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神様幼女(微SF)
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道端で幼女が、一生懸命に何か書き付けている。
白墨の落書きを、微笑ましい思いで肩越しに眺めた。
拙い手では、書かれているのが文字だか絵だかも分からない。
「何書いてるんだ?」
「まにゅあるー」
「……マニュアル?」
何かのごっこ遊びだろうか。
幼女の指が白墨を置き、書かれている文章を示す。
「おにーさん、ダメだよ。道で会ったらちゃんと『めうるま』って挨拶しなきゃ」
「ああ……」
そう言えば、まだこの子に挨拶もしていなかった。
笑いながら答えた。
「そうだね、ごめんごめん。めうるま」
「うん、めうるま!」
なるほど、子どもだもんな。
マニュアルって名前で、こうして当たり前のことを書いてるだけなんだろう。
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2018/08/05(日) ジャンル:微SF
すごい加筆しました。これは140字を見誤ったパターン。




