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探偵のピグマリオン(ヒューマンドラマ)
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「それはケータイが……!」
叫んだ途端、敬吾ははっとした。
探偵はさっき言ったのだった。
犯人はスマホでなくガラホを使っている希有な人物だ、と。
疑いの視線を一身に浴びながら、着信音が鳴る。
ひび割れたピコピコ音は、明らかに現行のスマホから数世代前のサウンドだ。
黒い携帯電話を取り出した敬吾の手首に、がしゃりと手錠がかけられた。
敬吾の抗弁に先だって、既に部屋を去りかけていた探偵が、耳許で囁く。
「自分は犯人なんかじゃない、と告げたところで無駄ですよ。社会は安心を求めている。悪人のいない世界、理想の体現。そう、推理もまた一つの正義の罠、という訳です」
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2020/10/19(月) ジャンル:ヒューマンドラマ
『三題噺のお題メーカー』https://shindanmaker.com/58531 からのお題です。
名無しのXは「音」「ケータイ」「正義の罠」を使って創作するんだ!ジャンルは「ミステリー」だよ!頑張ってね!




