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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2018年上半期に作ったもの
65/514

「……ね、」(微ホラー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


横断歩道で信号待ち、道路の向こうに二人連れがいる。

女性が一人、その隣に彼女のスカートを掴んで見上げ、喋り続ける女の子。

「……ね、……ね」と辿々しく語りかけている。


信号が変わって歩き出す。

すれ違う瞬間に甲高い声。

「おまえはしね」

振り向いた時には女児は消え、女性が去っていく背中だけが見えた。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2018/02/17(土) ジャンル:微ホラー

小さな子の声は聞き取りづらくて、近寄ってみると、何だか思っても見ないことを言ってたりすることがあります。

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