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#7 耐震

そして次は、4人全員で僕の股間とお腹を5分ほど殴られていくと姫川さんがこう言った。



「次は、お尻と両足を殴っていこう! 」



すると今度は、4人全員で僕のお尻と両足を殴られていき、身体中痛くなっていた。



そして最後に松田さんが止めをさす。



「なかなか手を出して来ない奴だな!だけどこれでさすがに手を出してくるだろう」



「何、するつもりなんだよ」



「何って口元を狙って殴り飛ばすのさ! 」



すると松田さんは、止めの一撃に僕の口元を狙って力強く殴り飛ばしてきて僕は、軽く頭を撃って倒れるのを確認すると姫川さんがこう言った。



「さすがにこれで手を出して来るだろう」



しかし僕が手を出してくる様子が無いため、松田さんは驚いた表情をしながらこう言ってきた。



「どうしてあんたは、私たちがここまで殴ったり蹴ったりしたのに、なんで全く仕返しをしようとして来ないのよ」



「それは、4人が本当は、かわいい女の子だと思ってるからだよ」



僕がそう言うと、松田さんが恥ずかしそうにしながらこう言う。



「い、いきなり何言ってるんだよ!キモいんだけど」



「だって本当に悪い人なら、かわいい下着を履かないと思うし」



「あんた、私たちのパンツを覗いたのか? 」


「そんなことしないよ。ただ蹴られてる時に見えたんだ。その時に本当は、みんなかわいい女の子なんだって確信したんだ」



「どんだけエロいんだよ」



「それに髪型は、みんな金髪とかじゃなくて普通だし」



すると姫川さんが悲しそうな表情をしながらこう言ってきた。



「でももうあたしたち、普通には戻れないんだよ」


「どうして戻れないのかな? 」



「万引きはしてる上に暴力を結構色々やらかしてしまったから」



「大丈夫だよ!まだ人生は終わったわけじゃないし、僕がみんなをかわいい女の子に変えてやる! 」



「な、何を言ってるの?あたしたちは、悪女なんだよ。それに口元から血が出てるよ! 」



すると松田さんが、顔を赤くして、いきなり近づいてきて何も言わずに舌を出しながら僕の口元を舐めていく。



「ち、ちょっと松田さん… 」



「あんたいつまでそう呼ぶつもり? 莉乃で良いわよ」


「それじゃ莉乃、いきなりどうしたんだよ」



「血が出てから舐めてあげて止めてあげようとしてるんだけど」



「やっぱり莉乃は、かわいい女の子じゃないか」



「バカじゃない!紗綾、彼をプレハブ小屋に案内してあげて! 」



「うん、分かった」



そして僕は、プレハブ小屋の入り口まで連れていかれると、莉乃がこう言ってきた。



「ちょっと中に入ってくれない?話したいことがあるから」


「うん、良いけど」



僕がそう言うと莉乃がプレハブ小屋の入り口を開けてくれて入ろうとすると、部屋の中が、恐ろしい状態になっていた。


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