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手のひらの一滴  作者: 狼子 由
2019年上半期に作ったもの
319/514

庭の怪異(微ホラー)

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


松林は今朝も霧雨に煙っている。

突き出した枝に溜まった水滴が、ぽたり、垂れ落ちた。

君の頬を流れ、襟元へと落ちていく。


水を吸って重みを増した紅い振袖。その袖先から覗く、白い指。

長い袖が揺れもせず持ち上がって、手招きした。


格子の向こうの影に気づかぬ振りで、僕は黙って窓辺を離れる。

呼ばれているのは僕じゃない、僕に流れる古い血だから。


●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


2019/02/24(日) ジャンル:微ホラー

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