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#19 本当にあのときは

 莉乃の話を聞いて僕は、自分が思ってることを正直に話す。



「周りからみれば僕は、かなりバカな男だと思うだろうね。だけど僕は、莉乃と由衣と桜と紗綾の4人が完全な悪い人には見えなかったから、4人の本来の姿を見ることが出来たら良いなって思う気持ちもあったから。だから僕は、莉乃たちから離れずにしつこく粘り強く何度も近づいていったんだよ」



「そう考えると私たちは、本当に大輝に救われたんだなって思う」



 すると紗綾もツンツンしながらもこう言ってくれた。



「しつこすぎるのは、どうかと思うが決して悪い人では無さそうだからな」



「紗綾、そう言ってくれてありがとう! 」



「べ、別に誉めてるわけじゃ無いんだからねっ」



 こうして僕は、莉乃と紗綾の昔の辛い話を聞くことが出来たのであった。



 その後、4人はバイクに乗って運転もしなくなり、あっという間に1週間ほどが経過する。



 すると学校が休みである日曜日に、僕が外に出掛けて公園を散歩してると、いきなり由衣が笑顔で話しかけてくれた。



「あっ、大輝じゃない? 」



「由衣、ここで逢うなんてビックリだよ」



「うちもビックリしてる!大輝、ちょっとだけ一緒に遊ばない? 」



「うん。良いけど、何で遊ぶのかな? 」



 すると由衣が恥ずかしそうにしながら黙って僕を女子トイレの中に連れ込んでいく。



「それじゃ、ケツ出してくれる? 」



「由衣、ここ女子トイレだよ!これはさすがに困るから! 」



「うちが責任持つから大丈夫! 」



「大丈夫ってそれにおしりを出して何するの? 」


「お互いの生のおしりを当てて遊ぶの。別にエロいゲームじゃないわよ! 」


「確かにえっちな行為にはならないだろうけど… 」



「それじゃうちからおしり出していくから、ちゃんと見ててね」


「見ててねって言われても困るんだけど… 」



 由衣は、素早くスカートとひつじ柄の下着を脱ぎ捨ててから見せつけてくる。


「大輝、うちのケツどうかな? 」



「思ってたより大きくてすごくかわいいよ!でも本当にえっちな行為にならないのかな? 」



「大丈夫だよ!だってうちのマンゴーと大輝のバナナをくっつける方じゃないからならないわよ。それより大輝も早く、ケツ出してよね! 」



「分かった。今から僕もおしり出していくからね」


 そして僕は、言われた通りにズボンと下着を脱いでおしりを出していくと、由衣がガン見してくる。



「カッコいいおしりしてるんじゃない! 」



「そんなことないよ。それにアザがまだ残ってるし」



「大輝、本当にあの時はごめん」



「もう良いんだよ。それにしても由衣のおしりってグラビアとかの写真集として出したら、すごく人気出そうだと思うよ」



 僕がそう言うと由衣が、顔を真っ赤にしながら言ってくる。



「そう言ってくれるのは嬉しいけど、うち、大輝以外の奴に自分のケツを見せる予定なんて一切ないから」

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