品よ! 必需品! いつ買えるか分からないんだから、今のうちに買っとかないといけないでしょ!」


「こんなことしているから、ネットの接続時間がぎりぎりなんですよ!」

「いいじゃない。ちゃんと購入できたんだから」


「もういいです……こちらに受取のサインをお願いします」


「はいはい……ところで、プアール、あんた、アイちゃんにぶつかった時、何しに来たの? あの時はまだ注文してなかったでしょ」


「そうでした! そうでした! 今回来たのはそれが目的だったんです」

 受取書を大切にポシェットの中にしまうプアールの頭に、またもやアイちゃんがガシガシと噛みついていた。


「一体何なのよ? 大体プアールが来ると、ろくなことが起きない気がする。実際にアイちゃんゾンビになったし……」


「いや……これは、私のせいじゃないですし……えっとですね。次の町のパイオハザーで『女神と転生』のサブイベントがあるんですよ。それを優勝すると大量の経験値と報酬がゲットできます」


「そんなことを言うためにわざわざ……?」


「いえ、これは、担当女神と協力するタイプのイベントで、優勝すると私たち女神にもボーナスが出るんです!」

 目が円マークに変わっている。


 ははぁんそれが目的ね。


「でも、私、それに参加するって決めたわけじゃないわよ?」

「何言っているんですか!レベル1の優子さんが、一気にレベルアップするチャンスですよ!」


「大丈夫よ! 私の近くには大量経験値の塊がいるんだから、いざとなったらそいつをゴツンと!」

 ゴツン!

 優子の頭にげんこつが落ちた

 いたぁァァい!


「誰にゴツンだ?」

 優子の後ろにヤドンが立っていた。そしてもれなくムンネも引っ付いている。


「ヤドン! あんた隣町のパイオハザーに逃げたんじゃないの!」

「いや、待っててもお前がいつまでたっても来ないから、宿代も払えないしな。だから迎えに来た」


「そんなの自分で払いなさいよ!」

「だって、俺の金は俺のものだろ。なんで使わないといけないんだよ」

「自分の宿代でしょ!」


「それより、さっきの話面白そうだな、もうちょっと聞かせろよ」

 興味を持ちましたね! プアールがにやりと笑う。


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